「写真に込めた想い」リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
写真に込めた想い
何が彼女をあそこまで戦場に駆り立てたのか。
本作の主人公は実在の人物、モデルから戦場カメラマンに転身した女性だ。長い一生の中で、恋人との出会いから終戦までの比較的短い期間が映画になっている。
彼女が写真を撮り続け、戦場に拘り続けた背景には,最後の方で少しだけ語られる生い立ちにあった。戦場という人間の愚かさや悲しさが浮き彫りにされた場面を写真に収め,世界に知らせる事は,彼女にとって必要だったのだ。
ホロコーストのリアルな写真,戦場の傷ついた兵士達、人が生きるという事の重みを彼女の瞳がそのまま写し出されて写真になっているんだろう。
良い映画でした。
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