劇場公開日 2025年5月9日

「ケイト・ウィンスレットさんの演技に圧倒される、骨太の社会派ドラマ」リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ケイト・ウィンスレットさんの演技に圧倒される、骨太の社会派ドラマ

2025年5月10日
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鑑賞方法:映画館

主人公リー・ミラーさんはアメリカ人女性でモデル、その後写真家となり第二次世界大戦中のヨーロッパで従軍記者として命懸けで悲惨な戦場を撮り続けた実在の人物で、2024に話題になった傑作『シビル・ウォー アメリカ 最後の日』(2024)でキルステン・ダンストさんが演じた主人公のモデルになった人としても広く名が知れ渡りました

そんなリーを演じた本作のケイト・ウィンスレットさんがとにかくすばらしい、持ち前の美貌を一切封印しリーの激動の人生を荒々しくエネルギッシュ、そして時にとても繊細でエモーショナルに演じる彼女の圧倒的な演技に惹き込まれ、2時間弱があっと言う間でした

映像もとても格調が高く重厚感があり素晴らしかった
舞台となる第二次世界大戦中のイギリス、フランス、ドイツでの壮絶な戦場が再現され、ハイライトとなるリーがその後PTSDに苦しむ事になるホロコーストの描写は生々しく目を背けたくなる凄惨さ
そしてポスタービジュアルにもなっているヒトラーの自宅の浴室での撮影のくだりなどがとてもリッチな映像で惚れ惚れしました

製作総指揮から主演までを務めたケイト・ウィンスレットさんの渾身の本作はリーの生き様ともオーバーラップし素晴らしい傑作として仕上がっていると思います

Jett
トミーさんのコメント
2025年5月10日

ポスタービジュアルのシーン、軍靴の泥を擦り付けて脱ぐところとかそうだったんだろうと再現度が凄いですね。
モデル仲間にしなだれかかる所は仲間が圧死しないか心配になりました。

トミー
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