「ジャッキー・チェン再び!懐かしさと新しさが交錯する和洋中折衷の舞台🎭」ベスト・キッド レジェンズ ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー・チェン再び!懐かしさと新しさが交錯する和洋中折衷の舞台🎭
ひと言でいうなら、本作はジャッキー・チェンをひたすら愛でる映画です。昭和世代のワタシにとって、若かりし日のカンフー香港俳優といえばジャッキー一択。
プロジェクトシリーズでの軽快な音楽と、見事な肉体・アクションシーンは脳裏に染み付いています。
久しぶりに教祖に会えた喜び、それがこの映画の最大の魅力でした。
正直、元祖『ベスト・キッド』の内容はうろ覚えで、オマージュを完全に楽しむには事前復習がベター。
ただ、1984年のオリジナル版で主人公ダニエルを演じたラルフ・マッチオと、2010年のリメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンが共演を果たし、今回先生として登場する展開は胸アツです🤩
映画は、ミヤギ空手(和)+カンフー(中)+舞台はニューヨーク(洋)という折衷世界🌍
時折聞こえる日本語らしき掛け声に「はっ」となった次の瞬間、ブルースリーを思わせるカンフー蹴りが炸裂。とはいえ、舞台は日本でも中国でもない、大都会ニューヨークという少し不思議で独特のハーモニーを生み出しています。またラストの超高層ビルの奥上でのファイトは、まるでリアルファイナルファンタジーを思わせる舞台で、主演リーを演じたベン・ウォンのキレのあるアクションも見どころです。
しかし、お国変われど、
「武道に通ずる心はひとつ」
人生で大切なこと。
それはー
戦う価値があるか、ないかだ。
常にバランスを心がけ
完璧なイメージをもち
そして最後は、
自分自身を信じること
ベスト・キッドシリーズでは、
その内容と共に、数々の人生訓を教えてくれる。
その言葉を噛み締めながら
映画を鑑賞するのもオススメだ。
熱心に復習したあなたは、
随所に散りばめられたオマージュを探しながら観ると、より一層楽しめます。
久しぶりにスクリーンで出会えた教祖ジャッキーに、ただただ感謝🙏
武道ファン、特にジャッキー愛好者なら必見の一本です。
