Mr.ノボカインのレビュー・感想・評価
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あっちのイーサンもこっちのネイサンも不死身
日頃からこちらで親しくしさせてもらっているレビュアーさんの高評価レビューを読んでその存在自体を知った本作。
最近は少し気になる作品があっても「まぁ来週でいいか…」と先延ばしにしているうちに平日昼間に1回きりの上映とかになって観に行けなくなってしまう事が多発していたのと、本作に何やら非常に興味が湧いたことで「暑いし外でるの面倒くさい…」とつい思ってしまう自分をいましめて早速観に行ってきました!その結果大変満足した訳でして、今回は魅力的なレビューで本作を紹介してくださったレビュアーさんへの感謝と共に書いていきたいと思います。
デニス・クエイドとジャック・ニコルソンの息子が激突する本作……例え親父たちの競演だったとしても果たして見たい組合せだろうか?まぁ特に思い入れがない人でもマイケル・キートンとアンディ・ガルシアが激突した「絶体×絶命」(98年)くらいには見たいかな?って程度の組合せのような気もしますが、しかし最近は2世俳優を見るのが密かな楽しみである私にはドンピシャなキャスティングだったのです! (個人的な注目株はカート・ラッセルとゴールディ・ホーンの息子:ワイアット・ラッセルと、イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘:マヤ・ホーク!)
生まれつきの疾患により痛みを感じない体を持つ主人公という斬新なアイディアの割に、映画の冒頭からそんな主人公の生活や人となり、その他の登場人物の紹介を過不足のない、程よい塩梅でこなし、後の展開のための前振りもしておくという非常に基本に忠実で堅実な作りの本作。その奇をてらわない姿勢のおかげで作品が非常に見易く仕上がっており好印象です。やっぱり基本を疎かにしてはダメですよ!
自身の疾患のために地方信用金庫の副支店長ながら引き籠もりがちな主人公:ネイサン。友人は実際には会った事もないオンラインゲーム仲間の自称ジェイソン・モモア似だけという孤独な彼がやっと出逢った恋人。これでようやく彼の人生も華やぐかと思われた矢先に、なんと職場に強盗が押し入り愛しい恋人が連れさらわれてしまったのです!掴みかけたささやかな愛のために奮闘するネイサン。痛みを感じない事をいい事に常人では成し得ない戦いを繰り広げる様は「ゾンビ・コップ」(87年)さながら。本人は涼しい顔ですが見ているコッチは思わず目を背けてしまうシーンの連続!私はスプラッター描写のありそうな映画はご飯が美味しくなくなるので極力避けていますが、本作はそのポスターのコミカルさからは想像できないくらい飯マズシーンの連続です。ところが当の本人のアッケラカンとした様子との落差で妙な可笑しさが込み上げるという不思議な感覚。まぁそれにしても作品の雰囲気の割には驚くほど死人が出る映画です…。
いくら痛みを感じないとはいえ元特殊部隊でもCIA諜報員でもなければ、セガールやヴァンダム、ステイサムが演じている訳でもないネイサンがここまで戦えるものなのか?という気もするのですが、体の痛みは感じなくても心の痛みはしっかり感じるネイサンが、その痛みを乗り越えて一つの愛のために戦い抜く姿が胸を打つのです。そして映画って何も地球のために戦わなくてもちゃんと面白くなるんだよ!という事を思い出させてくれるささやかなスケールの名作なのです。
最後にネイサン唯一の友人である自称ジェイソン・モモア似の彼。私はジェイソン・モモアって方の事はよく知らないのですが、きっとタフでイカしたナイスガイなのでしょう。そしてネイサンのこの友人も間違いなくタフでイカしたナイスガイです。自他共に認めるジェイソン・モモア似って事で間違いないでしょうね!
時代が時代なら日曜洋画劇場あたりでの放映が似合いそうなこの映画。悲しいかな日曜洋画劇場も淀川さんももういませんのでこの感動は是非劇場で。劇場でならその大音響によって、この映画の醍醐味である"痛そう"感がより一層増すこと請け合いです!
ときどき薄目になってしまった
予告は★5つだったけど
不死身じゃない設定が良い!
イタイタシイケド、イタクナーイ!
生まれつき痛みを感じない青年が、銀行強盗に拉致された彼女を助けるために、文字通り粉骨砕身するアクションコメディです。出だしの主人公と女の子が出会うシーンは定番ながら、二人とも好感度のあるキャラでほんわりとしたコミカルな展開でいい感じです。ところが、銀行強盗のシーンからガラリと雰囲気が変わり、血しぶき飛び散るガチの犯罪モノのようになってきます。強盗団達に丸腰の主人公が、殴られても撃たれても刺されてもめげずに闘うおかしさがポイントのはずなんだけど、自分的にはホラー映画並みのグロさと生々しい特殊効果のおかげで、笑う以前にあまりにも残酷で、コメディとして観ていられませんでした。コメディとして作るなら、ここのさじ加減が難しい所ですね。役者では、主役のジャック・クエイドは、両親のいいとこ取りの好青年でした。
ユニークな設定、そこそこ楽しめる
ちょっと変わった設定が面白いかな? 程度で大きな期待は持たずに観賞。
【物語】
生まれつき、どんな痛みも感じないノボカイン(ジャック・クエイド)。生真面目な銀行員としての恋愛と無縁の毎日を送っていた。が、あるとき同じ支店で働く若い女子行員シェリー(アンバー・ミッドサンダー)と食事をすることになり、彼に好意的な態度をとる彼女とたちまちだ恋に落ちる。
翌朝人生の転機を迎えたと、意気揚々と出勤したノボカインだったが、幸せな気分も束の間、支店に強盗が押し入り、店内はパニックに。強盗は支店長を射殺して大金を奪い、人質としてシェリーを連れ去ってしまう。店の外に出た強盗達は駆け付けた警察官に対して銃を乱射して車で逃走する。
ノボカインは咄嗟に銃殺された警察官が乗って来たパトカーに乗り込み、強盗の車を追う。 シェリーを救いたい一心で無痛の特異な体質を生かして強盗団に立ち向かう。
【感想】
まあまあ、楽しい。期待以上でも、以下でもなかった。
無痛なだけで不死身というわけではないので、あれだけ無茶すればもっと体はボロボロだろうとは思うが、そこは突っ込んじゃいけないところか(笑)
予告編の雰囲気のとおり、コメディーなので。
ストーリー的にも少々ひねりがあり、そこもまあまあ。
ノボカインの奮闘は「これ、過剰防衛だよなあ」と思いながら展開を追ったが、そのあたりも結末はそれなりに納得できるいい塩梅だった。
主人公演じるジャック・クエイドも悪くなかったが、俺が一番いい味出していると思ったのはノボカインのリモートゲーム仲間のロスコー。親友と言えるほどの仲でもないので、「絶対助ける」みたいな真剣みもなければ、頼りになる有能な男でもないが、結局色々ノボカインを助ける。そのユルい感じが良かった。“スパイダーマン”シリーズのピーターとネッドの関係を思い出したが、調べてみたらそれもそのはずロスコー演じるジェイコブ・バタロンは“スパイダーマン”でネッド演じたその人でした(笑)
そういう意味では二番煎じのキャスティングではあるけど、今回も良かったので許す(笑)
「めっちゃ、おススメ」ではないが、気楽に楽しめる。
結構クオリティ高い!
順当な感じで楽しめました
Mr.ノボカイン
教科書通りのシナリオに無理やり新機軸をねじ込んだ感じ。 プロローグ...
ちょっと小粒感はあるけれど…
痛くは無いけど不死身じゃない、瀕死。
メインビジュアルが、どう見ても「B級」なのはわざとなの?
あの手描きのポスターっぽいやつ。
ジャック・クエイド出てなかったら、私でも観てない。
そういう要因もあるからか、レビューサイトで全然人気ないのですが、なかなかおもしろかった。
なんというか、「稚拙」でありながら、エンターテイメント。
あれ?これ、B級でいいのか。
まあだいたい痛覚なかったら、油の煮えたぎってるフライヤーに手を突っ込むよねー。
死なない程度に色んなもん刺さるよねー。
想定内の「あるある」なんだけど、悉く痛い。
見てる方は確実に痛い。
なんで家にトラップあるの?
っていう「ないない」もあったけど、お約束感のある面白さ。
かつちょっとだけどんでん返しがあったり、なかなか見どころがある。
「R.E.M.」のEverybody Hurtsで始まるのも好き。
ジャック・クエイドが「The Boys」から大好きなんだが、この人特有の、育ちは良いけど変わってる雰囲気がとても良い。
変わった体質、異常なシチュエーションで育ってることに説得力がある。
(実際そうだろうし)
デニス・クエイド譲りのほうれい線はあるが、メグ・ライアン譲りのキラキラな瞳で、どこか少年ぽさがある。
相手役の女優さんは存じ上げなかったが、
自由奔放だけどどこか影のある感じが魅力的。
チェリーパイがよく似合う。
オンラインゲームの友達ロスコー、ぼっちの唯一無二のオタクの親友、ってとこに既視感。
彼はスパイダーマンの親友のスターウォーズオタクの彼じゃないか!
それぞれキャラが立っているので、このまま終わるのは惜しい。
続編ができそうな雰囲気もある。
楽しみにしています!
(ジャック・ニコルソンのご子息への言及なし)
ノボカインって人の名前ではないんですね。
エピネフリン最強説?
本作主演のジャック・クエイドは「サブスタンス」でルッキズムの権化のようなプロデューサーを演じたデニス・クエイドと、かつてロマコメの女王と称され世界中で人気を博したメグ・ライアンとの子供だが、線は細いがやっぱ父親に似ていると思った。
痛い映画は本来苦手で、ホラーでも「ソウ」の様な拷問系はしっかりと避けて来たのだが、なるほどこういうパターンもあるのかと逆に感心した。
高温の油に手を突っ込むシーンは本当にキツかったが、傷だらけになって助けようとした彼女が・・・・とわかった時のネイトの心情を思う方が断然辛かった。
あの兄弟の家は誰の侵入を想定した仕掛けなんだろうかw
ハーレーに乗ったドウェイン・ジョンソンwは巻き込まれとんでもない目に遭うが、きっと彼自身も友達がおらず、ネイトとの関係を大事にしたかったんだろうなあとちょっと涙。
オースティン・パワーズのミニミーを思わせるが、最高の友達ができて良かったね。
唐突に撃たれた刑事が見舞いに現れ、娘からって・・・。
途中で一瞬寝落ちしてしまい何か見逃してしまったのだろうか?
先天性無痛無汗症の人は世界中でも特に日本に多いと聞いたことがあるが日常生活については全く知らず、固形物は食べられないとかトイレのタイミングがわからないなど想像さえしていなかったので勉強になったが、本作はそこは深く掘り下げずサラッと流すことが大人の作法なんでしょう、きっと。
痛っ、痛っ、痛っ、て観てた
先天性無痛無汗症で痛みを感じない体のネイトは、気弱で真面目な銀行員として普通の生活を送っていた。しかしある日、大切な恋人シェリーが銀行強盗により人質となってしまった。そこで、ネイトが彼女を助けようとしたが、武器は痛みゼロの特殊な体だけだった。生まれて初めてその体が役に立つ時がきたネイトだったが、痛みを感じないというだけで不死身というわけではないが、普通ならありえない方法で戦うネイト。さてどうなる、という話。
ノボカインって何だろうと思ってたら、局所麻酔薬の商品名なんだ。ネイサンカインと掛けてたんだと納得。
痛みを感じないから平気な顔してるけど、観てる方が痛くなる。
ずっと、痛っ、痛っ、痛っ、て観てた。そこが面白いんだけど。
ネイトのゲーム仲間で親友のロスコーも、巨人だとか、ハーレー乗ってるだとか、となかなかジョークが効いててユニークで面白かった。
ネイトの恋人シェリー役のアンバー・ミッドサンダーは愛嬌あって可愛かった。
兄妹も憎み合うと手に負えないもんだ。
目を逸らしたくなるシーンも多いけど、痛いコメディ、面白かった。
さて、このレビューの中に〝痛〟の字はいくつある?
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