「続編観たくない」Mr.ノボカイン ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
続編観たくない
2025年劇場鑑賞178本目。
エンドロール後映像無し。
この無痛症に対する少数疾患に対するコメントは出ますが、こんな映画に言われたくない気はします。
生まれつき痛みを感じない主人公が、愛する人を助ける為に犯人を追いかける話。無痛症の人の事は昔世界まる見えテレビ特捜部で見たことがあって、痛みを感じない事で自分の身に起こる危険を察知できない恐ろしさについては事前に理解したつもりです。自分は福祉関係で障害者と関わっているのですが、この人痛みを感じていないか、痛みを不快感として認識していないのでは?と思う事があり、他人に対して暴力を振るう時にその痛みが理解できていないのかな、と思う事があります。
さて、この映画、痛みを感じないという設定を活かすべく、普通なら痛くて躊躇う事を躊躇わない事を見せたい為、痛そうなシチュエーションを次々見せてきます。もちろん身体は傷ついていきますし、アクション映画の主人公って基本痛くて行動できないってないですから、思ったよりめちゃくちゃでもないですし、何よりこういう映画なのに致命的なのが、敵が戦っている相手の異常性にほぼ気付いていないので、リアクションがなく、全然カタルシスを感じられなかったです。敵のリーダー格に至っては罪のない人を殺しまくるので心の痛みないんかい、とさらにストレスがたまりました。
ジグソウみたいなのに捕まって痛みに耐えないとクリアできないゲームを平気な顔でクリアしていって「えー・・・」ってなるんなら面白いのですが、そうじゃなかったら続編はいらないかな。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。