「カッコイイ ひたすらカッコイイ」レッド・ツェッペリン ビカミング 町谷東光さんの映画レビュー(感想・評価)
カッコイイ ひたすらカッコイイ
日本で1977年に公開されたドキュメンタリー映画「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」を見てから、48年をへての、ツェッペリン体験である。
いやぁ~、よかったわ。
うん、平日昼間の東京都心のシネコンには、僕と同年配かそれ以上のお年寄りの男性客がほとんど。
半世紀前の、強烈なサウンドにも声をあげることもなく、じっと映画を見ていたよ。
僕自身は1985年(大学を卒業し、社会人になった年)以降は、ほとんど「新譜」は聞かなくなったから、内外の流行りの歌への関心は低い。
今の10代、20代の子たちには、50年以上前のロックシーンはどう映り、どう感じるのだろうか。
どれもこれも生ぬるく、ロックじゃないものばかり…という気がするのだが。
上映回数も多くないし、そもそも見に来る人も少ない作品だから、終わる前に早く映画館で見ておくれよ。
IMAX3000円、シニア料金じゃないけれど、見る価値はある。
映画としては、導入部のメンバーのロック体験みたいな部分がやや冗漫で、それよりも全編をツェッペリンの音楽に貫く作品にしたほうがよかったと思う。
でも、見て良かったと思える一本である。
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