「Becoming!」レッド・ツェッペリン ビカミング cooloctopusさんの映画レビュー(感想・評価)
Becoming!
昨年ジミー桜井のドキュメンタリー映画「Mr.Jimmy」を観たが、今回は本家Zeppelinのドキュメンタリーということで、これは観るしかないでしょう。
上映している映画館はそれなりにあっても、大抵朝早くとかレイトショーで、ハナから客を呼ぶ気がなさそう。
近隣では唯一日中に上映していたTOHOシネマ日比谷で観賞。
意外にも客席は9割方埋まっていましたが、平日日中ということもあってか、平均年齢は60代後半てとこでしょうか。
結論から言うと、ドキュメンタリーということもあって、多少退屈なことも覚悟していましたが、予想以上に面白かったです。
この映画は「Becoming」というタイトルが示すとおり、Led Zeppelinがデビューして売れるまでを描いています。
売れたあとのことは、ファンならある程度知っていると思いますが、この映画ではその前のこれまであまり知られていなかった話が中心ということになり、興味深く見ることが出来ました。
ここのレビューやYouTubeのレビューでも「中途半端なところで終わって残念」と言ったことを述べている人がいますが、映画のコンセプトから考えても、全くピント外れだと思います。
「天国への階段」のライブが見たければ「Song Remains The Same」でも観れば良いわけで。
個人的には、デビュー前やデビュー直後のライブのレアな映像がリマスターした鮮度の高い音で聴けて大満足です。
特に、まだ Yardbirds名義で行った4人の最初のツアーのライブにはグッときました。
また、最初に英国で行ったライブで観客があまりに斬新な音に付いてこれず、ポカーンとしているのも面白かった。
上映終了後、今年亡くなった渋谷陽一氏が存命していて、この映画を観たら何と言ったかな?などと思うとちょっとしんみりしました。
若い時Zeppelinが好きだった人はもちろんのこと、Zeppelinという名前だけは知っているけど、詳しくは知らないという若い人にも是非観て欲しい映画です。
ミスタージミーへのコメントありがとうございます。
マインドギャップという言葉が在るのか分かりませんが、再現バンドへの取り組みを熱量の差、だけで表現するのが少し疑問でした。桜井氏は明らかに他とは思想が異なって見えました。
耳を塞いでるのは論外ですが、ノッてる人たちの踊りもどこかぎこちなく、笑えました。
ボヘミアンラプソディの悪影響(栄枯盛衰サービス、サービス!)は実在すると思いますね。
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