「大半の映像は世の中に既出でした」レッド・ツェッペリン ビカミング かーるぞんさんの映画レビュー(感想・評価)
大半の映像は世の中に既出でした
他の方も書いてますが、映像の大半はすでにとっくに正式に世に出ているものでした。
このあたり、音楽家というより商売人のジミー・ペイジ。歳を取ってもさすがだな~と感じます。
ただ、そうではないブートレグ(海賊盤)まで見たり聴いたりしていた方については、実際はレッド・ツェッペリンの中期少し前からロバート・プラントはすでに高音は出せなくなっており、ジミーのテクニックも当時からヘタウマ的と言われていた事をご存知かと思います。
わたしは当時は知らずかなり後追いでしたが、ロッキング・オンやミュージックライフという雑誌を、知人から過去20年分くらいをみせてもらい、さらに前述のブートレグは多数持っていたので、、一応語る程度の知識はあるつもりです。
あと余談ながら、ファーストアルバムはカナリパクリ曲があるのですが、当然映画では触れてはいなかったですね。まあ当たり前ですね。。
ロッキング・オンの渋谷陽一さんが、ZEPを世界最高のように祭り上げましたが、肝心のボーカルとギターは実際はそうでもなく、ジミーはいわゆる「戦略」に優れた人というのがわたしの印象です。
ともあれ、最初に書きましたが、既出映像多数なので星は3つにしましたが、結成初期のプラントのパワーボイスとジミーの意外に達者だった指の運びが映画サイズで観られたのは貴重だったと思います。
また、ジミー翁がちゃんと喋れる人だったと解ったのもわたし的には収穫でした。
蛇足のついでですが、ライブの演奏力においては、ディープ・パープルの方がレベちに素晴らしいです。当時、プラントを5オクターブの声域の持ち主とロッキング・オンではわざと書いていましたが、実際はディープ・パープルのイアン・ギランがその持ち主だと、当時の海賊盤を聴くとよく解ります。
コメントありがとうございます。なんだか嬉しいです!
ただこの議論は、当時からファンの間でも決着はつかなかった様なので難しいですね(笑)
頂いたコメントに限ったお話だと、1970年代の初頭まで、という点は逆にzepの演奏、特にロバート・プラントの声のピークがここまでだった、という時期になりますね。これは前述のとおりです。
アドリブについては、これも書きましたが、山ほどの海賊版を聴いて、観た結論です。zepも大好きなので、それはそれはたくさんのCDとVHSビデオが、捨てられていなければいまも実家に、、(たくさん買っちゃってすいません 笑)
アドリブについても、そもそものプレイに差があるので比較にはならないです。プラントは、ジミーが約束にないフレーズなどを突然弾き出したら対応できないんじゃないでしょうか。
スケール感は、個人の主観に拠る部分が大きいかと思います。。
なんだか否定ばかりになってしまい申し訳ないですが、クドいですが多くの非正規版と、さらに40代、50代以降のジミー、リッチーブラックモア、イアン・ギランの生演奏を観た結果でもあります。
ジミーさんは、70年半代ばからのプレイの低下に加えてルックスはもう、、惨憺たるものでした。はい。。
以上、演奏力、ライブ力は上記の通りですが、どっちが売れた?だとアメリカのセールスがかなり違う為、zep!
世界での地名度だと、これはかなり感覚的な意見になりますが、アメリカではアルバムが売れても、人口比から、ミュージシャンの知名度はごく限定的(要は買った人とミュージシャン同士しか知らない)、ヨーロッパと日本では、音楽聴かない人でも、まー名前は聞いた事あるかも、、となりそうなきがするので、イーブンかな~と思っています(笑)
感想頂いたのが嬉しくて、長く書いてしまいました!
パープルも確かにいいバンドだけど(主に'70年代の初頭のみ)、音楽のスケール感や、インプロビゼーション(アドリブ一般)の凄さに関しては、ツェッペリンに軍配が上がるというのが、私の基本的見解です。
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