「会いに来たの」秋が来るとき MARさんの映画レビュー(感想・評価)
会いに来たの
娘と関係が上手くいっていない女性が、大好きな孫と会うのを楽しみに、友人と平穏な日々を送っていたが…といった物語。
ヒューマンドラマでちょっとサスペンスでファンタジックな作品。
これは中々に考えさせられる内容ですね。
ミシェルの抱える過去が理由で彼女の事がヘドが出るほど嫌いな娘。しかし孫とミシェルの元に来た理由…そりゃあねぇわ。
対して、友人マリーとその息子で前科持ちのヴァンサン親子。この2人も、ミシェルの物語に深く関わって行き…。
観た方なら少なからず同じ事を思った人は居るんじゃないかと思いますが、実はミシェルにはそんな目的があったりしたのだろうか?…なんて思ってしまったりもしたが、それなら最後に手を取らないか?…う〜ん。。
とても自然体に見せることで、ワタクシの考えすぎなのかハタマタ逆にわざとそうしてるのか、どちらとも取れなくもないもどかしさが逆に印象的だった。
後半はグッときました。窓越しの視線や、僕は参列した…には目頭が熱くなったし、同じような境遇にいながら母が大好きな人もいれば大嫌いな人もいるわけで…。
そんな対比も、とても心に響いた。
真実をしまっておく…これが正解になるか不正解になるか、慎重に見極めて生きていかなければならない、とリアルな感想を抱いた作品だった。
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