「これがヨーロッパ映画のスピード感なのか」犬の裁判 きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)
これがヨーロッパ映画のスピード感なのか
クリックして本文を読む
面白い着想だなー、と思って観に行ったらなんと実話だとは!
様々な手法を駆使して所々に突飛な展開を交えたり、かと思うと社会問題を持ち込んだりと見応えあった
ただ、そのスピード感にちょっと着いていけないときがしばしば…歳だな(笑)
ちょっと物足りなかったのは、犬が被告となった最も肝なシーンがわりとあっさり描かれてしまったこと
もっと侃々諤々喧々囂々丁々発止の大騒ぎをしてほしかったなあ
コスモスはとにかく愛らしかった!
あれだけの演技ができるんだから実際の彼はきっと従順な素晴らしい人格…もとい犬格なのだろうね
最後は残念な結果だったけど、無理矢理ハッピーエンドにしないところに好感持てた
実話があるから、と言えど退廷する際の描き方も重くなりすぎず個人的には良かったと思う
同じく犬が主人公の映画として、以前観た『少年と犬』と真逆だなあと感じた(海外と日本の違いといえばそこまででもあるけど)
そう、非常に残念…残念なんだけれど、3人噛んでるんだよね?
そして顔に生涯の傷負わせてるんだよね?
手懐けようとした弁護士に牙剥き出しで襲いかかるし…自分もワンコ大好きだけど、さすがにそれじゃアウトだよね
そういう観点で、弁護士は頑張ったよ!
よって、バッドエンドではあるけど納得感と、少しの爽快感のある映画でした!
コメントする