モンテ・クリスト伯のレビュー・感想・評価
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待つこと、希望を持つこと。生きていてよかった
哲学、歴史、数学、イタリア語やラテン語なども学ぶこと。これが一番肝にきました。脱獄して復讐するためには、お金と教養と知識が必要なのだ!原作(読んでません)通りにしたらいつまでたっても終わらない映画になってしまうし、厳窟にいる期間はバンバン飛ばして行かなければダメだろう!あの髪とヒゲと痩せこけた顔を見れば十分、と思いました。
復讐劇でラブストーリーでファミリーの話。金と裏切りと権力濫用と歴史の流れに翻弄される人々。いつも悲しく辛い思いをする女達、嫉妬とやっかみから仲間を友を部下を貶める男達。こんなにワクワクするお話、子ども向けに翻案され何度も映画化されてきた作品であることがよくわかりました。
クリスト伯が話し方、振る舞い、セリフを当て書きのように、アンドレとエデに何度も指南するシーンの演出と映像が面白かった。一人で居るときのエドモンの悲しみと悔しさと辛さと孤独、復讐相手の前で滔々と話しゲームをする「社交」の仮面をかぶったクリスト伯、ピエール・ニネの演技と演じ分けが素晴らしかった。フライヤーのニネの顔が何か変だと思ったのは、凝ったメイクなどの変装ゆえと納得しました。厳窟の中での筋トレといい、海に飛び込んで女性を助けるといい、フェンシングといい、乗馬といい、どれだけの準備と訓練と打ち合わせがあったことか。美しく黒い衣装の着こなしも完璧なニネ。エレガントで普遍的で人間くさい歴史もの、時代背景は異なりますが「ベルサイユのばら」の原作を読んだ時のときめきとワクワクを思い出しました。そうなんです、まさに「生きていてよかった」。
おまけ
ピエール・ニネを初めて見たのが「イブ・サンローラン」、なんて繊細で美しいと思った。次に見たのが「母との約束」、息子が成長し青年になった時のニネを鏡に映すカメラに背筋がゾクッとするほど感動した。配信で何度もトライしても未だ最後まで見ることできず、どうしても映画館で見たいのが「婚約者の友人」(オゾン監督)。たった数本しか見ていませんが、ピエール・ニネ、好きです。
期待していたのと違った〔ああ〜〕😮💨
学生の頃、長編小説「モンテクリスト伯」を読んだが、あの時の清涼感と満足感を体験したくて鑑賞したが、映像の中であの感動を味わうことはなかった。
映像全体に流れる、復讐にまつわる陰鬱感が強調され過ぎているように感じた。これが映画全体を暗くし、フランスロマン派の巨匠デュマが描く、前進的で力強く明るさで貫かれた光の部分の表現を困難にしたように思う。
スゲえ。大傑作。
モンテ・クリスト伯なくしてあの名作もなし
復讐劇の名作を今の世に。
復讐劇の名作は、モンテ・クリスト伯より前にも数々ある。
好きなのはハムレットやヴェニスの商人、日本では忠臣蔵。
モンテ・クリスト伯は子どもの頃にこども全種のようなので図書館で読んだことからもわかるように基本の大筋は、小学生でも理解できるシンプルなストーリー。
無実の罪という絶対的な正しさがあるから、復讐してもいいってことになっている。復讐するかどうか本当にそれが正義なのか、賢いやり方生き方なのかは別として。
モンテ・クリスト伯があったからレ・ミゼラブルという世界中を虜にする名作、ミュージカルも生まれたのだと思うし、半沢直樹のような現代サラリーマンの心を掴んで離さないドラマも生まれたのかもしれないと思いを馳せるのが楽しい。
それはさておき、イブサンローランの香りのする俳優、フランスで作られたということ、お屋敷の素晴らしさ、ロケ地の美しさ、撮影のアングル、女性たちのお衣装や髪型も素敵ですっかり当時のフランスに没入できるところも素晴らしかった。
ひとは何故、復讐するのかなんて吹っ飛ぶ美しさ。
音楽はベタな感じだったかなあ。優等生的な仕上がりだったけど作ってくれてありがとう!と思える傑作が生まれました!
特に晩餐会のシーンはドキドキ!言葉で追い詰めるのが、殺し合いや決闘よりもくそ意地悪くて面白すぎることに気が付きましたよ。
一日一回しかやってないけど傑作
こんなに面白い映画をこんな扱いなんて酷すぎる
古典的復讐劇
今や、日本でもドラマ化されたので『モンテ•クリスト伯』だけど、
中年世代だと、大デュマの『巌窟王』と呼んでいたフランス古典文学が原作。
あらすじは知っていたが、全編通してのストーリーは初めて知った。
なかなか執念深い、諦めを知らない復讐の鬼だ。
=勧善懲悪であり、主人公はある意味運がいい。
マルセイユに行く度にイフ島に渡ろうと試みたが、
トイレが我慢できなさそうで、いつも断念していた。
主人公は逮捕後、裁判も受けられずに、この島で投獄される。
脱出不可能だ。
ここから這い上がるストーリーだが、
復讐相手ね家族をも巻き込むこととなる。
ここで揺れ動くエデが美しく魅力的であった。
新庄嘉章訳 講談社文庫
後半がちょっと。
宝塚、東宝とミュージカル版は観ていましたが… とりあえずコレが今の...
復讐同盟のチームプレイと誤算
イマイチ、だけど面白かった
25-137
現代ならではの古典作
良かったです!
色々アレンジされまくってきたのを観てきました。良いのも、イマイチなのもありましたが、今回のは良いです。
前半の幸福感を、時間をかけて丁寧に描いてくれたので、恋人達の関係性がよく伝わってきました。最近のはこの辺をあっさり表現して、復讐のトリックに力を入れてしまう作品が多い印象です。
裏切りにあうところの悪役たちの勝手な正義?も人間臭く描いてあり素直にいらつくことができました。
牢獄の中、もっと孤独感や悲壮感あっても良いけど全体のバランスは取れてるのかな。司祭様との出会いがあっさりめ?
モンテ・クリストになってから、若者たちとの交流、復讐相手への怒り、若者同士の葛藤。少しずつクライマックスへ。
古典を古典らしく美しく映像化してるのも好きなとこです。細かいとこを見ればツッコミどころもあるのかもですが、今の時代でここまでこだわってるのは良いなーと思います。
約3時間の長めの作品ですが疲れることなく、ずっと惹きつけられました!
あまり知らなかった俳優さんですが、モンテ・クリスト伯役のピエール・ニネのお芝居がもっと見たい。若いのに落ち着いた感じが驚きました。
復讐譚の元祖を格調高く映像化
あらすじは知っていましたが原作は未読。
はるか昔の児童文学全集では「巌窟王」というタイトルでしたよね。
長いしなんだか難しそう…と尻込みしてしまって以来、読む機会もなく。
主演のピエール・ニネが好きで、映画化と聞いてこれは観なきゃと楽しみにしていました。
何これ、めっちゃ面白い。
前半1時間が脱獄モノ、後半2時間がじっくり倍返し(!)タイム。
悪党が私利私欲まみれで同情の余地ナシなので、復讐に燃える主人公にただただ共感できてスッキリ。
ある意味、主人公が究極の悪役。
復讐のやり方も外堀からじわじわ埋めてくのがワクワクするし、単純に殺して仇討ちで終わらないのが良かったです。
どこまで原作を改編しているかわかりませんが、21世紀の人間にも楽しめる復讐劇になっていました。
エデ役の女優さんが大変綺麗で画面に登場するたびに目で追ってしまいましたが「あのこと」で中絶に奔走する女子大生役だった方なんですね。
ピエール・ニネは眼の演技が上手く、台詞がなくとも絶望や憎しみ、怒りを表現できる良い役者さん。今作のダークヒーロー役も思った通り、大変ハマっておりました。
というわけで、ヨーロッパ産美男美女は目の保養だし、衣装やセットも妥協なしでお金もかかっていてこれは映画館で観るのにふさわしい大作。
なのに、都内でたった2館しか上映していないってどゆこと?
洋画衰退の片端をここでも感じとり寂しくなるなど…
劇場が中高年でほぼ満席だったのが救いでした。
追記
パンフレット掲載のインタビューによると、海中に沈められた死体袋から脱出するシーンはフリーダイビングのオリンピック選手のレッスンを受けて、ニネ本人が演じたそうです。
実際に重りを付けて縛られた状態で15メートル沈んだ…って、身体張りすぎですね 笑
本国の大ヒットで報われたのではないでしょうか。
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