モンテ・クリスト伯のレビュー・感想・評価
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ここの場面は素晴らしかったけど
時間が足りなくて、端折り過ぎ。ファリア神父が薄過ぎるから復讐が軽くなってしまっているし、大人のマクシミリアンもなし、ヴィルフォールの父親もなしで、妹って何?脱獄までで第一部、宝の発見、カドルッスからの聴取、モレル商会を救うまでで第二部、第三部は前後編で復讐編を是非作って欲しい。
生かしておいて名誉や財産や希望を奪う方がコロしてしまうより報復効果が高い
人々を魅了する映画の力で、原作が時を経てもなお大衆の心を掴む力強い作品であること証明している
生きてるか?作中撒いた種が、計画がじわじわと進むにつれて、繋がっていく感じが良かった。裏切りや欲望、自分かわいさの保身など、様々な醜い面を体現する三人に破滅への罠を仕掛けるダークヒーローっぷり(自分ではそれを"善行"と呼ぶ)。
原作当時から(タイトルのその有名さからも)庶民の絶大な支持や心を捉えて離さなかったであろう、寓話的でもある壮大な復讐劇は、豪華絢爛なアクション・アドベンチャーとして生まれ変わった本作においてもそうしたオリジナルが持ち合わせているであろう根幹に関わる求心力を損なうことなく、作品に落とし込んでいたのでは?
ただ、純粋に映画として観たときには、面白いけど長い。あと、あの当時にあそこまでの変装技術があったのだろうかと思うのは、野暮だろうか。そして、あの復讐の内容で、本当に奴らが終わるのかも少し疑問に思った。奴らがした内容に対して釣り合いが取れない気もする。
復讐の連鎖に巻き込まれる子ども世代のロミジュリは、はたして自分たちの未来を生きて幸せになることができるのか?死ねば英雄となって罪が許される、それはさせない。生きている。
P.S. 指カタカタの手遊びに呪われた日だった。
隣が、劇伴のストリングスパートとかのリズムに合わせて指カタカタカタカタとポップコーンの箱だかを指で叩くという手癖の悪い人でイライラした(たまに音楽がないタイミングでもカタカタしていた)。影響されたのかもう片方の人まで終盤ちょっと指カタカタし始めた。おまけに帰りの電車の隣の人まで持っている紙袋のショッパーに指カタカタし始めたときはマジかと一周回って笑ってしまいそうになったほど呆れた。
…なんて思っていたら、指カタカタ野郎のせいも絶対にあって映画館に忘れ物してきたし、なぜこうなる?
巌窟王の話
モンテ・クリスト伯
流石に、どの馬も綺麗だった。
時代衣装も流石に素晴らしかった。
3時間、それぐらいしか観るべきものがなかった。
脚本が悪いのだうか、この名作を知らない所為だろうか?
レビュー12
(^ν^)
モンテ・クリスト伯
Le Comte de Monte-Cristo
19世紀フランスの文豪アレクサンドル・デュマによる傑作小説で、「巌窟王」の名でも知られる復讐劇の金字塔「モンテ・クリスト伯」をフランスで実写映画化。
若き航海士エドモン・ダンテスは船長への昇進が決まり結婚も控えていたが、ある策略により無実の罪で投獄されてしまう。
絶望のなかで生きる気力を失っていくダンテスだったが、脱獄を企てる老司祭との出会いにより希望を取り戻していく。
司祭は彼に学問と教養を授け、さらにテンプル騎士団の隠し財宝の存在を打ち明ける。
囚われの身となってから14年後、奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは莫大な財宝を手に入れ、ついに復讐を果たすべく動き出す。
謎に包まれた大富豪「モンテ・クリスト伯」としてパリ社交界に姿を現した彼は、自らの人生を奪った3人の男たちに巧妙に近づいていく。
「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネが主演を務め、数奇な運命を背負った復讐者ダンテスを優雅かつ繊細に演じた。
共演は「12日の殺人」のバスティアン・ブイヨン、
「彼は秘密の女ともだち」のアナイス・ドゥムースティエ、
「あのこと」のアナマリア・バルトロメイ。
2025年・第50回セザール賞にて同年度最多の14部門にノミネートされ、美術賞と衣装デザイン賞を受賞した。
モンテ・クリスト伯
Le Comte de Monte-Cristo
2024/フランス
良心的な作品ですが後半が長く感じました。
こんな重厚感がある、凄まじい復讐劇‼️は初めて✨
フランス🇫🇷の19世紀はじめ頃の話で、フランスの貴族背景の出来事が日本人にとって、観てて新鮮です。
本編は、凄まじい復讐劇‼️緻密に練り上げられた思考戦、閉鎖感から抜け出せた開放感❗️などetc...3時間ある映画だけど飽きずに集中して観れます。
主演のエドモン役のピエールリネの演技がまぁ❗️素晴らしいです。この人の映画「イブサンローラン」を観た時から魅力的な役者さんだなぁと思ってました。
女優のエデ役の方、美人でキュートで演技も上手いです。
是非❗️みなさん、凄まじい復讐劇‼️を映画館🎞️で観て下さい。
壮大な復讐劇
貴様らには死すら生ぬるい
無実の罪で投獄された青年が14年後に脱獄に成功し、財宝を獲て復讐を果たす話。
とある航海での振る舞いで船主を怒らせた船長が失脚し、次期船長に指名された青年が結婚を決意したが、結婚式の最中に連行されて巻き起こって行く。
船での出来事を語り検事と話しがついたと思ったら、まさかの展開で投獄されて、そこで司祭と名乗る男と出会い、復讐劇へと繋がっていくのは良いけれど、これだけの尺を使って人物の相関関係の示し方が粗くて判り難くい。
更に準備期間はすっぽり飛ばし、一部は振り返りみたいな体でみせてはいるけれど、この雰囲気の作品でそれはちょっと安っぽい様な…。
それでもみせるだけまだましで、説明セリフだけで済ませるのはどうなんでしょうという内容も。
意外性のあまりないストレートなストーリーで、それでも面白かったけれど、もうちょいうまく作れなかったかなという感じ。
愛と憎しみ、堂々3時間の復讐劇
端折りもあるけど…
力作だが原作との違いが大きい
『モンテ・クリスト伯』を60年近く繰り返し読んできた者です。封切り日に日比谷まで観に行きました。過去に映画化・ドラマ化されたものの中では一番の出来だと思います。ただし、あの大作をたった3時間の中に収めようとすること自体無理があります。大切な箇所をカットせざるを得なかったことが何よりも惜しまれます。また、原作とは違う話の展開が多くあり違和感を感じました。デュマが存命だったらきっと怒るだろうという点を挙げます。ダングラールをファラオン丸の船長にしたこと。ファリア師から獄中で教わったことがほとんど映像化されていないこと。マクシミリアンの存在がほとんど無視されていること(子供の時だけ)。ヴィルフォールの隠し子とエデを復讐の積極的な協力者にしていること。エデとアルベールを恋仲にしたこと(これが一番ひどい改竄です。エデのエドモンに対する思慕が描かれていません。この作品の大切なテーマの1つです)。真実を知ったメルセデスの悔恨と全てを捨てる覚悟が描かれていないこと。メルセデスとエデのイメージが原作とは違い過ぎること。若きメルセデスは健康的な陽に焼けた海の娘。再開後は貴族のマダム。エデは陰のある神秘的な娘のはずですが。まぁ、これらを差し引いても、過去の映画化・ドラマ化された2つの駄作と比べればずっといいことは確かです。
手に汗握る三時間
無実の罪を着せられ投獄された青年が脱獄し、自分を陥れた者達に制裁を加えていくという物語。
有名な作品なだけあって、何となくストーリーは分かっている上で、見応えのある一作。
とはいえ、あとで原作を軽く復習してみると、細かな部分では改変されて辻褄合わせされていたみたいだけど、それほど気にはならなかった。
映像についても、舞台となる街や建物、孤島の牢獄は美しくリアル。
登場人物の服装も見ていて楽しい。
テンポの良い展開と策略謀略に飽きることなくハラハラドキドキさせられる、見応えのある人間ドラマ。
ただ、登場人物の見分けについては、髪型や体型などで分かるものの、西洋人のせいか戸惑うことも。
原作とは結末が微妙に違いましたが、それほど違和感は感じません。
特にラストの戦いは、手に汗握る展開でした。
華麗なる復讐劇!復讐の果てに待つものは…?
「僕が人に報い、僕が人を罰する」
▼感想
株式会社ツインにオンライン試写会に招待頂きました!ありがとうございました!
原作は1840年代のフランスの小説、日本では「巌窟王」の名前で知られる作品!自分は今までこの作品に触れる機会がなかったから、まっさらな状態で楽しめた!
3時間と長尺だから構えて鑑賞したけど、まず舞台や衣装の圧倒的美しさに息を飲んだ。海や原っぱ、建物の内装や登場人物の衣装…全てが美しかった。俳優陣もこの衣装やセットに負けない美貌で、あまりの美しさに時折暗い復讐劇というのを忘れてしまいそうになった。
ストーリーは復讐劇。序盤は主人公ダンテスが幸せの絶頂の瞬間に無実の罪を着せられて投獄されるが、これが本当に可哀想だった。着々と復讐の準備をしていくシーンにワクワクしたが、復讐のシーンは割とあっさり目。これはスカッとする復讐劇というより、ダンテスが復讐の果てに何を見つけるか?そんな作品に感じた。
この映画をきっかけにモンテ・クリスト伯を知ることが知ることができた。濃密なストーリーと圧巻のビジュアルを体感して鑑賞後は深い余韻に浸れた。
▼お気に入りのシーン
終盤の裁判のシーン!
復讐の狼煙が上がりワクワクした!
映像は素晴らしいが、原作と違うのが難点
ヨーロッパ線のフライト内で鑑賞。
モンテクリスト伯の物語はベースのストーリーを知っており、壮大でロマンチックな話が好きだったので映像化も楽しみだった。
海の航海の様子や牢屋、当時のエリートたちの日々の生活や世界などとても素晴らしく、引き込まれるストーリーだった。
あの長編を3時間弱でまとめないといけないので、登場人物も減っていたり、多少物語も短くされていた。
が…
なんだこのラスト!!
あまりにも大きく改変されてしまい、ダンテスにとって救いようのない展開が悲しすぎる!
彼に最後に訪れるエデとの恋、これを変えちゃうのはあまりに酷い!!
じゃあ昔の恋人メルセデスとくっつくのかというとそういう訳でもなくこの終わり方だと、彼の人生のゴールがなんだったのか。
孤独に生き、自分探しを改めてする展開になってしまい、原作にはある神が与えた生きる理由や幸せを見出せない悲しさ。
どうしてもこの改変だけが納得できずに減点。
原作を知らない人なら、楽しめるかもしれない。
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