「貧困と搾取」アヌジャ ももさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困と搾取
教育に生活レベルの差があってはならない。
とは言うものの、大小はあろうが万国共通でこの問題はある。
インドの最下層であろう少女二人が生きてゆくための労働を強いられている現状。
その中で賢く優しくしたたかに野心を持ち生きる美しい瞳が印象に残りました。
作中に平凡な自分は現状のままでいいというようなセリフが出てくる。絶対にそれは正しくないと言える声を持つ私たちは怒りを覚えるが、メディアもなく、教育も受けられ女性たちはその事を知る由もないのだ。
不衛生な貧困生活の中でも、姉妹なかよくにこにこと笑いながら優しい楽しい時間が過ぎてゆくシーンもあり重すぎる印象は残りませんでした。
経済の発展が目覚ましいインドは文化的にも民族的にも色々と難しいのであろうが、水が染み渡るように潤うことを祈ります。
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