「別々だけど一人じゃない」6人ぼっち uzさんの映画レビュー(感想・評価)
別々だけど一人じゃない
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大筋や全体の雰囲気は好きなんだけど、脚本や演出がちょっと残念だった。
まず、20人くらいしかいないクラスで6人も“ぼっち”なのはどうなんだ。
予算で人が置けなかったにしても、机だけでももっと並べておけばいいのに。
馬場や新川は自分から孤立を選んでるように見えるし、五十嵐はずっとあの扱いだったなら強メンタル過ぎ。
班行動に引き止める流れが弱いし、バッセンで急に軟化したりも雑。
カフェで6人席つくってあるのも不自然。
五十嵐の態度や馬場のカバン漁りなど、不快な行動からの掌くるくる具合も気になった。
お好み焼き屋からの流れで自殺止めてても、台詞の説得力が薄く感じてしまう。
飯島も「僕のこと気にしてなかったクセに」とか言われても、1年不登校なら会ったことすらない人もいるのでは。
復讐の相談してる時は「こいつら大丈夫か…?」と思ったが、思いとどまって安心。
中止を言い出した加山に真っ先に賛同を示すのが山田だったり、変化の描写もよかった。
馬場さんの動画編集が早過ぎるのは、まぁいいか。
ただ主題歌2連続はしつこいので、動画とエンドロールを被せて、最後に「集まろう」締めの方がよかったかな。
惜しい部分は多いけど、ぼっちなりの青春という空気はしっかり感じられた。
長谷部にも天罰(復讐したら“天罰”じゃないよ、新川さん)もくだったし、後味は悪くない。
一番面白かったのは、広島城での新川のキャラ崩壊。
ベタだけど、下の名前呼び展開とかも欲しかった。
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