「おや、プロフェッショナルじゃないな、お前。」プロフェッショナル Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
おや、プロフェッショナルじゃないな、お前。
見逃していたリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」をアマゾンで。
1974年の北アイルランド。ベルファストでIRAによる爆破テロ事件が起きる。4人組のリーダーはデラン(ケリー・コンドン)。
おや、この間「F1」に出ていたな、お前。
北アイルランドの海辺の田舎町グレン・コルム・キルに住んでいる退役軍人のフィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は、表向きは本屋だが、実は殺し屋である。
殺しのターゲットを裏山?に連れて行き墓穴を掘らせて射殺し、そこに埋めると若樹を植える。付近には何本もの若樹があり、何人も殺しているのが判る。
元締めの男から報酬を受け取り来週の仕事を依頼されるが「もう引退する」と断る。「その仕事はケビンにやらせてくれ」
おや、こんな田舎町で毎週殺人の依頼がある?殺し屋が二人もいて、それで生計を立てている??
建前は本屋のフィンバーだが、警官のビンセント(キアラン・ハインズ)とは空缶を的にした射撃でいつも賭金をせしめている。「フィンバー、何の本を読んでるんだ」「ドストエフスキーだ」「アガサ・クリスティの方が良いな」
IRAの4人組は田舎町に潜伏する。フラフラ出歩いているデランの弟は、フィンバーが行くパブの給仕シニードの親族だが、食料をもらいに行き娘のニアを虐待している。
フィンバーが殺したのは男だけ。女、子供に手を出す奴は許さない。元締めに殺人を依頼するが断わられ自ら手を下すが、油断して失敗しそうになる所を殺し屋仲間ケビンに助けられる。
弟を殺されたデランは、怒りまくり元締めの男を射殺し、弟を殺したのはフィンバー
だと突き止める。
町のラグビー大会の会場でデランを見つけたフィンバーは後を追うが、後ろを取られる。
おや、フィンバー敵に後ろを見せるのか、プロじゃないな、お前。
ゴルゴ13なら絶対に冒さないヘマだ。
後ろを取ったら、後は引き金を引くだけなのに弟殺しの依頼者を連れて来ると言うフィンバーに引き金を引かないデラン。
おや、「F1」ではあんなに早くブラピの胸に飛び込んだのに、リーアムの背中には素早く銃弾を撃ち込まないのか、お前。
弟を射殺したのはケビン。カリフォルニアに行きたいと言うケビンに金を持たせ脚を洗って出直せと諭すフィンバー。
パブでデランと対峙するフィンバー。そこにケビンがやって来る。
おや、脚を洗わなかったのか、お前。
結局、爆弾持ってやって来たIRAの3人とパブで銃撃戦。爆弾は炸裂。ケビンはデランに撃たれて死ぬ。深手を負ったデランは隣の教会で息絶る。それを見守るフィンバー。
翌朝、ビンセントのパトカーには、フィンバーからの荷物が。紐解くと中には賭金の札が挟んである「罪と罰」。
ケビンの車で町を去るフィンバー。
おや、その行方は何処なんだ、お前。
北アイルランドの風景や隣人たちとの暮しは良かったが、何と言っても二人の殺し屋とIRAがスキだらけでお間抜け過ぎ。プロフェッショナルとは程遠かった。
原題は「聖人と罪人の地で」。
邦題が完全にミスリードだった。
次のリーアム・ニーソンは何をやるのかな。
こんばんは。
「プロフェッショナル」のレビューの中で一番笑っちゃいました。
流石だ!上手いですね♪
Mr.C.B.2さんは「F1」を先にご覧になったのですね。
私は本作が先だったので、あんなに怖〜いテロリストのケリー・コンドンさんでさえも、ブラピを前にしたら速攻で落ちるのか!と思っちゃいました(^。^)
リーアム・ニーソンも渋くてカッコ良かったです♪
とても好きです♪
コメントありがとうございます! このタイトルでリーアムなのに、こんだけゆるいとちょっとびっくりしますね(笑)。 まあ田舎ののんびりした西部劇もどきだと思えば別に悪い映画ではない気もしますが。