劇場公開日 2025年4月11日

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「哀愁漂うストーリー」プロフェッショナル ようさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0哀愁漂うストーリー

2025年4月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

原題は「聖人と罪人の国で」。
映画を見終わった後、邦題よりもしっくりとくる。
主人公が過激派グループの一員に手を出さなければここまで大事にはならなかったのであろう。ただ見過ごすことが出来なかった。
まるで西部劇のような味わいだった。
単なるアクション映画ではなく人生後半の哀愁漂うストーリー展開が素晴らしい。
確かにクリント・イーストウッドが演じそうな主人公なのだがリーアム・ニーソンが負けず劣らず演じている。
敵役の過激派女性リーダー役をケリー・コンドンが。整った顔立ちも気性の荒い、しかし弟思いのキャラクターを上手く演じている。彼女はマーベルシリーズでお馴染みの「人工知能FRIDAY」の声優だそう。
またクセのある主人公の相棒ケビン役でジャック・グリーソン。インパクトがあって印象に残る好演だった。
主要俳優陣がアイルランド人で固めてられているなど、こだわりも感じられレベルの高い作品に仕上がっている。

リーアム・ニーソンは次作に主演作「裸の銃を持つ男」リブート版が控えているので是非本作との振り幅を楽しみたい。

よう