劇場公開日 2025年4月25日

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JOIKA 美と狂気のバレリーナのレビュー・感想・評価

全54件中、41~54件目を表示

3.5ボリショイ・バレエ団、恐ろしいところ!

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

驚く

予告を目にしなかったのでノーマークの作品だったのですが、上映時間の都合がよかったので、鑑賞してきました。実話ベースということで考えさせられるものがあり、とても勉強になりました。

ストーリーは、ロシアのボリショイ・バレエ団にスカウトされ、入団を夢見てアカデミーで練習に励むアメリカ人のジョイが、すさまじい特訓や厳しい生活管理やライバルたちからの冷たい仕打ちに耐え、みごと入団を果たすものの、希望するような役はもらえず、家庭に安らぎもなく、しだいに精神的に追い詰められていく姿を描くというもの。

どの分野でもその道を極めるのはとても難しく、ましてや世界の頂点に立てる人間なんて本当にごくわずかです。好きで始めたことが仕事になり、プレッシャーになり、足枷や呪いになるケースも珍しくありません。ジョイにとってのバレエはまさにそのようなものだったと思います。

バレエについては無知ですが、ボリショイ・バレエ団という名前は聞いたことがあります。そんな有名なバレエ団を目指すバレリーナだからこそ、過酷な生活に耐えねばならないのはわかりますが、まさかここまでとは思いませんでした。文字通り血が滲むような努力、徹底した自己管理、強靭なメンタルなどが要求され、およそ常人には務まらない世界だとびんびん伝わってきます。

そんな厳しい競争世界に単身飛び込み、バレエ技術だけでなくプロとしての覚悟を決めていくジョイの姿が、ありありと描かれているのがいいです。バレエに全てを捧げる極限の生活は、ジョイの心をどんどん追いつめていったことでしょう。そして、それは他のライバルたちも同じ。だからこそ、平然とジョイを攻撃することができたのでしょう。

この生活に耐えて技量を上げたにも関わらず、ロシア人ではないからという理由だけで、不当な扱いを受けたジョイ。もはや母国の家族や自身の尊厳までも差し出さざるを得なかったのは、本当に気の毒で同情します。

終盤、アメリカからの取材を受けることになったあたりからの展開がちょっとわかりにくかったのですが、ジョイが最後までステージにこだわり続けた覚悟はひしひしと伝わってきました。それは、おそらく彼女のステージを見守っていた観客も同じで、ジョイに贈られる万感の拍手に熱いものを感じます。やはり実話というのは説得力があります。

できれば、ジョイを厳しく指導したヴォルコワや体めあてではないと言うスポンサーの真意も、もう少しはっきり描いてくれるとよかったです。ちなみに、エンドロールで、ダンスダブルにジョイ・ウーマックの名前があったように思いますが、バレエのすごさが1ミリもわからない自分は、「女優さんなのにバレエができるなんてすごいな」と暢気に観てました。

主演はタリア・ライダーで、しだいに壊れていくようなジョイを好演しています。脇を固めるのは、ダイアン・クルーガー、オレグ・イベンコ、ナターシャ・オルダースレイドら。ナタリア・オシポワも本人役で登場しています。

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おじゃる

3.0鬱鬱とした作品

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

ナタリー・ポートマン主演の「ブラック・スワン」がとても面白かったのでまた違う側面が見れるのではないかと観賞しました。

「ブラック・スワン」はナタリー・ポートマンが演じるニナ・セイヤーズの視点からプリマを演じるまでの葛藤と不条理を重点に描写していました。

しかし「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」ではボリショイ劇場を頂点とするドラマを描いているのでそれにあまり知識のない人には置いてけぼりを感じる作品でした。

そしてジョイを演じるタリア・ライダーの演技は終始鬱を感じる演技で、なぜそこまでしてボリショイを目指したいのかがあまり伝わってきませんでした。

ただ、自分がボリショイの事を知らないから伝わらなかっただけかもしれません。

しかしもう少しバレエダンサーとしての喜びを描いてほしかったです。

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クロレッツ

3.5狂気

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

ある道を極めると言うのは、ある意味狂気な行動をしないとダメなんでしょうね。使えるものは全て使うし、痛みには耐えるし。何だか息苦しくなる作品です。

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ごっとん

2.5画鋲じゃなくてガラス片

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

練習を1日休むとたちまちパフォーマンスが落ちるという、アスリートより過酷な世界で栄達を極めようとすると、もう本当に踊る事以外の全てを犠牲にする覚悟が必要、という殺伐とした話。プリセツカヤやギエムも同じ道を通ったのだろうか?そうだとしたらバレエを観る目が同情的になってしまうなあ。

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ひろちゃんのカレシ

3.517歳の瞳の

2025年4月27日
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いとこちゃん、タリアちゃんが滅茶苦茶頑張っていますね。但し劇中ずっと悲しそうなので今度は明るい話でお願いしたいです。ダイアン・クルーガーはMr.ノーバディでしたか。良い女優さんですね。

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michi

2.5雰囲気は 鬼気迫る 感じで良い 高得点は映画ツウの証 です。 俺は凡人なので・・・

2025年4月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

雰囲気は良いよねぇ

皆んな 必死の『お仕事』映画
サイコ的なのか❓サスペンスかは 観てのお楽しみ😊
ただ 色彩的なものが一貫してて まあハマる人もいるカモ🦆ね

まあ 昭和のお仕事は 皆んなこんな感じだよ ・・ハラ も コンプライアンスもないから
ただし本作背景は 2012❓前後 かなり直近

ゾクゾクする狂気 それで楽しめた人は真の映画ツウ。
だから 観客10人俺を除いて9名は 地区を代表する 映画のプロが集ってた。

今週 コナン ドラえもん &マインクラフト with 花まんま 真相何やら パリピ何やら
と超激戦の週 この作品選んだ時点で もう ハイレベルです

大変というより 痛々しい ➕ ロシア🇷🇺の寒寒風景が 非常に親和性が高い❗️

ただなぁ 映画以前に バレエ🩰 知識が無い 俺には チコっとなじまず。

前半 少し寝ました🤏😪😪 それは本作のせいでは無い。
最近 朝イチ鑑賞は ほぼほぼ寝てる😪から 仕事では寝ないのに 映画ではダメ🙅なんだよネェ。

有料🈶有料パンフは コンパクトで 読みやすい という意味では合格点。

based on実話 確かに 実話だという説得力がある 誠実作品。

こういう 自分に縁のない世界を知るのは 良い体験でした。寝たけど😪

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満塁本塁打

2.5政治と金とスポ根と

2025年4月26日
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悲しい

怖い

幸せ

米国人として初めてボリショイバレエ団に入団したジョイ・ウーマックの話。

スカウトされてボリショイバレエ団のアカデミーに入学し、と始まって行くけれど、てっきりスポ根かと思ったら、ドロドロの女の足の引っ張り合い!?
そしてディレクターの掌くるくる?w

いよいよボリショイへとなったら、今度はやっぱりそういう話しですか…2010年代でこれってさすが前時代的思想を行く国ですね。

バレエの知識は無く主人公のことも全然知らないで観賞したけれど、ある意味ありがちを地で行く出来事にメリケンパッションを見せてくれて、なかなか面白かった。

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Bacchus

1.0オシポワの無駄遣い

2025年4月25日
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鑑賞方法:映画館

バレエがメジャー作品で題材とされる時、いつも過酷で大変ってやりがちだけど、そもそも何故そこまでしてやりたいのかが置いてけぼりだから感動に至らないのよ。

だいだい政治と賄賂で配役が決まるとか、バレエ業界の方々に甚だ失礼。それをやってたら少女達があんなに憧れる完成度にはならないという本末転倒。
そんなんじゃないことはオシポワさんの舞台でわかるかと。

この映画は実話ベースということだけど、リスペクトが足りてないわ。

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ジャム太

5.0タリア・ライダー

2025年4月25日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

彼女が主演の映画を観るのは「スイート・イースト」に次いで2作目。正統派スターがエネルギーを振り絞って演じた上質の映画。

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あくび

3.5どんなに登ってもてっぺんが見えない

2025年4月16日
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鑑賞方法:試写会

実話を元にというけど、心身ともに成長期の年齢には過酷も過酷な世界。

踊る内容は姫だの妖精だのの割に、その役を手に入れるまでが茨の道すぎる。
一体どれだけの犠牲を払えば、欲しい場所に辿り着くのだろう。
その上、出来る努力をし尽くしても、まだてっぺんには更なる犠牲を払えと言う。
最後の砦は、まるで悪魔との契約のよう。

身体的なものも含めて才能がある前提で、更に努力ができる子しか生き残れない世界なのはわかってはいたけど、彼女はそれが出来たのに、まだ求められたものがただの観客の私ですら到底納得いかなかった。
でも負けない彼女が本当に凄すぎて目が離せず。
でも私も彼女のママだったら、家帰ってこい!こっちでいくらでもやり直せるんだから、って言うわね。
とにかく彼女の情熱、、いや、ど根性が凄すぎるので覚悟してご覧あれ。

ドキュメンタリーというにはドラマチックな展開で、ドラマというには過酷さがリアルすぎ。でも多分バレエ好きは絶対好き。

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icco

4.0タリア・ライダー推し

2025年4月14日
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鑑賞方法:試写会

2025年4月13日
映画 #JOIKA 美と狂気のバレリーナ (2023年)鑑賞

ボリショイ・バレエ団に入団したアメリカ人バレリーナが厳格な教師やライバルたちの嫌がらせ等により精神的に追い詰められ

まさに美と狂気の世界

しかも実話というから凄いです

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし

3.0極めることの難しさ

Kさん
2025年4月14日
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鑑賞方法:試写会

《試写会にて鑑賞》

プリマになることに取り憑かれた
アメリカ人バレリーナ、ジョイの狂気を
描いた実話ベースの作品。

ライバルたちからの
罵倒、嫌がらせ、蹴落とし合いが凄まじい。

当時の闇の部分もしっかりと描かれており
血の滲む努力をしても政治の力によって
夢が妨げられてしまう現実には胸が締め付けられました。

タリア・ライダーの
美しく舞う姿は努力の賜物。

ダイアン・クルーガーの
完璧を求める教師役も
素晴らしい表現力でした。

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K

3.0華やかな世界の裏の澱み

2025年2月21日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

世界最高峰のバレエ団ボリショイ・バレエを舞台に、プリマになることに取りつかれたアメリカ人バレリーナ、ジョイ・ウーマックの実話を映画化。非ロシア人という事で差別され、アカデミーに残るためには過酷なトレーニングと様々なハラスメント、さらには自身のアイデンティティをも変える選択を受け入れるまで追い詰められていく。しかし、情緒不安定になる反動からか、自ら進んで過酷な状況に追い込んでいくようにも見えるあたりが怖い。
宣伝では『ブラック・スワン』が比較対象作として挙げられているが、ロシアつながりという事もあり個人的にはドキュメンタリー『オーバー・ザ・リミット/新体操の女王マムーンの軌跡』を想起した。ロシアの新体操選手マルガリータ・マムーンと、彼女のコーチを務めるイリーナとアミーナに密着しているが、とにかくイリーナによるマムーンへの指導の厳しさが凄まじい。でもいくら周囲から同情されようと、オリンピックで金メダルを獲れば自分も家族も一生安泰した暮らしを送れる(=プーチンの恩恵を受ける)。それを承知してるからこそマムーンも耐える。
本作でジョイを指導するヴォルコワも、傍目にはパワハラと捉えられても仕方ない。でもその根底には生徒を信頼する絆がある。そこが本作唯一と言ってもいい救い。ただ、それを承知してまで過酷な境遇に耐える価値があると納得できるかは個人差があるだろう。
勝てば官軍負ければ賊軍。華やかな世界だからこそ、その裏には澱みがある。

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regency

3.5もうボリショイじゃなくてよくない?

2025年4月30日
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鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞135本目。
エンドロール後映像無し。

タイトルだけで鑑賞を決めたので、冒頭で実話と出た時に、すごく頑張ってプリマになったのか、ライバルを蹴落とすために次々殺していく事件なのかどっちに転ぶんだろと思いながら観てました。実際はご覧になって確かめて欲しいのですが、やっぱり狂気のバレリーナといえばナタリー・ポートマンのブラック・スワンがどうしても思い浮かぶのでそれに比べたらまぁ・・・という感じでした。

こんな腐ったケツの穴が小さいボリショイだと知ったら、別にそこにこだわらなかったら話早かったのに、とは思いました。

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ガゾーサ
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