「京都人じゃなくても怒られると思う」ぶぶ漬けどうどす　きびなごさんの映画レビュー（感想・評価）

京都のことをよく知らずに暴走する主人公、とのコンセプトですが、あれじゃいくらなんでも失礼が過ぎてて日本全国いや世界のどこでも受け入れてもらえんでしょう(苦笑)
冒頭で14代目が逃げたのもそれを予見してのものだったのかな？w
あの行動に怒るのは当然なのに、これではまるで京都の方は了見が狭いと言いたいかのように映ってしまう…

久々に笑える映画を観たいなぁと選んだ一作なのに声出して笑ったのは０、クスクス笑いも2〜3回程度でたいへん残念…

展開も謎だらけで、特に浮気と逮捕のシーンは余計だったと感じた
途中からはこんな人に振り回される人々が気の毒すぎて、そちらへの共感と同情に走ってしまったほど(笑)
そして一番の謎は……………

オチがない！！！！！
というか、何一つ解決しとらんやないかーい！

せめて最後のぶぶ漬けのとこはもうちょい自然に、且つ明確に、『義母にお茶漬けを食べさせようとする行動』からの「まどかちゃん、それぶぶ漬け勧めてるよ！」みたいな流れにしてほしかった

そんな中、キャストについてはもう室井滋さんの名演に尽きます！もはや巨匠の風格！
それから、中村先生役の若葉竜也さん！
終始一貫した喋り方、最高でした！

ラストは突然『終』でブツっと終了してびっくりした…まるで昭和のN○Kの番組みたいにw
ならばいっそ続編で、中途半端な部分を全て回収してくれることを願って止まない自分がいるのであった(笑)