劇場公開日 2025年6月6日

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ぶぶ漬けどうどすのレビュー・感想・評価

全87件中、1~20件目を表示

4.0言葉もイメージもそのまんまの意味で受け取ったらだめです

2025年9月27日
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私は主演の深川麻衣を全く存じていなかったのですが、とても素晴らしい俳優だ。

彼女は静岡出身で乃木坂46なるアイドルグループの1期生として活動していたらしいが、デビューシングルでは選抜メンバーから落ちてしまうも、地道に努力を重ねて、卒業シングルではセンターを務めたことは全く知らなかった。ましてや卒業後は、『16人のプリンシパル』で主要十役を制覇した確かな演技力を生かして、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』や『嗤う蟲』など多数のテレビドラマや映画に出演していたことも存じていなかった。

まあ、ここまでのことは冗談にも程があるが、深川麻衣が『パンとバスと二度目のハツコイ』に出演していなかったら、今泉監督を知ることはなかったし、『愛がなんだ』をみにいこうとも思わなかったから、出演作はぜひみたいと思える俳優である。

本作の主人公・まどかを演じるのは、深川麻衣にしかできなかったはずだ。アイドル時代も「聖母」という愛称で、メンバーやファンから親しまれていたが、「アイドル」という仮面を剥いだら、毒を吐きたかっただろうし、聖母ではない現実も生きていたことは想像に難くない。そんな彼女だからこそ、洋装も和装も似合って可愛い(ボブヘアもいい長さ)、ではなく、京都を舞台にした、本音と建前を使い分ける人物たちのドラマをこなすことができたに違いない。

以下、ネタバレを含みます。

ただ物語は極めて不可解である。
あるあるな物語の筋としては、よそから来たまどかが京都の魅力に気づき、そのよさを守るために、義実家や地域住民と関わっていく、というのがあると思う。
けれど義実家や地域住民は魅力に気づいていようとも、結局は自分たちの生業を守ろうとしているだけだし、義母は老舗の家を売ろうとしている。
まどかにしても、京都の魅力を知らしめようとするマンガは、カリカチュアされたものであり、「ネタ」として消費していることが否めない。さらには、義母の実家売却の黒幕とする不動産屋の男を追い出そうとするマンガは誹謗中傷に溢れており、肯定されるべきもののようには全く思えない。

皆が建前をつかい、守りたい京都は何なのだ?そして守ろうとする彼らは一体何者なのだ?
ラストシーンにも顕著なように、守りたい京都なるものは存在しないし、守ろうとする彼らは誰一人、善人ではない。本当が空(くう)であることに、虚を突かれてしまった。

まどかは、勧められたら帰らなくてはいけないぶぶ漬けを避けるでもなく、遠慮するでもなく、喰らいつくす。あの姿には、彼女が京都に寄生したかのようにみえて恐ろしかったが、本作が描こうとしたシニカルさが十全に示されているように思う。

ラストシーンの尻切れトンボ感がなければ、上半期を代表する邦画になったのかな…
序盤の非観光地化された京都の風景を映す素晴らしいショットのように最後まで本気を出してほしかったが、深川麻衣をみれたので十分です。

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まぬままおま

3.5京都あるあるのブラックコメディに見せかけて…

2025年7月31日
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村山章

2.0京都で村ホラーコメディ?と沸いたが。

2025年12月2日
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配信初見。
冨永が京都で村ホラー?と沸いたが、
珍妙数多の因習と漫画家の戸惑いが
終始噛み合わず幕。
絶対的に不足する観光インフラ下で
膨大な観光資源を持て余し、
国内外の観光客に追いやられた
原住民の苦悩と悔恨を撮る気も無さそう。
夫や義父の顛末も余計。
全員演り損。

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きねまっきい

3.5ここ数年の邦画で私的1番ヘンテコな映画に思われ、最後まで大変面白く観ました!気になっている人は頭を真っ白にして是非‥

2025年10月12日
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komagire23

2.0くり返し

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

再生される 先入観 固定観念 求められることに応え続けるのは もう うんざりだね ヨソさん ソトさん なんだろね だんだん 京風になりきる まどか 撮った側に理不尽を訴えるも 自分の振る舞いには自覚なし 軽率過ぎる情報の拡散には ほとほと嫌気がさす 環女将さんの一喝に 拍手!!

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Sophia

京都物まね

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

 京都のお宅に伺って、そろそろお暇しようかとした時に「いや、そんな事言わんとぶぶ漬けどうどす?」つまり、「お茶漬けでも召し上がって行って下さい」と言われて、「そうですか?」とその言葉を間に受けたら、「言葉の真意も分らぬ田舎者」と心の中で笑いものにするのが京都人の底意地の悪さと言われています。東京から夫の実家の京都に移り住んで来た女性が遭遇するそんな異文化衝突のお話です。

 京都に七年暮らした僕は所詮は他所から来た者のせいか、そんな目に遭遇した事はありませんでした。でも、そんな余所者の僕から見ても、本作には何故か京都の匂いが全くしません。確かに京都でロケもしているようだし、京都らしい台詞もあるのですが、誰もが想像するであろう京都に寄せた物真似にどれも見えるのです。

 そして、富永昌敬のこれまでの作品『素敵なダイナマイトスキャンダル』『白鍵と黒鍵の間に』でも感じた様に、繋いでいた手を突然放す様な投げ遣りな終わり方にただポカーンとするのでした。

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La Strada

4.0かなり面白い

2025年7月28日
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ぶぶ漬けどうどすというフレーズは聞いた事あるものの、実際に言われることなんて本当にあるのだろうか?気になるところだが、そんな京都の裏側を垣間見れた楽しい映画。かなり誇張してる部分もあるかもしれないが、我々が思い描いてる京都そのもの・・・なんて言ったら京都の人に怒られるかもしれないが、そんなステレオタイプな京都のイメージを面白おかしくいじりながら描いた作品。普通に笑って楽しめる作品なのだが、後半に行くに連れてあるメッセージが浮かび上がってくる。そのメッセージは京都に限らず全ての人に共通する事かもしれない。誰しもまわりから求められる事に対して、当事者はそこまで気にしてないのかもしれない。逆にとても大切にしてる事もあるのかもしれない。結局人の価値観なんて人それぞれだし色々なことを考えせられた。面白いがとてもいい作品でした。

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映画大好き神谷さん

2.5脚本が・・・

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

大好きな京都が舞台のコメディと聞いていたが、観ようか観まいか迷ったあげくに観に行ってきた。

演者はよかった。主演の深川麻衣はじめ、俳優陣の演技に文句はなし。
個人的には、中村先生(若葉竜也)の京都偏愛変人キャラが好き。よそ者に滋賀県で「京都人かくあるべし」ってセリフ言われても説得力がないんですけどw

しかし、どうも脚本が雑というか、練り込み不足な印象。わざとそうしたのか?
色んなエピソードが、ぶつ切り感があり、短いカットで場面が進んでいって描き方が薄い。そして、主人公まどかが、途中から思い込みの激しい嫌な自己チューキャラになってしまっている。空回りする自己チューキャラの暴走ぶりを笑って欲しかったのだろうか?残念ながら周りの人に迷惑をかけまくる不快感が勝って笑えなかった。

そしてエンディングで完全に置き去りにされた感が・・・一体何だったのか、これは・・・

目の付け所と設定は良いと思ったし、演技もよかっただけに、ちょっと残念な映画鑑賞になってしまいました。
ま、京都にはこれからも通うけどね!

※「洛中」「洛外」なんて言葉を現代の京都人は使うのだろうか?「碁盤の目の内と外」という表現は聞いたことがあるが・・・

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TS

4.0場所を京都に移した「嗤う蟲」

2025年7月13日
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鑑賞方法:映画館

「京都の方の本音と建前の違い」という、これまで擦られまくって手垢のついたモチーフを、本作で今更のように取り上げた意味は、映画の後半部分の室井滋の姿に集約されていたと思う。

加えて、深川麻衣と若葉竜也、そこに片岡礼子まで出てくると、「“嗤う蟲”か?」と思ってしまったが、見終わると「やっぱり場所を京都に移した“嗤う蟲”だったなぁ」というのが感想。
とりわけ、深川麻衣の「傍若無人で自己中心的な思いこみを疑わない絶対的な自己愛」の怖さが共通していた。傷つかない鋼のメンタルは、それだけで、周囲を振り回す「力」になり得てしまうんだなぁとしみじみ思った。

公式サイトでは、シニカルコメディと謳っているが、自分にはホラー映画だった。

あと、本作の若葉竜也、大好き。
世間的には評価は低めだが、言うほど悪くない。

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sow_miya

3.0それぞれの地域の文化の違いは当たり前

2025年7月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

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月光仮面

4.0京都の裏表 楽しかったです。

2025年7月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

しかし 浮気な旦那と その相手に 寛容すぎます。
普通 1-2発はパンチくらわすでしょ。(笑)
ラストも突飛でしたが 証拠品押収しないのが 不自然。(^_^;
着物姿の女性たちは 美しく目の保養になりました。
漫画もコミカルだし ささっと書いてしまうのは 見事でした。

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Hammer69

3.0小野寺ずる🤩

2025年7月1日
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鑑賞方法:映画館

ゴリエ???
とても多才な人なんですね。
愛人にしたい。
主役を喰ってました👍
とはいえ、深川麻衣も色っぽくなってきた。
澁澤家の家紋はアゲハノチョウですか?

予告編のほうが面白かったかな。
オチはあるようで、なかったような
微妙🤔

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カールⅢ世

3.0京都の風情と裏の顔を表現

2025年6月29日
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鑑賞方法:映画館

序盤のちょっとしたところの表現は良かったが、ラストに向けて、なんでこうなるの。というところが連発した。
事件なんか、なくてええのに。
と思いましたが、映画館内では、笑いがおこり、お客さんは楽しまれていました。

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nyaowan

5.0察しろよ。歴史しかないんだから。

2025年6月28日
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笑える

楽しい

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すけちゃん

3.5京の風にあてられて

2025年6月27日
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難しい

驚く

斬新

京が都になってから権力争いの坩堝になり、護摩業やら御祈祷をする各宗派の坊さんやら、嘘か本当か陰陽師の安倍晴明が一条戻橋に式神を飼ったりと、魑魅魍魎が跋扈してきたわけです。
と言うか、そう信じたい。特に外野は。
そんな『なんかあるんじゃない?』って期待した主人公が京都にあてられて、少し発狂しながら破茶滅茶して行くホラー映画でした。

監督がホラーを前提に作りたかったと、どこまで本気か分からない話をしていたのを目にしたけど、こういう、人に何かが取り憑いた感じにみんなを巻き込んで繰り広げる劇画タッチな常軌を逸した喜劇の連続も、ある意味ホラーだなって、ホラーにするならこういう作り方しかなかったかもなと思た。普通に洛中の都市伝説を真面目に作品にしたところで、多分どこかで行き詰まった気がしたから。

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Mackintosh

3.5最後の終わり方が、いただけない

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

世評が芳しくなかったので、見ないでおこうかとも考えましたが、久し振りの映画だったので、見たらソコソコ良かったです
特に、京都の街のカットが写真で綴られたオープニングは、そそられました!
でも最後の終わり方が、いくら旦那は阿保ボンで良いとは言うものの、あの終わり方は京都人でなくても、いただけないカナと思います
会社の先輩に、洛中に実家があり母親が住んでいるので、嫁と一緒に神戸のマンション暮らしという人がいますが、生粋の町屋だけに売れないと言っていたものの、奥さんは売ると思っています!
そんな風に京都も変わって行くのでしょうね!

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jazz須磨

2.0期待しすぎたかも

2025年6月24日
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笑える

単純

京都の「いけず」を掘り下げてくれるかと、勝手に期待しすぎて勝手にガッカリして帰ってきました。「下駄の音がよろしいなあ」が「うるさい」だったり、「元気のいいお子さん」が「騒がしい」だったり、いろいろ面白いいけずがあるのに、この映画では「そりゃあ、東京の会社の中でも怒らせますわ」ということばかり主人公がするもんだから、ただのもの知らずの話になってしまって、物足りなかったです。

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クララ

4.0「よそさん」のまどかの図々しさにイライラしっぱなし

2025年6月24日
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笑える

悲しい

知的

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ふくすけ

3.5ずるマニア

2025年6月23日
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笑える

楽しい

単純

腹を抱えて笑うという訳ではないが、所々でクスっとさせられる面白い作品。
映画を観終わって最も印象に残ったのが、主人公とバディを組む漫画家を演じる小野寺ずるさん。
奇抜な髪形と化粧で、駅弁スタイルで漫画を描く姿が頭から離れません。
wikiを見ると面白い経歴の方ですね。
小野寺ずるさんの他の出演作品を観たいと思い調査中です。

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koji

3.0面白かったけども。

2025年6月23日
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鑑賞方法:映画館

それなりに面白かったけど、あの感じの不動産屋が悪というのはストーリーとしてどうなんやろうね。なんかもっと悪辣な東京のデベロッパーにしたほうがすっと来たかな。あとはラストのオチももっと大きなだったらもっと楽しめた。
後は、さすがに浮気に無反応すぎるやろ。

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khapphom
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