皇帝の宝石 ブルガリ ホテル ローマのメイキング映像のレビュー・感想・評価
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壮大なコマーシャル・ビデオ
2023年6月8日、グランドオープンを迎えたブルガリ ホテル ローマが出来るまでを追ったメイキングのドキュメンタリー。
ブルガリは時計や宝飾品のブランドだと思っていたらホテルまでやっていたんですね、ミラノ、ロンドン、バリ、北京、上海、ドバイ、パリ、日本でも東京駅八重洲口にもあるようですが、まだ行ったことはありません。映画はブルガリのブランド哲学である「洗練されたデザイン」、「最高級の素材」、「卓越したサービス」へのこだわり、立地から大理石、モザイクや織物、ステンドグラス、彫像や美術品など調達、製作にかかわった企業や職人たちの宣伝文句が延々と続く壮大なコマーシャルです、常に語っているので字幕ばかり追いかけて肝心の映像に目を向けられなくて当惑しました、こだわりを自慢したいのはわかりますが語り過ぎでしょう。
ホテルは、立地や文化に合わせたデザインと、ブルガリならではのラグジュアリーな空間、素晴らしいことは認めましょう、ただ高級過ぎて財布が心配・・。
美の体験
文化、伝統、芸術、過去へのリスペクト、過去と現代の融合、ジュエリーを意識する、そして人間の手による気が遠くなるほど手間と時間がかかる作業がミラノのホテル設計者を核にイタリアの北部、中部で繰り広げられる。それぞれの小さな工房の人達の地道でありながら自信のある美意識を見せられると、「どうやって修得したのか、できるのか?」の疑問にいつもたどり着く。
ホテルのテラスの植栽を委託されたのは花市場で有名な町Pistoia(トスカーナ州)。ローマの植物層を調査しそれに合わせた植生を作り上げるプランにたどり着いた。そしてホテルなど建設する際、建設費用の2%は芸術に関わるものにしなければならないという法律の存在。この二つには特に感動した。
特定の場所を除くと、日本の街並みは醜悪だと思う。ありとあらゆる色、ありとあらゆるフォント、ありとあらゆる素材、ありとあらゆる大きさと形の看板を見ると気分が悪くなる。だから町を歩く時は、そういう物が少ない通りを選ぶし、あっても見ないようにして歩く。なんだか悲しい。
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