「素晴らしかった」ファンファーレ!ふたつの音 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
クリックして本文を読む
主人公の新曲があまりに尖っていて、現代音楽はこうなるかと思ったのだけどその直後客席から始まる『ボレロ』に鳥肌が立つ。
弟は不愛想だけどその分芯の優しさが際立つ。けっこうエモい男で素敵な人柄だ。彼は絶対音感がありながら場末の吹奏楽団で演奏していて、一瞬メジャーな楽団のトロンボーン奏者を夢見て、即破れる。クラッシックは敷居が高いのだけど、ジャズやロックならその才能を発揮できただろうに、なぜそうしない。今やスマホがあれば世界に扉が開いているというのにな。そうあってもしない人がいるだろうけど、彼はオーディションを受けるようなタイプなので、しない理由が分からない。周りにロックやジャズを一緒に楽しんでくれる人がいなかったのだろうか。家に楽器がたくさんあったので、楽器屋に行けばいくらでもいそうだ。まさか通販で買っていたのだろうか。
コメントする
