「こう来たか!」ファンファーレ!ふたつの音 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
こう来たか!
音楽ものでは「ボレロ」が氾濫しているのでまたかと思ったが、こうなるのか!と新鮮だった。養子、病気、兄弟、パッチワーク家族、格差社会、多様性を入れ込みながら、町の高圧的市長に一方的な工場閉鎖という、リアルな社会状況が描かれていたので真面目に見て考えることができた。それを可能にした要の存在がジミーだった。ジミーを演じたピエール・ロッタン、いい。
おまけ
ピエール・ロッタンはフランソワ・オゾン監督の「秋が来るとき」の主人公ミシェルの親友の息子ヴァンサン!この映画でもとても大事な役割を担っている。オゾン監督のキャスティングの良さに改めてしみじみ感動した
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オパーリンブルーさんのコメント
2025年10月4日
ラストは正直なところ、ファンタジー寄りとでも言いますか
あんな服装の団体が座っていたら否が応でも目立つ訳で、あのラストシーンにはなるまいという冷めた感情を何処かで持ってしまいますが
(…といいながら、ホロッと涙出ました)
病気のこと、景気の悪い鉄産業の話、素人演奏家が頑張ったところで限界があること
わざわざ会いに行った娘は小遣い狙いでサッサと帰ること等々
リアルとファンタジーのパッチワークのバランスが良かったですね
ニコラスさんのコメント
2025年9月22日
こんにちは。
ジミー役、とても良かったですよね!ヴァンサンの時も。
内面の良さが滲み出るというのか、こういう人をキャストできる能力のある人をお目が高いと呼ぶのでしょうね。
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