劇場公開日 2025年9月19日

ファンファーレ!ふたつの音のレビュー・感想・評価

全72件中、1~20件目を表示

4.0音楽で語り合う兄弟の絆

2025年9月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

こういう展開かな?と予想していた展開に全くならず、2回ぐらい予想外な展開になり、最後は思わず条件反射で「ブラボー!」って言って拍手したくなる衝動を必死に抑えた。

まさかこんなラストが待ち受けているなんて思いもせず、涙もろい私はあんなことされたら秒で泣いたよね。

生き別れになった兄弟が、兄の病気をきっかけに再会し、そこから始まる交流の描き方が本当に素晴らしい。
スマートな兄と無骨な弟。裕福な兄と貧しい弟。育った環境は真逆で、複雑な思いもあるけれど、そんなことを越えて音楽で絆を深めていく。
ぎこちない会話も、音楽になったら饒舌になり、硬い表情も柔らかくなる。音楽の力ってすごいなと思わせられる。

現実はうまくいかないことが多くて、急に不幸は降りてきたりもするけれど、それでも諦めずに助け合って、支え合って、何度だって立ち上がる。
芸術を愛するフランスだからこそ、芸術のもつ力を信じた作品のように感じた。

現在公開中の「8番出口」で不気味さの演出として使われている「ボレロ」が、作品違うだけでこうも違った曲に聞こえることにも驚き。
「ボレロ」は、孤独な踊り子が周囲を巻き込みながら舞い踊る様子を描いた曲。そんな「ボレロ」に合わせて、ひとりじゃないよと伝えるかのような圧巻のラストを是非映画館で体験してほしい。

ひとつ苦言を言うなら、エンドロールどうした?
こんなに素敵な音楽を聞かせてくれたのに、急にぶつ切り音楽で終わってしまって戸惑った。

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AZU

4.0幅広い観客を魅了する語り口と重厚さのバランスが秀逸

2025年9月27日
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鑑賞方法:試写会

幼い頃に生き別れた兄と弟。そんな二人の思いがけない邂逅を描いたこの物語は、興味深いことにオーケストラとブラスバンド、クラシックとポピュラー音楽、さらには中央と地方、経済的格差など、様々な壁のようなものを融解させながら、誰しもを惹き込む語り口にて展開していく。私はクールコル監督がかつて脚本を務めた『君を想って海をゆく』(09)を愛してやまない一人だが、主人公の専門分野がこれまで向き合ってこなかった領域と重なり合い、そこで新たな自己発見が生じるという流れは本作にも通底しているように思えた。新旧様々な楽曲レパートリーが目と耳を充実した気持ちに浸らせる中、後半は地方経済や産業にもヒューマニズムあふれる視線が注がれる。そのタッチは懐かしき英国の名作『ブラス!』をも彷彿とさせるかのよう。音楽というものを一つの糸口として、やがて社会全般や労働者の尊厳をも包摂するドラマへ発展していく流れを大いに堪能した。

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牛津厚信

4.5ラストはアレって思っても、嬉し泣きしちゃいました😅

2025年9月29日
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鑑賞方法:映画館

酷なエンディングを覚悟しながら見る…と大逆転が…前半が平和に進むなか後半の看護婦再登場でやっぱりか!全員に訪れる悲しい現実、何一つ解決せずそれぞれお先真っ暗なんだけど、ラストの少しでも前を向くための愛と想いには感動しちゃいました。

難を言うなら白血病の扱い方→今では全てが必ずしも死の病ではないが、山口百恵が白血病で死ぬ赤い疑惑(古くてすみません)を思い出してしまった、背景が海だしね😅

ラストはティボにもサプライズ?、それともあの女マネージャーが内緒でチケット手配したのかな、あのエンドにケチつける気はないが、不自然さが目立ってたかな~

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JAG

4.0とても魅力的な兄弟

2025年9月28日
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鑑賞方法:映画館

フランスの田舎街の労働問題も取り上げつつ、
生き別れた兄弟の絆
養母との絆
楽団の絆
炭鉱で働く者たちの絆
人と人との絆の大切さを感じることのできる温かい作品でした。

さらに、美しい音楽も聴けて、終始飽きることなく楽しめました。

それに、バンジャマン・ラヴェルネさん演じる
有名な指揮者のお兄さん“ティボ”と、
ピエールロッタンさん演じる
朴訥だけど優しそうな弟の“ジミー”のキャラとの対比も良かったなぁ⋯。

また、指揮者が主役の作品をいくつか観たことがありますが、
今までは、良く解らなくて少し距離を感じていたのですが、
お兄さんに教わるジミーに共感でき、少しだけ距離が縮まったかも。

ラストは、泣きました。
素晴らしかったです!

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hkr21

3.0音楽の魅力を教えてくれる

2025年9月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

評価が高く、映画コムのキャッチコピーが「よい映画ではないです。最高によい映画です。」とあり、チラシにはフランスでの観客動員数260万人、カンヌ出品などなど注目せずにはいられず、見てみようかとweb予約をしようとしたら「残りわずか」となっていて、これは見るべき映画と思って見てきました。映画の導入部分がいいです。主人公がオーケストラを指揮して、その指導ぶりが本物っぽくて、一個一個の指導でオーケストラどんどんよくなっていく感じがしてて、映画に入り込むことができました。
いろいろな映画のいいところが入っている気がしました。オーソドックスなストーリー展開ではあるもののラストのコンサートシーンではグっときてしまいます。
音楽が根本的に持っている人を感動させること、人を惹きつけること、人同士をつなげ、融和させることを教えてくれる映画でした。

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むっ、むいちろう

4.0映画館で見て欲しい

2025年9月27日
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ストーリー展開は想定内。兄貴…やっぱりそうなるよね。弟よ、良い育ての親に育てられたのね。優しくて良い人じゃん。
予想通りのストーリー展開でしたが、テンポよく進むので楽しめました。
ラスト!兄弟の絆を感じたわ😭

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Oyster Boy

3.0仏の田舎の工場労働者の雰囲気

2025年9月27日
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仏の田舎町の工場労働者の楽団、兄は 有名な指揮者で骨髄移植で 見つかった。
最期 ボレロを プロと 工場の楽団が 共演

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東條ひでき

5.0素晴らしい映画

2025年9月27日
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くー

4.0ボレロの合唱

2025年9月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

作中で途中に描写された、工員とのボレロの合唱がラスト場面でこんなふうに響くとは。

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ないちゃん

4.0ラストいい!

2025年9月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

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ミカ

3.5ボレロは名曲

2025年9月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ドキドキ

世界的指揮者が白血病になって偶然弟の存在がわかる展開。弟の方は粗野だったが、関係が深まってきてお互いかけがいのない存在になっていく。
最後のボレロがいい。
偶然だけど、日本の映画「8番出口」でもボレロをうまく使ってた。

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にっく

4.0忘れられない景色

2025年9月25日
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悲しい

興奮

幸せ

有名な指揮者の男が白血病で倒れてしまい、骨髄移植の為に生き別れの弟に会いに行くが…といった物語。

いきなり兄と言われても…と言うことで癇癪を起こし飛び出してしまうジミー。こりゃあティポにとって前途多難になりそうだ…と思ったら、え!?思いの外…。そこは本筋じゃないのか!?

そんなこんなで、生き別れ後に比較的恵まれ指揮者にまでなれたティポと、寂れた町で余裕の無い生活のジミー。命の恩人でもあり、この不公平を埋めようとジミーを支えたいティポだったが。

大人になった男同士の良き関係性や、熱くも卑屈な一面を覗かせるジミーの健気な挑戦、そして挫折。それに寄り添おうとするティポの姿。仲間達との軋轢や絆、その全てが儚くも美しいですね。

個人的には、短かったけどティポとジミーの育ての母との2人のシーンがお気に入りかな。余裕もないのに、知ってたら両方って…。ちょっと目頭が熱くなったよ。

終盤に向けての流れは人それぞれ感じ方が異なるだろうな、と思いつつ、ここまでに胸がアツくなるクライマックスも沢山映画観てきましたが中々ないですよね。皆が通じ合えるツールがそこに…。

ワタクシも趣味で音楽をやってますが、改めて良いなぁと思わされたし、これで誰かと繋がれたら…そんなことを思わされた作品だった。

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MAR

4.5そう来たか 初演ぶっ飛ぶ ボレロかな

2025年9月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

株主優待券の消化で見たけど ヤラれたわ。(T_T)
音楽の使い方が 見事です。
個性的な人々 だぁーい好きです。
障害のある子も 楽しそうで良かった。
映画は観ないと わからんもんです。(笑)

血のつながりは あってもなくても 人は人

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Hammer69

4.5ティボどうなる?

2025年9月25日
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こんな素晴らしいボレロが聴けて良かった。
しかしいきなりエンディングに入るとは。
ティボのその後が気になる。

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あらじん

3.0やっぱ«ボレロ»パイセン!パないッス。

2025年9月25日
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単純

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デブータ

4.025-112

2025年9月25日
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生き別れた兄弟が再び出会う。
互いの存在を知らず、正反対の人生を歩む。

2人を繋ぐのは亡き母親や血ではなく
音楽🎵

音楽を愛する心が2人を繋ぐ。
最後のコンサートのシーンは泣けました😭

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佐阪航

4.0普通のフランス映画に接する喜び!

2025年9月25日
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つかみは抜群!最初に出てきた兄ティボの指揮する劇的なベートーヴェンのエグモント序曲と、弟ジミーが初めて兄を訪ねてきた時、ヘッドフォン越しに聴いたモーツアルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章がよかった。この第2楽章は、東山魁夷画伯が描いた絵画の中で、最もよく知られている「緑響く」を思い出させる。

この映画のテーマは、脚本も担当されたエマニュエル・クールコル監督も言われているように、社会、労働者、音楽という、英国で取り上げてきたターゲットに近い。この映画の舞台も、英国に近いフランスのノール(北の方)と呼ばれる地域で、ダンケルクやユーロスターが通るリールの近く。ただ、過去には繁栄した重要な鉱工業地帯だが、EUの発展に伴い、移民を抱えるパリの近郊とは、また違った苦しさがある。ジミーがトロンボーンを吹いているワランクール炭鉱吹奏楽団も、コスチュームは炭坑夫を思わせるが、炭鉱自体は1980年に閉山し、楽団を町の人が引き継いでいる。何とこの地域には、活動を続けている吹奏楽団が800にも及ぶそうだ。その後できた工場も閉鎖の憂き目に遭っているが、何とかして、その状態を乗り切りたいというのが底流だろう。

生き別れだった兄と弟も、兄ティボへの骨髄移植のために出会ったが、最初からうまく行ったわけではなかった。兄は小さい頃から音楽家となるための理想的な環境に置かれ、裕福な人向けのクラッシック音楽の世界にいたが、弟はそうした環境ではなく、労働者と共に、楽譜の読めない人もいる吹奏楽団にいる。二人の心が触れ合ったのは、ジャズ「クリフォードの思い出」であったことが印象的。二人とも音楽について、特に秀でた才能を持っていたからだろう。エンディングでは、ある曲の演奏をきっかけに何とか和解に漕ぎつけることができた二人だが、今後の行方は決して平たんではない。ティボには病との、ジミーには職との戦いが待っている。途中、シャルル・アズナブールの歌「Emmenez-moi (世界の果てに)」で出てきた「Moi qui n’ai connu toute ma vie que le ciel du nord (私は今まで北の空しか知らなかった)」という歌詞が心に残る。北の海に射す僅かな光明、これがフランス映画。

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詠み人知らず

3.5本当に血を分けた兄弟になったふたりの音

2025年9月25日
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泣ける

幸せ

癒される

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カールⅢ世

4.5最後の演奏でいい結末に持っていかれた

2025年9月25日
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オーケストラ絡みの映画って侮れない。ありきたりの展開や観たことのあるような設定でも、最後には感動させられたりする。
本作も、骨髄の移植が必要な病気にかかったことをきっかけに、実の弟がいることを知ったオーケストラ指揮者の話。でも、闘病や手術についてはさらっと描かれ、2人の男が兄弟になっていく話がメインだった。
裕福な家庭で音楽家として成功している兄と、ちょっと口が悪く学食で働く弟。あまりに違う家庭環境で育った2人が兄弟としての絆を認識するのが音楽という流れはありきたりとも言えるがとてもいい。絶対音感を持っている弟が、音楽家として成功したりする流れだとゲンナリしていたと思うが、そこはきちんと現実を提示していて安心した。
そして最後の演奏。かなり強引だし、なんでここで?とも思うが、そこは目をつむるしかない。多くは語られないから受け付けない人も多いと思うが、個人的には2人が本当の兄弟になったと思えて涙を止めることができなかった。彼らの未来は明るいとは言えないが、素晴らしいラストだった。
やはり、最後に演奏される音楽で感動の結末に持っていかれてしまった。やはりオーケストラ絡みの映画は侮れない。

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kenshuchu

3.5内容は良い話

2025年9月25日
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クライマックスへの展開が予想を裏切ってとても心を持っていかれた。
ただ、フランス人の感情や思考がイマイチ掴めへん。どうしてそないな事言うん?とか何でそこでそうなるかなぁ、、とか、気になる点が少なからずあり感情移入の邪魔をした。
フランス人は差別や偏見の塊やと思てる日本人の俺が偏見の目で見てるからやろか

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灼熱のアッザム・リーダー
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