ナイトフラワーのレビュー・感想・評価
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まるで狐に摘ままれたようなあのラスト
とにかくラストに待ち受ける衝撃的な展開の数々
あの子供達は撃たれたのか?それとも自殺だったのか?
ボクサーの女性はあの後無事だったのか?そしてあのシングルマザーの待ち受ける末路とは?
と、思わせておいて全員あの部屋に居る?何故?とまぁ色々と考えさせるラストでとにかく見た後呆然とするしかなかったです
後から色々な方のレビュー観てまた絶望したのがまたこの作品に対して重苦しい現代日本社会におけるそれぞれの生きずらさというの感じさせる1作となっています
王将のまわしもん(笑)
あの綺麗な北川景子がドラッグの密売人になる。
関西弁で暴れて、今までのイメージを覆す。
そこが見どころと、上映前から言われてきました。
それはそれで、北川景子の演技が素晴らしく良かったし、見応えはありました。
しかしそれよりも私は、格闘家・多摩恵役の森田望智の方が凄いと思いました。
それまでのドラマで見てきた彼女とは体型も顔つきも、ご飯の食べ方歩き方までも全然違ってて、もちろんノーメイクだし、最初は森田望智とはわからないほどでした。
戦ってるときの姿も凄まじくて、勝ったときの吠え方、気絶した時の表情とか、なんなんだこの人は!と、ここまで変われるのかと素晴らしすぎました✨
格闘家でデリヘルって、なかなか結びつかない2つで、ほんと意外過ぎました。
難しい役柄を見事に演じてました。
お話は最初から最後まで、とても面白くて2時間があっという間でした。
こんな世界があるのかーと、怖さも感じました。
私の全然知らない世界です。
荒んだ生活の中、夏希の娘の小春はしっかりした子に育っていて、夏希の子供に対する愛情がちゃんと伝わってるのを感じました。
小春は自分がいじめられても
「やられたらやり返すとか、馬鹿みたい」とか
多摩恵の試合の時でも、目を逸らそうとする母親に
「最後までちゃんと見ないとあかん」と言えるのは、心を強く持っていて1番の大人だと思いました。
小春ちゃん素敵でした💕
逃げた父親の借金の肩代わりをして母の働く姿を見て、尊敬もしているのでしょう。
その反面、夏希の客だった20歳の桜は、父親のいいなりになり、自分の意志を持っていない母親のことが嫌いだったのでしょう。
母親のみゆきも、夏希のように体当たりで子供に接していたら、桜はここまで反抗はしないように思いました。
桜は母親に厳しく叱って欲しかったのかもしれないですね。
ふたりの母親を対照的に描いていましたね。
けれどどんな形であれ、母親は子供の事を大切に思っているのには違いはないと感じました。
薬物販売元締めのサトウも、
「俺の母ちゃんもおまえみたいなのだったらな」
と言ってたのは、羨ましく思ったのかも。
どんな結末を迎えるのかは、映画を見てくださいね。
この映画の中で、多摩恵の幼馴染の池田海がいちばん可哀想でした。
海の想いは切なすぎました。
小太郎の餃子好きは恐るべし(笑)
餃子の被り物は、誰が作ったんだろ可愛かったなー😊
貧しいシングルマザーと格闘家のシスターフッドが胸熱‼️
森田望智の存在に尽きる映画とも言えると思いました。
申し訳ないけれど、多摩恵(森田望智)が鮮烈に良すぎて、
夏希(北川景子)はやや食われ気味。
森田望智は太って(7キロ増量)、股ずれしたレスラーのように歩くし、
チキンライスの食い方なんか、もう格闘家の食い方だし、
極め付けは、《リングファイト》のシーン。
総合格闘技の試合の打ち合いはかなり良かった。
変にストップモーションをつけなくて正解。
本当に殴ってる訳では勿論ないけれど、かなり見応えあった。
なんつったって、多摩恵のボッコボコに打たれまくって、
顔面血だらけで伸びてるシーンは、
マジに死んだと思った‼️
★☆★
シスターフッド。
女同士の助け合いは、エロも金も、駆け引きも要らないんだよね。
ただ強い力の者が、非力な者を助ける。
それだけ、貸し借りも無い。
具なしのチキンライスで良いんだよ、報酬は。
華やかで美しい北川景子、その儚さは生きていた。
北川景子の体当たりの熱演はそれなりに見応えあった。
多摩恵を演じる森田の無骨さ、がさつさ、育ちの悪さの
対比としての北川景子は良かったと思う。
シスターフッドの相手としてはベストマッチだった。
夫が借金を残して失踪したため2人の子供を育てるため昼夜掛け持ちで
働くシングルマザーの夏希は、食い詰めて出来心から、ドラッグの売人を
始める。
それに見兼ねて協力するのが総合格闘家の多摩恵。
◆スマホにアプリ広告を出しただけで、客が買いに来るものなのか?
売人グループの元締めに夏希は掛け合って、ドラッグを分けて貰う交渉は
確かに北川景子が迫力あったね‼️
■でもなんか伏線が回収されないのはかなり気になりました。
★田中麗奈の拳銃は結局誰を撃ったの?
・・・銃声一発だけで、全く不明だし、拳銃に300万も払うなら、
探偵(渋川清彦)に殺人を依頼した方が確実だし、
そこまでの覚悟がないとか?田中麗奈は自殺したとか?うーん?
★多摩恵に売人の元締めを紹介した池田(佐久間大介)が、
・・・リンチにあって車に乗せられてるが、
殺される途中なのか?も、やはり不明だし、
★元締めのサトウ(渋谷龍太)が、リンチにあってる多摩恵のところに、
「ちょっと待てやー‼️」と現れて、「母ちゃんはなんたら?かんたら?」
そいでリンチを止めるけど、なんで?
★ラストも、なんなの?
ハッピーエンドかい⁉️
売人で稼いで暮らしが楽になって旅行へみんなで行く?!みたいな!
■なんにも解決してない気がするけど・・・
そして売人をやって、他人や他人の子供を不幸にしても関係なくて、
悪いことに加担してでも、自分の子供だけは幸福にする・・・
その究極のエゴ。
しかし一つ言えることは、シングルマザーは本当にお金に困ってるんだよね。
これはなんとかしたい。
シングルマザーの賃金を上げろ‼️
と願う。
そしてもう一つ。
普通に真面目に働いても、才能も学歴もスキルもない者は、
金持ちにはなれない世の中だ。
ロマンス詐欺とかオレオレ詐欺とかして人を騙す、
それしか考え付かない世の中だ。
もう一つ、
内田英治監督、「ミッドナイトスワン」ほどに勝負(命)を
賭けた感じは足りなかった。
アイドルの佐久間大介は死なせられないし、
多摩恵とのベッドシーンもアウトだろうし、
北川景子のレイプシーンも、アウトだし、
■
追記
ラストは、皆に幸あれ、的な幻想なんですね・・・。
このラストは、ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」・・・。
(森田望智は、ゴズリングなのね(^^)
(2025年11月30日午前7時)
母の愛の物語
母親の愛情だけの話ではないけれど、登場人物それぞれの背景にはやはり母親への想い、思い出が深くからみ、それがあるが故に、、の行動がみられる。
自分自身母親であるので、子のため、子供がずっと影響され続けるであろう私の存在を今一度より良い物にしないといけないなと気を引き締めた。
登場人物達には只々幸せになってほしい。
ラストや、その後がどうなったのかが描かれていない登場人物の事は、こちらの願望をのせられるので有り難い。
どう償うのか?
繰り返し出てくる、母親はいるのか?家族はいるのか?のセリフよりも、子供がドラッグをおもちゃにしているのを夏希が目にするシーンが一番説得力があったと思う。明確に描かれなかった結末については、ハッピーエンドの描写をそのまま受け取りたい気持ちもあるが、罪を償わずに幸せに暮らすというのは許されないだろう。でも最悪の結末を想像するのはあまりに厳しい。そのシーンでは昼間に花が咲いていたので、やはりありえない幻想だったということなのか?
枯れることの出来ない夜の花。
夫が残した借金を返済しつつ2人の子育てをするシングルマザー永島夏希が金に困り薬の売人に墜ちてく話。
夜の街で襲われ倒れた売人から薬をくすね自ら売る夏希だったが、勝手に商売したことが組織にバレ、ヤられたところを格闘家・芳井多摩恵に救護される、…夏希の生活状況を聞き夏希と多摩恵は組み、知人の伝を使い薬の売人へとなるが…。
これは作品だけど、ただただママを頑張る夏希の姿に泣けてくる。切羽詰まり大変な時でも2人の子達への忘れない愛情、辛いからといって子に当たり散らす訳でもなく、子供ファーストな感じが良かった。
売人として一緒に組んだ男勝りな多摩恵も「こういうの苦手」といいながら、夏希家族と食事、一緒の時間を過ごしながら距離が縮まり家族の様になっていくところも。
ママの大変な状況を察しながら言動する長女の姿にも涙、組織のボスにも情はちゃんとあったんですね!?
売人に墜ちてく姿、現実逃避で薬に逃げそうになる姿に頑張れママ!と応援したくなっちゃう本作面白かった。
道をはずれた危険な状況な中の日常が光る映画
俳優陣のキャスティングが絶妙。どうあがいても道をはずれていっている状況の中で、佐久間大介演じる海と森田望智演じる多摩恵のリングの中でじゃれ合うようなシーンや、多摩恵が北川景子演じる夏希の関西弁を真似して2人で笑い合うシーンなど、ひとときのほっとするような、柔らかさを感じるシーンが特に印象的だった。森田さんや佐久間さんは、普段のイメージからかけ離れた役柄なのにとてもしっくりはまっていた。
母性愛に飢えた人々が蠢く都会の片隅で、彼女は咲き誇る花になれたのだろうか
2025.11.28 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(124分、PG12)
生活に困窮するシングルマザーがドラッグの売人の道を進む様子を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本は内田英治
物語の舞台は、都内某所(蒲田周辺)
大阪から東京に出てきた夏希(北川景子)は、幼稚園児の息子・小太郎(加藤侑大)、小学生の娘・小春(渡瀬結美)を一人で育ててきた
夫は借金を抱えて逃げ、彼女たちも東京へと住処を移していく
ラブホのベッドメイク、地球儀の制作所、スナックのホステスなどを掛け持ちして生計を立てていたが、生活は困窮し、小太郎が欲しがる餃子はおろか、小春のバイオリン教室の月謝を出すのも一苦労だった
ある夜のこと、仕事帰りに路上で気分が悪くなった夏希はその場で蹲ってしまう
そんな彼女に不審な男が声を掛けてきた
男は間違いだと気づいて別の若者に声を掛ける
どうやら何かを路上で売っているようで、その取引が終わった途端に、男は何者かに襲われて金を奪われてしまった
夏希は心配になって男に近づくものの、何を思ったのか、男が所持していたドラッグを盗んで、その場から逃げ出してしまった
数日後、夏希はそれを売ろうと繁華街に繰り出し、ある若者に売ることができたものの、ヤバい筋の男に見つかって殴られてしまう
路上で苦しんでいる夏希だったが、通りすがりの女性・多摩恵(森田望智)に介抱されることになった
多摩恵は格闘技の選手として成り上がろうとしている女性で、資金繰りに悩む弱小ジムのためにデリヘル嬢をしていた
彼女の幼馴染の池田(佐久間大介)はデリヘルの送迎をしながらも、多摩恵がその仕事をしていることに憤りを感じていた
映画は、いよいよ追い詰められてきた夏希が正式にドラッグの売人になろうと決意する様子が描かれ、そんな彼女のボディガードを多摩恵が担うことになった
資金繰りが良くなり、小太郎の食べたい餃子や、小春のために中古のバイオリンを買えるようになってくる
だが、発達障害を持っていると思われる小太郎は度々幼稚園で問題を起こしていて、とうとう児童に後遺症が残る怪我を負わせてしまう
慰謝料の話も出てくる中、夏希は今まで以上にドラッグを売って稼ぐことを決意するのである
物語は、とにかく夏希を追い詰めるための設定がたくさんあって、行政の窓口もテンプレのように描かれ、悪態をつく市民まで登場する
その後は、繁華街の若者相手にドラッグを売り捌いていくものの、とある令嬢らしき女・桜(瀧七海)に売りつけてしまう
桜の母・みゆき(田中麗奈)は、家出がちな娘を心配し、元刑事の探偵・岩倉(渋川清彦)に素性調査をさせていた
だが、その矢先に桜は警察の職質を受け、それから逃げる最中に車に轢かれて死んでしまう
みゆきはその怒りを売人に向けることになり、岩倉から得た情報をもとにして、夏希たちに近づくことになったのである
映画は、ラストシーンをかなりぼやかしていて、色々と想像させて終わっている感じに作られていた
だが、想像させるという範疇を超えていて、疑問点が拭えないまま終わった感が凄かった
売人の元締め・サトウ(渋谷龍太)の多摩恵への3つの質問も謎のままだし、彼女が無事だった理由もわからない
また、岩倉から拳銃を買ったみゆきが何に向けて発砲したのかも不明のままだった
ここまでエンディングをぼやかしてしまうと、何が言いたかったのかも不透明に思えるのだが、一応は「子どもを守る母親にサトウは感化された」みたいな陳腐な想像に落ち着いてしまう
おそらくは、サトウは多摩恵に対して「あの母ちゃん(夏希のこと)をどう思うか?」というようなことを質問していて、その答えが彼の腑に落ちるものだったのだろう
今後、彼女らがどのようにして生きていくのかは描かれないものの、生存と引き換えにその道を突き進むことになると思うので、その状態で育つ子どもはかなりリスキーな人生を歩むことになるのだろうなあと思った
いずれにせよ、題材は面白いと思うし、緊張感があって観ることができるのだが、終わってしまうと結局何だったのか?という感想を持ってしまう映画だったように思う
子どものために母親が全てを投げ出すことを肯定しつつも、思いっきり犯罪に走っているのは微妙で、子どもたちが成長して、それを知ったら関係性は最悪なものになるだろう
多摩恵とは擬似的な家族になっているものの、彼女が抱える孤独がそれで癒されるとも思えないし、一人犠牲になったっぽい池田も可哀想に思う
結局のところ、サトウの何を夏希が刺激したのかは曖昧なままで、多摩恵をも生かしておく理由は必要だろう
おそらくは、この世界でどっぷりと浸かる他なく、いずれ破綻するまで裏社会に身を投げ打つのだろうが、その方向性で「母親は強い」を美談っぽく語るのはナンセンスに思う
リアルっぽさがほとんど感じられないものの、寓話めいたものも感じないので、単に東京は怖いなあで終わってしまうのはなんだかなあと感じた
ダークドラマ
この手の作品大好きです。内田監督にピッタリ。
感情揺さぶり系の波乱の人生ドラマは面白い。
子供を守ろうと必死に生きる姿も良かった。
ちょっと悲しい感じもあるけど。
最後は心臓ドキドキ、田中麗奈にやられたって思ったら。あれ?あれは何の音?自殺しちゃった?
観たくない場面が上手くカットされていてナイスでした。
反面謎は残りますが。
リングで彼女に聞いた質問と答えも。
助かった?旅に出れそうだったからハッピーエンドって事で一安心して終われて良かった。
大号泣!ラストは色々解釈できて面白い
友人が誘ってくれて、北川景子さんの舞台挨拶付き上映に行きました!遠目でもわかる美しさとスタイルの良さにびっくり…からの、冒頭の夜の街で働く姿とのギャップがすごかったです。
今年ママになったのもあり、とにかく子ども関係のシーンは全て号泣。特にママを想う小春ちゃんの言葉や行動に泣きすぎ、ほんまに幸せでいてほしいと思ったのですが…
ラストってバッドエンドちゃうんですかね?
小春ちゃんが撃たれた!かと思いきや、多摩恵と普通に帰宅し、4人が笑顔の幸せな絵で終わるんですが、シーンの切り替えが急やった氣がしたし、昼咲かないはずのナイトフラワーが真昼間に咲いてるから、それは夢で、現実では全員…なバッドエンドなんかなと思ってしまいました。もしくは、ナイトフラワーは「束の間の幸せ」って意味だけやったんかな?
いうて実際に海に行けて売人やめようとしても、自首する前にぶーやんに消されそうやし、この手段を選んでしまった時点でハピエンはないか…と勝手に二重で切ない氣持ちです。笑
最初と最後のセリフが一緒やったのも、え、もしやループものなの⁉︎餃子弁当とおクスリ拾う時に違う選択をしたら違う結末になるよって感じ⁉︎と氣になりました。監督の意図が知りたいー。話してみたいー。笑
とにかく夏希への共感は凄かったけど、前提として自分の大事な子に与えられないものを、他人の大事な子に与えるのは絶対にダメやと思います。反面教師として、ママとして姿勢を正されたような氣持ちです。家族大事に明日からも生きていこうと思います。
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