ナイトフラワーのレビュー・感想・評価
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「かあちゃん」とは
シングルマザーのなつき。子ども2人と東京で暮らし、生活は苦しい。いよいよ困窮した最中、違法薬物を偶然手に入れ売人の仕事に手を染めてしまう。そこでタマエに出会い、家族のような関係に。
なつきの、子ども達への愛情と献身。
薬物売人の元締・佐藤の「かあちゃん」
タマエの、居なくなった母。
なつきという母親像に心が動く。
母親の強さ、そして弱さ。
母親の愛情は偉大だけど、超人ではないのに
母親だけが、逃げることは許されない。
現実社会もそうだなと。
北川景子と森田望智の体当たり演技に参りました。圧倒されました。北川さんはドラマでも母親を演じていらっしゃいましたが、はまり役ですね。
森田さんの格闘シーンは本物にしか見えませんでした。
渋谷さん初演技とのことですが、「かあちゃん」の響きがさすがでした。
約束のネバーランドのイザベラ以来、5年ぶりの「悪いママ」役の北川景子。美人はどんな役をやっても画になりますね。
冒頭のトイレの中で叫びだすシーン。予告を観て大まかな話のスジが分かっていたから、この時点で「いけないお薬」をやっているんじゃないかという危なさを感じましたが、単純に寝ぼけていたことが分かってひとまず安心。
自分もシングルファーザーを経験しているので、シングルマザーの夏希(北川景子)のバイト掛け持ちが心に刺さりました。固定の正社員にはなかなかなれなくて、父親は母親より公的支援を受けにくいので、カメラマン・消防設備点検・印刷の営業・整形外科の看護補助etc・・・ラブホテルの清掃もやってましたよ!
で、夏希はバイト先で吐きそうになるまで飲まされた帰り道、小太郎の好きな餃子弁当の廃棄を目撃する。餃子弁当を拾ってサッサと帰ればよかったのに、お薬の売人(薬剤師ではない)がボコられるのを目撃してしまい、落ちていたお薬を持ち帰ったことで運命の歯車が狂った方向に回りだす。自分だったらどうするか考えたら、悪事を減らすために警察に通報しますね。犯罪の被疑者が口にする「魔が差した」というのは、この時の夏希みたいな状態だと思う。
家に帰れば、純度の高いケチャップライスを作ってくれる優しい小春と、止まる事を知らない暴走機関車の小太郎がいる。ウチは娘の方が暴走機関車だったけど、どんな子供でも半分は自分の遺伝子で出来ているから、やっぱり守りたいと思いますよね。
生活費を稼ぐために恐る恐るお薬の販売(ドラッグストアではない)に手を染める夏希。当然「本職」に見つかったらボコられるわけで、グッドなタイミングで夏希を救出した多摩恵(森田望智)に用心棒(三船敏郎ではない)をやって守ってやると持ち掛けられる。
多摩恵は格闘家で天下を取る事を目指しているけど、ファイトマネーだけでは食えないし、幼馴染の池田(佐久間大介)が女衒(緒形拳ではない)をしているホテトルでも働いている。森田望智は「全裸監督」で黒木香を熱演していたので、このキャスティングはドはまりです。
当然、池田には闇の世界とのつながりがある訳で、町田を介してお薬の製造元(小林製薬ではない)に行って夏希と多摩恵にお薬の売人(富山の薬売りではない)をさせたいと頼み込む。
この組織の元締めのサトウ(渋谷龍太)が、アレな見た目のわりに変に情に厚い部分があって、度々子育てのために必死で働いている母親であることを確認してはお薬の販売を許可(厚生労働省ではない)するところが優しかったりする。
夏希は小春にバイオリンを習わせていて金がかかる上に、小太郎が保育園の友達にケガをさせたことで示談金が必要になってしまう。運の悪い事に多摩恵のジムの会長もギャンブルで借金を作って飛んで飛んで(円広志ではない)しまったので、試合を組むことも難しくなってしまう。
夏希と多摩恵は揃って元締めのサトウにお薬の増量(処方箋ではない)を頼み込むのだけど、手下にバカヤロウ(荒井注ではない)と恫喝される。しかしここでも優しいサトウは、例の確認でお薬の増量を許すことになる。
このまま上手く事が運べば良いのだけれど、夏希からお薬を買っていた女子大生が職質から逃げる途中で車にはねられて死亡。娘が死んだことを知った母のみゆき(田中麗奈)は、あぶない元刑事(柴田恭兵ではない)の探偵、岩倉(渋川清彦)にお薬の売人の調査と拳銃の入手を依頼する。
調査のために岩倉はサトウに接触するが、サトウは証拠隠滅のために頑張っているお母さんの夏希以外の関係者を56す事を計画。池田はあっさりボコられて、たぶん「森の栄養」になるために運ばれてしまう。多摩恵もジムに来たサトウの手下にボコられてしまうが、サトウの三つの質問(内容はヒ・ミ・ツ♡)の回答で許してもらえる。
一方みゆきは手に入れた拳銃を持って夏希の家に向かうが、途中で小春に出会って拳銃を小春に向ける。家では暴走機関車があろうことかお薬をおもちゃにして遊んでいるというダブルピンチ! どうする家康、もとい、夏希。
夏希が小太郎を叱っているところで外から銃声が聞こえて、観客がヤバいよヤバいよ(出川哲朗ではない)と思っているところで玄関のドアノブがガチャガチャ、カギを開けに行く小太郎、開けちゃダメと叫ぶ夏希、殺人鬼と化したみゆきが乱入するのかと思ったら、ニコニコ顔の多摩恵と小春が帰宅してハッピーエンドという無難なオチ。良かった良かった。
個人的には優しいところのあるサトウに、闇の世界から足を洗って平穏に暮らしてもらいたいなと思うのでした。
自分の幸せには誰かの不幸が伴う
backnumberの「水平線」という歌を思い出しました。
あたりまえのしあわせを手に入れるためには、べつのしあわせの邪魔をしないと、もしくは犠牲にしないといけない。
ふたりのこどもの夢を諦めさせないために闇の世界に手を染める母親と、それに手を貸す格闘家。何巡かの季節を過ごす中で彼女らが築いてゆく家族愛や友愛があたたかくもある一方、「どうしてこんなふうに笑い合うことだけなのに、人の不幸を対価にしなきゃいけないのだろう」と思いました。
こどもたちと公園のブランコでわらいあったり、ひとつのテーブルでハンバーグを食べたり、楽園を夢みて旅行を計画するというあたたかな日々は、誰かに罵られたり鼻つまみ者にされない限り手にいれてはいけないものなのか。そうでない選択肢では生きていけないのか。その問いに、首を横に振れない現代の世知辛さを痛感しました。
最後の結末がどうなったのか。「えっ!これで終わりなの🫨」と置いてけぼりになってしまったので星をマイナスしました。
青空の下で鳴り響いた発砲音のゆくえを、誰も傷つかないシナリオに頭の中で仕立て上げることにします。
原作も読んでみよう。
そして……森田望智さん、全裸監督が初見でしたが……実に色んな顔を持ってらっしゃる……!今回のレスラーとしての姿もすごくステキで、これからも沢山活躍してほしい女優さんだなと思いました。好きです。ついてゆきます。笑
あの終わり方はないでしょう。
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最初から最後まで高い緊張感を持って観ることができました。しかしあの終わり方は何でしょう?
恐い顔の田中麗奈は結局どうしたのでしょうか? あの銃声は何だったのでしょうか。女性格闘家の男友達とその女性格闘家がヤクの幹部達に殴られていた理由がわかりませんでした。誰か教えて下さい。
あの終わり方さえなかったら満点でした。
絶世の美女北川景子がヤクの売人や貧乏人を演じているのが素晴らしいです。
森田望智がやっぱりすごい
予告からの期待通りの大傑作でした!
最初から最後までハラハラしっぱなし
本当にあっという間でした。
感想としてはやはり森田望智がすごすぎます。
彼女は全裸監督でのすごさがすでに有名ではありますが今作を見に行った際に
上映前に公開初日舞台挨拶が全国生中継されたのですがその時のほんわかしてキャピキャピした可愛らしい彼女を最初に見たので映画に出てくる彼女との違いに完全に役になりきれる素晴らしい女優さんだなと改めて思わされました。
しかも今作は演技に加えて格闘家という役柄もありトレーニング等も大変だったかと思います。
格闘シーンも本物かのような迫力がめちゃくちゃあります。
もちろん北川景子、佐久間さん、ぶーやん、渋川さんなど他の演者さんたちも素晴らしかったです。あと、田中麗奈はめちゃくちゃ久しぶりに見ましたが彼女の醸し出す独特の不気味な雰囲気が強烈に残っています。しかし見た目がなんとも童顔おばさん感がありあの女子大生くらいの子の母親というのが少し違和感がありました。
それとあえてなのでしょうけど、あの夫が何者なのかあの家族に何があって冷めきってるのか、森田演じる格闘家が風俗で何をやらされてるのかそのあたりが明かされないのが少しモヤっとしました。
それとラストに関しては個人的には見ている側が「そうであってほしい」願望を取り入れたものになっているのかな?と思います。
あれは幻想なんではないかな?と。
本当のところはきっとバッドエンドなのではないかと思います。そのくらい最後のハッピーエンドにつながる感は不自然なので。
でもあのラストの描き方はあれで良かったと思います。
とにかく見ていて面白いけど希望がない作品です。
その中でも子供たちとの団欒のシーンが唯一の救いとなるような感じにさせてくれてます。
あの子役2人もとても良かったです。
現代社会で普通にありえるようなテイストを見事にエンタメ作として描いている素晴らしい作品です。しかも監督さんが全て原案、脚本、監督とやっているのもエンドロールで見て驚きでした。
2025年最後を飾る名作だと思いました。
マジでめちゃくちゃオススメです!
貧困を物語として消費してはいけないのでは?
日本アカデミー最優秀作品賞を受賞したミッドナイト・スワンの内田英治監督最新作。ミッドナイト・スワン同様、監督が原案、脚本を務める。
ミッドナイトスワンは評価も高く、興行成績も良かったようだが、致命的な問題点があるという感想を当時持った。それはトランスジェンダーには性転換手術が必要ということには一切の疑問を挟まず、それを所与のものとして物語を構築している点である。5年前の公開作品なので、まだそこまでLGBTQに対する意識が進んでいなかったという説明もありうるのかもしれないが、ナイトフラワーを観て同じことを繰り返しているという感想を持った。
ナイトフラワーは貧困に喘ぐ北川景子演じるシングルマザーが、偶然知り合った格闘家の森田望智と組んでドラッグの売人になるというのがメインストーリーだ。ここで目を引くのが、シングルマザー家庭の貧困ぶりだ。督促状が写されているので、借金取りに追われているという背景がありそうなものの、ガスは止められ食事はケチャップライス、小学生の娘は給食をお代わりすることで空腹を満たす。ここでは憲法で定める健康的で文化的な生活が送られていない。であるなら作品内で生活保護などの社会的支援が描かれるべきだ。その社会のシステムが機能していない結果の貧困であることを見せないと、シングルマザーの貧困はこの日本では所与のものであり、単にその貧困を物語の中で都合よく消費するだけになってしまうのではないか。
また、だからこそなのか、貧困が免罪符のような結末になっているのも気になる。ドラッグの売人というのは明らかな犯罪であり、それがどのような影響を社会に与えるのかということは、作中のある薬物中毒者の悲劇として明確に描かれている。にもかかわらず、主人公たちはどのような罰を受けたのか。記号化されて消費されるだけの貧困と同様に、彼女たちの犯罪の結末は単に観客の感情を煽りサスペンスを盛り上げるだけの機能しか果たしていないように思える。
色々批判的なことを書いてきたが、主演2人および長女を演じる子役の熱演は素晴らしい。特に格闘家を演じた森田望智は体を大きくして役に臨み、動きも格闘家そのものといっても過言ではない。特に試合シーンは素晴らしく、これだけでもお金を払ってみる価値あると思った。
結局赤貧は解決せず…。
逮捕されるのに怯えて子育てなんざうまく行くものなのか?
こんなドン底のストーリー作品がなぜ高評価⁉︎
まあ、確かに演技は凄いけど…。
他人の子に怪我させたら保育園側にも賠償責任は行くだろ!
子供にバイオリン習わせたいのは分かるけど悪い事は言わないから破産して生活保護を!
血縁を超えた家族の絆、希望の光。 が、小説版も出している監督が映画では描かなかった結末へのヒントやサトウの生い立ちが「小説版では書いている」とパンフで言っていて実に潔くない。
どうしても「ミッドナイトスワン」と比較してしまうと、今回は家族みんなに希望の光があってよかった。
この展開なら、二人はもっと残酷な目にあってもよさそうなところだが、いくら落ちたからといっても、直接的な酷いシーンがなかったのは、草薙君には容赦なかったが、北川景子にはさすがにそこまでさせられなかったということか。
「ミッドナイトスワン」ではあまりにもかわいそうだったが、あれから監督もメジャーになった、丸くなった、大人になったということか。
組織のボスの主人公への対応が甘かった。
彼の母親への独特のこだわりに救われた。
結局、多摩恵の彼氏と、娘を救えなかったもう一人の母親だけが犠牲になった。
が、このままで済むとは思えない。
一見明るく希望的な結末のようだったが、簡単に足は洗えないだろうから、結局は「ミッドナイトスワン」のようになっていくのか。
北川景子もよかったが、森田望智の変貌ぶりに驚き。
とても「シティハンター」のヒロインと同一人物とは思えない演技が’素晴らしい。
田中麗奈の存在も印象的でした。
しかし、監督が「結末のヒントは小説の方に書いた」「サトウの生い立ちは小説版に書いた」とパンフレットに書いているのが引っかかる。
原作本を買えというのか。
実に潔くない。
せっかくの映画の感情が台無しになる。
それにしても、終盤の多摩恵への3つの質問と答えが実に気になる。
そこの内容が気が利いているかどうかも重要なのに、そこを観客に丸投げして手を抜いてる。
それこそ小説には書いたのか?
最近、一般的に、観客の想像にゆだねるというもっともらしい理由で、格好をつけたり、作り手側が手を抜いたりすることが多い印象がある。
色々考察したくなる
とにかく女優陣の演技がすごい
北川景子、森田望智、田中麗奈。この3人の女優としての演技が本当に素晴らしかった。
北川景子の泥臭さ、子どもへの愛、強さと弱さの共存。
森田望智の女優としてのポテンシャルえぐい、普段のあの感じからは想像できない作中のあまり良くない環境の中生きてきた女性としての表現、また格闘家役としての体作りは本当にプロだし試合シーンは観てて痛くて凄かった。
そして田中麗奈。ほんとに凄かった。あの生気のない抜け殻のような演技。どこか壊れているんだろうと感じさせる母の、でも最後の方のシーンで一瞬目に生気が戻る箇所の演技圧倒的。怪演でした。
さて、冒頭のシーンとラストのシーン、セリフ同じですね。夜にしか咲かない花が昼に咲いてますね。
あの銃声の後のシーン…ほんとに現実…?
海がどこまでも一途、報われない恋
子持ちには大変つらい映画でした。こはるちゃんがなにをしたっていうんだ…あんなに優しくて未来しかない子だったのに…弟くんだって、お母さんがいない間泣かずにお姉ちゃんとお留守番できてて、とてもえらかったよ。
ありがたくも休日に映画を見に行ける程度の余裕はある普通の生活水準を送っていると、世の中にはどうしてこんなに追い詰められてしまう人がいるんだろうと思ってしまいますが、就職に有利な資格やスキルがなかったり、自分を助けるための情報を知らなかったりすると、こうなってしまうのかもしれないと想像して恐ろしくなりました。
主人公が母として強くあろうとする姿に胸を打たれますが、お金を得るための方法は決して褒められたものではありません。
得たお金で『少しの贅沢』を繰り返し、旅行しようとなって新品のスーツケースを買ってしまうシーンは、目先のことしか見れずここまで困窮するに至った情報弱者らしさをリアルに描いていてゾッとしました。(本来であれば、せめてそのお金を貯めて早く売人の道から抜け、生活をまともに立て直す方が先だろうに)
この作品の中で特に印象に残ったのが佐久間大介さん演じる海くんとたまえの駐車場シーンです。大切なんだよ、とストレートに伝えてもたまえには伝わらない。大切な人を守る力が足りなくて、結局悪の道に進む手助けをしてしまったことへの罪悪感、なんとか戻したいけどどうにも出来ない焦燥感が伝わってきて、とても切なかったです。佐久間大介さんの普段のキャラクターからは想像出来ないような、普通の青年。ただそこの街で一生懸命に細々と生きているような青年役を佐久間さんが演じられることに驚きました。もっとドラマなどでも観てみたい。いい俳優でした。
ラストのシーン、夜に咲いて朝には落ちてるはずの一夜花が正午(小学生のこはるが帰宅する時間帯)に凛と咲き、先程殴られたはずのたまえに鼻血がついていなかったりするところを見ると、あれはifルート(夢のような理想の未来)だったのでしょうね。
子供が死んでしまうお話は本当にキツいですが、こうならないように真っ当に生きようと気が引き締まった想いが残る作品でした。
旋律ハッピーエンド? 戦慄のバッドエンド?
二人のナイトフラワーが風俗で咲き乱れた感じで意外でした
予告編で子供のために他人を不幸にするって言ってたので自分には合わないかなって思いましたが
不幸になるのはドラッグを買うウ◯コみたいなヤツなので
肥やしになってよかったです
序盤の月謝の話
自分は汚れているのでR指定っぽいのしか思いつかんかったけどまさかあんなことしてたなんて
いきなりいい話で引き込まれました
途中いろいろありましたがみんないい人でクソなのはJS三人組だけかな
最後ナイトフラワー咲き誇ってて良かったです
ここまでが帰り道に考えたレビューなんですけど
他の人のレビューを読んで
やっぱり最後おかしいですよね
ずっとハッピーエンドで終われって思ってたけど
あんな無理矢理なのは違和感アリアリですよね
じっさいどうなんかな?
12/4 追加
ハッピーエンドになる要素を探しにもう一度見ましたが
残念ながら……
Snow Manのやつだけがひどい目に合うラストもおかしいしね
あいつ悪くないし
ハッピーエンドなら何回でも見たくなるいい映画なのにね
あとJS3人組お前らはぜってぇ許さねぇからな
関西弁馬鹿にしやがって
興味があったけど見ても見なくてもどちらでも良い映画かな。
鑑賞理由
興味があったので大阪までリアルの舞台挨拶に行きたかったが、券取れずでいけなかった。今日の夜、地元の中継付きの回に行けるなと思い、行ってみることにした。優等生役でない関西弁の北川景子が見たかったのと頑張る母親という部分に興味があった。しかし、見終わってみるとストーリーのクオリティがいまいちで、不完全燃焼な映画。皆さんみたいにはまれず。本命のバックホーム(同日公開)を見ればよかっだと思う。完全に舞台挨拶中継付きにつられたかな。
夜の部は中継→本編。昼の部のほうが舞台挨拶付きは楽しめると個人的には思う。本編→舞台挨拶中継になってるはずだから。
感想
北川景子と月下美人は綺麗
北川景子は泣きの演技が上手い。あんなに綺麗に泣けるなんて。上手いなぁ。
子役の演技も上手い。(特にお姉ちゃんが良い)バイオリンはリアル?フェイク?
多摩恵役の演技がすごく努力したのだと思って感動。
北川景子よりも感動した。本当は真の主役かも
不可解な点がたくさん
貧困の描写がなんかぬるいかも。
貧困になった理由の描写も薄い。主人公の過去についてもっと深掘りが必要かな。
北川景子演じる夏希の人間性が微妙。いい人なのか悪い人なのかわからないのでやや気持ち悪い。麻薬を
盗んできてお金にならないか考えるシーン。
子どもの為にお金。とはいえそうだ麻薬売ろう!は
ちょっと軽すぎる。あそこで麻薬に出会わなければな。感情移入できない。
目の怪我からの示談金のエピソードの描写も中途半端なストーリーだし保護者同士の関係性もなんか気持ち悪い。お金のことで二重苦、三重苦になるという描写だが具体的な額とか、弁護士が来たとかもないしなんかふわっとしてる。最初のほうの借金とりもふわっとしてるし。もっと数字とかで訴えかけたほうがリアリティあって良かったのでは?
麻薬の売人から足洗うシーンもなんかなまぬるい。
殴られるシーンで顔綺麗すぎた。怪我治るの早!笑
三つの質問はなんでとばすの?って思う。
海が海に沈められるシーンも何の話し合いもなし
風俗で働くシーン必要?それもなんかぺらいなぁと思った。
バイオリンの先生いきなりプロ級すすめないでとか思った。レベル跳びすぎ。この映画にバイオリンの描写があってよかった。なかったらもっと重かったかな。
女の子のいじめもえげつない。親の顔が見たいレベル。やっぱりいじめは犯罪。
田中麗奈役のお母さん。娘の事あんなお金目当てすぎる探偵より警察に相談して捜索願い出してもらったほうがよっぽどいいのに。夫とのしがらみがあるのか。
探偵がちっとも娘の写真を渡さず、偏った捜査ばかりでイライラ。
ちょっとこの映画みて普通に外食できるのとか家で普通にご飯食べられるのとか当たり前の事が幸せで尊い事と思いました。生きていくって自分の足で生活するって改めて大変だなと思いました。
正直北川景子とか子育て?母親の部分とか、関西弁とか女の人が頑張る!とか会うはずなかった2人が出会って、とかに惹かれましたが、シングルでも立派に子育て!みたいな感じで見ると反社会的な要素が濃いのでちょっと転ぶ映画かなと思います。何を訴えたかったのか?という部分も正直微妙です。メインテーマは犯罪に手を染めず、真っ当な生活、真っ当な人生でしょうか。結局普通が1番幸せですね。
家族に会いたくなる映画です
序盤から泣いてしまいました。
夏希と同じようにイライラしている時に子どもにあたってしまうことがあったのでそのシーンは涙なしでは見れませんでした。
佐久間さん演じる池田海くんの多摩恵への想いがとても切なかったです。
素晴らしい映画✨
本当に素晴らしい映画!!
内容は重いけど出演している皆さんの演技も音楽も良すぎて2時間あっという間でした。
特に森田さんと小春ちゃん役の子役さん!
ヴァイオリンの弦を切られてしまうシーンとその後のやり返さないと泣いているシーンは泣きました。1番大人、、
佐久間くんも自然で良かったです。
やっぱり最後は昼に咲かないナイトフラワーが咲いていたり、夏希の最初のセリフと最後の方のセリフが同じ>小太郎そっち行ったらあかんというセリフ、なのは夢ということを示しているのかなと自分なりに解釈しました。
悪いことをしたら罰せられるという終わり方でわたしは良かったと思います。
考察しながら何度も観たくなりますね。
夜に咲く華
ナイトフラワーは愛のものがたりだと思っていて
悲惨で苦しくてそんな中見終わった後には
一片の救いの光を見い出せた気がするのは何故なのか
舞台挨拶での観客への質問
ハッピーエンドかビターエンドか
私はハッピーエンドだと思う
夏希と多摩恵 2人の愛のものがたりとしては。
3つの質問は、明かされる事はないが
恐らく責任を持って子供を育てられるか 自分を裏切らないか(この後警察に行っても)夏希と多摩恵の関係など…(愛はあるのか等)
想像に過ぎないけれど、多摩恵の行動の源は愛、それを知った売人は。
内田英治監督オリジナルの脚本演出監督。
いつも良い意味で期待を裏切ってくるからこそ、監督の映画はコントロール出来ない涙を誘うのだ。
是非、もう一度映画館で没頭しながら観たい。
堕ちてなお母は強し!愛ある家族の行き着く先は・・・
「ミッシング」の石原さとみさんを期待して、本作品の北川景子さんを観に行きました。
結果から言えば、石原さんには及ばなかった気がする。崩れても北川景子、堕ちても北川景子でしたね。やっぱり、子を想う母親ってのがメインだから、子供がいるうちは壊れきれない感じかな。
でも、やっぱり北川景子!その美しさにすっかり魅入っちゃいました。大阪弁もちょっとな〜、と思いながらも、睡魔に襲われることもなくしっかり引き込まれた感じです。
健気な子どもたちといい、相棒となる森田望智の男気?といい、ホンっと見どころ満載の作品でした。
そして、脇を固める人たちも素晴らしい。
SnowManの佐久間さんも普段の軽さを見せながらも、しっかりと見守る男の優しさが溢れてました。
SUPER BEAVERの渋谷龍太さん、出番はちょっとでしたが、ワルの親玉って雰囲気、ビンビンでした。歌の上手い人は、やっぱり表現する力が強いんですね。
【ネタバレ】
何しろ前半の北川さんが切なすぎる。オープニングの歌、北川さんらしからぬガラガラの声で歌う「深夜高速」。生きていて良かったが、ズッシーンときます。強いお酒を一気飲みして、トイレでうたた寝するまで働いているのに・・・
理不尽な職場でも、ただ大人しく謝るしかなくて・・・。子供にあたってしまった事を悔いて泪するところは、目頭熱くなりました。
バイオリンの上手な娘が路上ライブしているのも良かったですね。少しでも親に苦労をかけないようにする健気な姿に胸が熱くなりました。
そして、この娘をいじめる同級生に心底腹が立ちました。大事なバイオリンの弦を切るなんて!それを直そうとする娘にもらい泣きしてたんですが、仕返しに行こうとする森田さんを引き留める言葉に涙腺が崩壊しちゃいました。
薬の売人を始めたら、生活が安定していくってのも倫理的にどうかと思いますが。ただ、この頃がホンっと幸せそうで、悪いことしてるのに満たされている変な感じでした。
でも、こういうのが長続きしないのがドラマですよね。顧客の娘が死んだことから雲行きが怪しくなっていく。
どうなる?どうなる?って、ドキドキしながら観てたんですが、最後は旅行に出かけようとする幸せな風景で終わりました。何か、拍子抜けしたような気分でしたが、ホッとした自分がいます。良かったね。
結局、全ての責任は佐久間さんが負う事で終わったってことでしょうか?
ただ、時間をおいて、こうして思い返してみると、やっぱり腑に落ちないことが・・・
渋谷さん達が森田さんの元を訪れる。最初ボコボコにするんだけど、訪ねたいことがあると言って、出てくるところに場面は変わってしまった。
娘が死んでしまったことを薬の売人のせいだと思っている母親が、北川さんの娘に銃口を向ける。
部屋にいる北川さんと息子、外で銃声らしき音が聞こえる。そして、玄関のチャイムが鳴って・・・
ここで4人が揃って、旅行へ行く話でにこやかに終わったんだけど、これってもしかして幻想?
本当は、渋谷さん達に殺された森田さん、拳銃で撃たれた娘。部屋には、惨殺された北川さんたちがいたんじゃないのか?
本編は、にこやかなシーンで終わってたけど、結局何の解決にもなってないよね。
売人は続けるの?
どうやって生活するの?
子供が傷つけた友達の補償は?
旅行に出かけても帰ってきた後の現実は、何も変わらない・・・。
やっぱりあの楽しげなラストシーンは、現実じゃないのかもしれない。
北川景子&森田望智の圧巻の演技に脱帽!
内田英治監督作品は、強引ともとれる引き込み方が魅力だと思っていて、注目している。
本作で舌を巻いたのは北川景子&森田望智の圧巻の演技だ。
ふたりともやさぐれ感が半端ない。ほとばしるほどのやさぐれ感。
夏希(北川景子)の翳りのある佇まい&表情、多摩恵(森田望智)の体づくり&格闘
そして表情や歩き方など、もうすごいとしか言いようがないほど。
特に、
北川景子の地球儀をつくるバイトでのブチ切れ方、
森田望智の最後の試合でのノックアウトされた時の表情、
完全に今までのイメージを振り切って、吹っ切れた演技をしていると感じた。
母の愛がテーマだと思うが、北川景子のシングルマザーは実にリアルというか
存在感がファンタジーではなく実際にいそうな気がしたほど。
子役は長女のバイオリン&演技が秀逸、
脇は、田中麗奈の不気味な感じ、渋川清彦のくせ者感が良かった。
次のふたつは回収されなかったので、残尿感というかすっきりしなかったが、
それが内田監督らしさかなと思った(笑)
・多摩恵がジムで投げかけられた3つの質問の内容は?
・銃声はどのような状況で?
正直、フェイバリットではない。
ただ、引き込まれて没入できた。
体当たりの俳優の演技を是非スクリーンで鑑賞いただきたい。
結局 母の愛がすべて
悪も善も 人生も母親が形成する。
北川景子ちゃんと田中麗奈ちゃんが出るらしい、ヤクの売人になる?くらいのみの事前の情報。
オープニングから出演者の名前、、、チェック。
北川景子とならび、森田〇〇 うん?だれだっけ知ってるけど思いつかない。
染谷〇〇 あれ?この人も知ってる名前だけど誰だっけ??
あはは 不覚にもまさか好きなアーティストが俳優陣の並びに名前がでるとは想定外だった。予告見てなかった。
薄幸な、シングルマザーが健気に慣れないスナックのバイト、、むやみに飲まされてお客さんの相手をしている。
こんな役どころを北川景子がふりきっている。
美しいままだけれどいつも彼女の溢れ出る気品をも消し去ってすっかりなり切っている。朝ドラ『ばけばけ』で物乞いをしても隠しきれない品位のある元武家の奥方様であるのに。←これは衝撃なシーン、余談。
やはり女優さんだ、素晴らしい。
でー、同時系列でめちゃくちゃ男っぷりな女性格闘家、、まるで女を捨てているかのような無骨な振る舞いの女。
だれ?
そうだ!これが来年の朝ドラヒロインに抜擢された森田望智、しかも私の彼女の印象は朝ドラ『虎に翼』の主人公の同級生で義理の姉になる、男性の地位と同格に働く虎子の子供たちも含め一家の母として良妻賢母!『とらちゃーん』といつもかわいい甘い声で着物に割烹着姿の、あの花江ちゃんでしかないのだ。
えええっ!!!??ここまでできる?!
いや、花江ちゃんがちがっていたのか?
どっちもちがうの?
女優さんは役づくりでここまでやれるの?
朝ドラの花江ちゃんはすごくかわいかった。
しかし映画の中の彼女は男でしかない。
すごい!!みごどだ。
格闘家としての闘うシーンも本編の内容としてこれだけ必要なのかと思うくらい肝だった。
体当たり!
圧倒的な体づくりキャラ作りだけでこれだけ観客席を惹きつけるものか。
こどものためなら
役所でプライドも捨てて給付金をせがむ
ガスも止まる
ぎょーざも子供に食べさせてやれない
泣きたいのはこっちだ。
時には
廃棄処分のお弁当だってあさって持ち帰る
母は強い
土下座もできる
ついに
犯罪にも手を染める
どんどん
もう麻痺してしまっていくんだね
母の愛に恵まれなかったタマエとカイ
心優しい子供達に救われながら
子供達のために
犯罪に堕ちていく
母の愛を感じます
とはいえ
正当化できるものでない
母の愛ゆえ
子供を救うためなら
なんでもやっていいわけではない
当初は
この2人とは関係性のない田中麗奈の娘との母娘
復讐もやっぱり娘を愛していた母の愛なのでしょう
それも歪んでいる
タマエが〇ろされてしまう寸前に出された
3つのクイズは
なに??
教えてくれんのかい?
おかんはいるか?と。
サトウにとっても母は特別な存在だということらしい。
ラストシーンは
はたして
夢 幻?幻覚?現実?
夜にしか咲かない花が咲く、のはやはり幻?
子供の描いた絵は
4人で暮らしていた絵
タマエとは信頼し助け合うパートナーになっているのだろう。
新しい家族となる。タマエは父親の役目を担うんじゃないかな。
『ミッドナイトスワン』の時は大号泣で苦しくなったけど
今回も
あの時のような自分のなかでモヤモヤ
観るものにあのあとの、彼女たちの未来を委ねる
どうなっていったんだろう。
シスターフッド映画
端的に言えばそうなっちゃうのかな。
シングルマザーの北川景子と格闘家の森田望智。
特に森田望智は、多分初見だと思うけど、いい女優さんになるんだろうな、と思っていたら、NHKの朝ドラのヒロインに選ばれていました。
見る人は見てるもんですね。
格闘シーンは本当に痛そうで、見てて辛かった。
北川景子さんは、ビジュアルに引っ張られすぎて、演技面で評価されないのが悲しいし悔しい。彼女はいい女優さんですよ。
話は、リアリティがあって良かったのだが、終盤で田中麗奈さん演ずる母親が拳銃を入手するところで、あまりに作為的になっちゃったのがもったいなかった。
元警察官だからといって、そうそう拳銃入手はできねーだろうし、それをお金もらって一民間人の依頼者に渡すかな?
最後のところは、観客が判断してください、ということなんだろうが、個人的には監督が作品で描くべきだったと、個人的には思う。
それが好ましい結末か、おぞましい結末かわからないけれど、それを受け入れて初めて、この映画を見たことになったのに、と思いました。
ちょっともったいなかったかなあ。
ラストは私の想像です
正直、目を塞ぎたくなるシーンがいくつもあった。
けれど、裏社会と繋がった人たちは、現実的にそうなってしまうんだろうな、と想像させられました。
グロテスクになりすぎる部分は上手い具合に直接的な描写はされていないから、まだ観やすかったかな、と思います。
映像の雰囲気、景色はとても好みでした。
キャストの人たちも役に溶け込めていて、最後まで違和感なく観れました。
ラストは、私の想像ですが、夏希や子供たちは、みゆきに銃でやられて、多摩恵はサトウにやられている。海くんはサトウの組織の人たちにやられてしまい、車で海に運ばれたのかな。
実際に海くんが意識が朦朧としている描写がありました。
そのシーンは、内田監督の作品、【ミッドナイトスワン】の凪沙の最後、海を観ながら幻想?を見るシーンと同じものを感じました。
海くんの朦朧としてる中で、せめて大切な人と、大切な人の大切な人たちだけは幸せであってほしい、と願いから、お家で旅行の話で笑い合っている4人を思い浮かべていたのかな。だから、夜にしか咲かないナイトフラワーが昼間に咲いている描写がある。
そう解釈しました。監督も、映画の中にヒントが散りばめられてると言っていたから、また観にいきたいなぁと思う。
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