ナイトフラワーのレビュー・感想・評価
全247件中、141~160件目を表示
絶望的な貧困の果てに小さく輝く母の愛
貧困のあまり薬物売買に手を染めるシングルマザーと、行き場を無くしつつある女子格闘家との絆を描く社会派ドラマの力作です。とにかく驚くのがストーリーのどうしようもない暗さで、これでもかとばかりに主人公に降りかかる災厄のスパイラルとそのリアルさに息が詰まりそうでした。さらに驚くのが、そのどん底主人公像をクールビューティーのイメージの北川景子がガッチリと受け止め演じ切っていることです。彼女の子供達への無償の愛は同時に無知であり無謀であることから、次々と悲劇的な事件が起きてしまいます。そんな中で、母に捨てられ家族のぬくもりを知らない格闘家との擬似家族は、心温まると言うよりやるせなくなります。ラストは賛否両論だと思いますが、どうしても映像通りには受け取れず、胃に重いものを抱え込んだ気分でした。役者では、北川景子のなりふり構わぬ母親像が作品の核心となっています。相棒役の森田望智は、はじめプロの格闘家が演じているかと思いました。
ナイトフラワー感想
判断を観客に丸投げする
映画がむちゃくちゃだったとしても、そこには目を瞑り役者のことを褒めちぎるタイプのレビューをよくみるけど、この映画がまさにそうだった。
冒頭、スナックのトイレから始まり、カラオケの順番で呼ばれる北川景子。「深夜高速」をわめき散らす。がなり立てて歌う曲じゃないのにと思う。ここまで5分くらい。リアリティが全くなく、もう席を立つ準備をしていた。おもしろくなる予感が全くしない。
後半、女子格闘家が絡んできて、映画としてなんとか踏ん張りはじめる。後半の総合格闘技の試合シーンが際立っていた。レフリー和田良覚。それだけでたまらない。試合内容も、スクランブル柔術のTシャツ着てるのに全然寝技の練習をしない格闘家が、バックチョークされるのも納得度が高い。邦画で総合格闘技を誠実に描いたことの意義は大きい。ただ、映画的には意味がわからなかった。
300万円で拳銃を売る人物が「変な事考えてないですよね?」と確かめる。シナリオのおかしさに首を捻る。
夜しか咲かない花が最後に昼に咲く。
なるほど、観客に丸投げするタイプの映画だったかと気付く。
主演に感服した
オススメ
自分ではラストの解釈ができず、他の方のレビューで腹落ち。なるほど。
バタバタしたラストだったので、もう少しヒントが欲しかったかも。読み解く頭がなく惜しいことをした。
北川景子さん演じる主人公の造形の良き母度合がやや強すぎか。もう少しダメな母親の部分を描いても良かったかとも思う。美人は、普通もっと性格悪いです。また元刑事や半グレリーダーの行動原理も謎で、少し引っかかた。。。もう少しリアリティ側に振っても良かったかも。
どう落とすのかを気にしながら見ていたが、いつしか主演女優2人の演技、特に森田さんのキレのある演技に圧倒された。子役もいい。子持ちの親泣かせのドラマが上手く描けてました。
ドキドキハラハラしながら見てたが、元刑事の行動と描き方は中途半端かつ荒唐無稽で(リスク高すぎ。自分も捕まるよ)ややノれない部分でそこが少しひっかり?となっているうちに、ラストまではすぐに時間が来てしまい、全体的にはノアール系エンタメとして上手く着地させたなとエンドロールを見ながら感じたものの少しすっきりしない部分が残ったが、内田監督の次作が楽しみだ。
森田望智さん、カメレオン女優ですね。
森田望智さん、すごかったですね。
彼女の存在は知ってはいました。
ネトフリのシティハンターの香のイメージ。
他でもどっかで見た記憶はあった。
今回は、まったく違う役を演じてました。
カメレオン女優ですね。
北川景子も体を張った演技。
年を取りましたね。
『花のあと』の頃は超可愛かった。
そして、渋谷龍太、初めて見たけど存在感が凄かった。
調べると、ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカリストらしい。
まったく知らなかった。
ヘルドッグスに出てたMIYAVIもだけど、良いキャスティングしますね。
見た事がなくて存在感のある役者が出てくると映画が引き締まる感じがする。
違和感を感じた点がいくつか。。
さすがに拳銃は。。
売った方も捕まるやん。。
変な事に使うにきまってるやん。。
そして、最後はどうなったのって思ったかな。。
この違和感は原作の小説では感じないものなのだろうか。。
北川景子さん森田望智さんはとても良かった 田中麗奈家族の話で不要だ...
素晴らしい作品だとは思うが、私には耐えられない…
ラストシーンの強烈な違和感。もう一度見返したくなる。
あの花が咲いたら…
作品としては、裏社会とか、貧困とかを軸に、基本的には「アウトな人々」ばっかり出てくる、私の大好きなタイプ。
「どっちを向いても地獄」という生活の中で、小さな幸せを噛み締める。
でも、それさえもあくまで地獄の中の束の間の光。
主人公たちを取り囲む世界は、着々と彼女たちを追い詰めている。
それでも生きていかなくてはならない。
そして夜に一度だけ花を咲かせる「ナイトフラワー」。
つまり、昼間の様に見えても、実はここは闇の中なんだ。
もしくはすでにすべてが…。
感涙ポイントはいくつもある。
やっぱり子供が絡むと弱い。
個人的にその中で、ある要素に「子供を巻き込んだ」という点が少し気になってしまった。
食うや食わずの生活の中、主人公がいろんな障害を乗り越えて、大切な子供たちを守り守られながら、清濁併せ呑みながらたくましく生きていく、
それはいい。
しかし、その様々に起きる「乗り越えるべき障害」を、子供に作らせたのがすごく気になった。
(もちろん私の勝手な主観として)一瞬でも、「この子がいなければ…」「この子が原因なのに」と思ってしまったことで、私のこの家族を見守る感じがぼやけてしまった。
この家族を取り巻く最悪な環境で、必死で家族を守ろうとしている主人公に対して我々は気持ちを寄せていく。で、それを壊すのがその子供…。
いや、そういう現実を突き付けられるという意味でこれはさらにリアルな絶望だし、それでも子供への愛情は変わらない、そういう作り手のメッセージも理解する。
理解した上で、こういうクズだらけの話の中で、子供たちには加害側の一端を担わせないで欲しかった。
お話としてはすごく泣けるし、出演者たちも頑張ってるし、観る価値はある作品。
他の方の受け取り方にも興味はあるのでレビューを読んでみたい。
設定は1980年くらいの方が良かったかも・・・
週末レイトショー『ナイトフラワー』
年末まで邦画は面白そうな作品目白押しなんですが、都合合わず配信待ち増えてる中の3作目『ナイトフラワー』
最近、壊れた母を演じる事の多い北川景子と・・・・
朝ドラ主演も決まった全裸監督で世間を驚かせた森田望智が、今度は格闘家を演じ共演
物語は、人生のどん底でもがき苦しむ女性2人の救いようのない悲哀漂う作品
スッピンに体重増量と女優魂のぶつかり合いは見応えありますが・・・
設定を1980年くらいにしないとやってる事に無理あるし、、、、
各々のシーンの映像での結末なしで、観る側の解釈考察お任せパターンでスッキリはしない^^;
この作品で北川景子は女優になった。
舞台挨拶中継付きで鑑賞。
「果てスカ」でヤサグレていた心が取り戻せました😁
まあ、最後はハッピーエンドではなかったですが。
特に北川景子の泥にまみれても失われないあの美しさは、おそらく日本でもトップクラスのひとりではないか。
そして森田希智の格闘技シーンのリアルさは素晴らしい。あれなら朝ドラの主役に選ばれるのもおかしくない。
例の問題の(笑)ラストシーンの解釈ですが、夜にしか咲かないナイトフラワーが昼に咲いていたので、これは現実ではなくマボロシの光景という解釈で間違いないかと。
ヤクザに半殺しにされていた筈の多摩恵や、みゆき(田中麗奈)に銃を向けられていた小春があの部屋に何事もなかったようにフツーに帰ってきた…そんなワケがないのに。
そして四人で旅行に出かける支度をする…いったいどこへ?温泉などではなく“もっと遠いところ”への旅立ちの暗示だろうか。
小太郎が後半でエクスタシーの錠剤をいじっていたことがあったが、実はその際に誤って飲んでしまっており、あの時に既に絶命していたのではないかと思っている。
そして描かれてはいないが夏希もヤクザに殺されていたか、自殺したか、そうでなければ既に狂っていたという解釈をしてみたが…
PS 舞台挨拶でキャスト陣からも「あの3つの質問ってなんですか?」と監督に尋ねていたが、監督はハッキリとは答えなかったが「私の中にはちゃんとあります」と言っていた。本当なのかは分からないけど😛
俳優陣の演技・熱量が素晴らしく、終わった後も考えさせられる映画
子育てするには金かかるわな
北川景子演じる永島夏希は女の子と男の子の母親で、関西から東京へ移住している。なんで旦那は居なくなったのかな?ずっと疑問だった。働いてたのに生活費が足りなくて、密売ドラッグの売人になった。それ、犯罪じゃないの?結構高いのに買ってくれる人いるんだね。まず嫌だったのが息子の性格、うるさすぎだよ。そんなに餃子を食べたいなんて信じられないよ。夏希が持ち帰った餃子弁当、それ、ゴミじゃなかったの?じゃなかったら泥棒だよな。凄かったのは娘のバイオリン演奏。小学生でこんなに上手いのに、基礎がイマイチだったの?謎だったわ。何より苦手な展開が、皆んなが暴力を振うところ。自分の意見を通すためには相手を殴るのが普通なの?それと、格闘技のシーン。キックボクシングだと思っていたが、違うよね。こんなの見た事ないわ。夏希のやり取りは楽しかったんだけど、苦手な暴力シーンが多くて残念でした。
全247件中、141~160件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。











