ナイトフラワーのレビュー・感想・評価
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切実なテーマを明るく•••
現代社会に限らずいつの時代でも、庶民は働いても働いても金銭的余裕ができないまま日々必死になって生きているのが現実である。でも、この現実にちょっとしたほころびが生じた時、人はどう転ぶか•••というテーマで展開しているのが『ナイトフラワー』であると思う。生活のために薬の売人をやるというストーリーにありがちな男女のもつれ合う暗く、ただセックスと暴力の繰り返しのシーンがないのがこの映画の新しいところである。厳密に云えば暴力シーンはあっても性的なシーンは一切ない。クライマックスはさいごにある。薬を売ることは犯罪なのだが、それへの罰を課すことをあえて描いていないのである。この映画の作者の意図するところは、結論に白黒つけることではなく、現実の社会に生きている人間を描くことで、観ている我々が何かを考える場を持つということであろう。
ラストの、ヒッチコックを思わせるサスペンスシーンは素晴らしかった。
娘役が最も素晴らしい!!
ずっと、ずっと抉られ続ける映画。
2人の娘を育てるシングルマザー。別れた父親の借金と日々の支払いに追われ、生活もままならない。
現実に今の日本では、普通に生活する事も厳しい。そして一度貧困に追いやられると、そこから這い出す事は難しい。もっと豊かな筈だったこの国はいつからこんなに貧しくなったのだろう。
ちょっとした事で犯罪に陥ってしまう。それはもはや他人事ではない。
母性。この作品のテーマだ。
夏希は母ゆえに深い闇へと堕ちてゆく。
片や、彼女の用心棒となった多摩恵は父性に近い。
この2人は恋愛感情などサラサラないが、子供を挟んで、疑似家族となる。その関係性も面白い。
この映画は主演2人が素晴らしい‼️
そして、それ以上に、娘を演じた子役さんがスゴすぎる!「ミッドナイト・スワン」に続き、内田監督はどうやって子役を見つけて来るのだろう?
バイオリンは初めから上手いのだが、ラスト近くは数段上達している、のを表現している!スゴい!
また、バイオリンが壊された時の芝居や、試合中、母に声をかけるところ(ここはすごく重要!)、何てスゴい芝居をするのか!?
ラストが近づくにつれて、全員殺されて終わりなんて単純な終わり方にならないでよ、と思いながら観ていたら、まさかのラストは観客に投げられる。
サトウが多摩恵にした3つの質問は何だったのか?
ラストは本当にハッピーエンドなのか?
このラストは賛否が分かれるだろうが、自分には、単純に殺されてENDよりは、よっぽど良かった。(まぁハッピーエンドな訳はない)
現代日本を暗喩した傑作!
余談ですが、主人公の1人北川景子さん演じる夏希が、前日に観た「兄を持ち運べるサイズに」の満島ひかりさん演じる加奈子のその後に感じながら観てしまって、絶望的な気分になった…。
#ナイトフラワー
演技は凄い!でも、ストーリーはありきたり?
この映画は、観るかやめとくか迷ってたんですけどね…
あまり、暴力シーンの多い映画は得意じゃないので。
でも、友人が「物理的な暴力の描写は思ったより多くなかった」というから、意を決して観てきました。
ストーリーとしては大して深みもないのだけど、演技は凄かった。
特に森田望智は、正に別人!
カメレオン俳優だとは思っていたけど、それにしたって…
生活のためにデリヘル嬢もやってる格闘家という無茶なキャラを、低い声で迫力満点に演じてました。
北川景子も、生活苦に喘ぐシングルマザーを熱演。
綺麗な顔立ちだけど輝きを失った、疲れた女性をきっちり演じてた。
ただ、ストーリーに深みがないので、社会問題の実例を見せられているだけな雰囲気になってしまって、「おもしろい」より「見てて辛い」が勝ってしまったのも事実かな。
あ、あと、ヴァイオリンを弾く私としては、子役達の演奏も見どころでしたね。まさかの実演。
ヴァイオリン教室のグループレッスンに参加している場面から
「あれ? この子、自分で弾いてる…よね?」と思ったのだけど、
発表会のシーンでは、普通に「ラ・フォリア」を弾いていて。
「上級者向けの先生」を訪問した際には、エックレスのソナタを。
後のレッスンシーンではそれなりに難しい練習曲なども弾いていて。
調べたら、渡瀬結美さんは、今年の「第50回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」で奨励賞をとってるんですね。
コンクールに入賞するような子を起用してたとは贅沢ですね。
「上級者向けの先生」の他の弟子役も、普通にヴィエニャフスキとか弾いててビックリです。
終わり方もストーリーも満足
ナイトフラワーの出し方で、ラストの結末を幻想のように表現して実は亡くなってますっていう表現が凄く綺麗でした。
北川景子の演技もリアルであのようなダークな世界に足を突っ込むと不幸せしか待っていないという啓発的な意味も含めて幸せになってしまうと世の中の顰蹙を買うのであのようなバッドエンドはとても良かったと思います。
まぁ
予告編から、渋谷龍太さんが観たくて観に行ったので出番が少なくて残念。
でも期待通りの存在感でした👍ので
⭐️一つ
森田望智さんは文字通り体当たりの演技!
良きファイトでした!
北川景子さん…
汚れ役をやっても、周りのセリフの端々に、
可愛いいという台詞が何度か出てくる…
どんなにささくれた役であっても、
犯罪に落ちていくしか無い、死に物狂いでやっていくしか無いという役柄のはずなのに…
演技が振り切れてない気がしました。
『可愛い系シングルマザー』の設定なんだ…
とがっかり。
田中麗奈さん久しぶりに拝見しましたが、
セリフの間が長すぎた…
間が長いのに意外感はなく…
ん?と思う瞬間がありました…
泣く用意して行きましたが、
全く泣けませんでした。
曇り空に似た作品
曇り空のような色をした
作品だなと思った
ヒロインの母親は
守るべき
子どもたちが住む世界と
闇に染まった世界を
行ったり来たりして
物語が進むにつれて
その闇は、色濃く
そして深くなっていく
行き着く先は、恐らく
永遠の行き止まりなのだろうと
灰色に渦巻いた不安感が
観てる者を追いかけてくる
暗闇と暗闇の間に挟まれた
数少ない
平和なシーンに救われながら
何とか集中力を繋ぎ止めた
「泣きたいんはこっちや」
2時間かけて
灰色のバターを塗られた
サンドイッチを
放り込まれてるみたいだった
もう口の中は
灰色の灰で溢れそうなのに
それに含まれてる
平和の分量が
あまりにも少な過ぎるから
噛み砕いて
流し込むまでに
かなりの時間がかかってしまった
「子どもたちに
未来、見せてやりたいねん」
土砂降りの雨の中
母親が叫ぶ
この作品の象徴とも言えるような
そんなシーンが流れていたけれど
本来なら
子どもたちの「ひかり」
であるべき存在の母親が
深い漆黒に染まらなければ
未来を造っていけないというのは
何とも哀しい現象だと思った
観る人によっては
「美しい」と
映るのかもしれないが
わたし的には
ラストに至るまでの過程が
何だか惜しいなと思った
あと数センチ及ばず
かゆい所に
手が届かなかったなという印象で
わたしとしては
もう少し丁寧に
進行して貰いたかった
そしてもっと鮮明に
見せてほしかった
ラストがボヤけてる様子も
まさに曇り空そのものだなと思った
途中までは耐えられたが
ラストに
進めば進むほど
シーンの切り替わりや
展開のスピードが速過ぎて
粗雑な造りに感じてしまった
最後の場面で
夜にしか咲かないはずの
花が開いた瞬間は
静かな絶望を感じた
、、待って下さい!
もしかして
ここで終わりにする気なの?
という、静かな絶望である
そこに至るまで
散々引っ張られて
雲の塊を食べ続けたのに
そこ(楽園)で待っていたのは
静かな絶望だっただなんて。
観た人の中には
わたしのように
客席に置き去りになる人も
多いのではないかと思う
作品自体に
掴みどころが無いため
文字を並べて
組み立てることにも
難航して
この文章を
造り上げるまでに
実に3回も
寝て、起きてを
繰り返したほどである
雲のように掴めない作品を
感想として表現するために
だいぶ手こずってしまった
監督が同じだということで
どうしても比べてしまうが
個人的には
ミッドナイトスワンの方が
深く突き刺さった
ナイトフラワーは
曇り空だと思って観るなら
そんなに悪くないかと思うが
また再び
進んで手に取りたいと
そう思える作品では無いなと思った
追記、森田望智について
わたしは
ドラマを殆ど観ないため
名前も聞いたことが無く
初めて拝見した女優だったが
ファーストタッチから
惹かれていった
彼女からしてみれば
演技だなんて
本当はそんなことは無くて
最初から
こういったボーイッシュな
女性なのか?と思わされた
立ち振る舞い
歩き方に至るまで
彼女の努力が
奥の方まで
行き届いている
作品の途中で
挟み込まれていた
具の入ってないオムライスや
油まみれのラーメンなどを
食べるシーンがあったが
彼女の
乱雑な食べ方には
目を奪われた
半ば作業的に
口に運んでいる様子が
わたしの心の扉を叩いた
乱暴なスポーツに
打ち込む女性は
本気で
こういう食べ方をするのだろうと
海底よりも深く、感心した
彼女は
血の滲むような
苦労を積み重ねて
演じる役の像を
造り上げたに違いないと思った
たった一作品で
わたしの心を奪い
一目惚れをさせてきた森田
この作品は
森田が真の主演といっても
過言ではない
感動系かと思ったら考察系だった
ラスト5分前までは、いろいろな感情に揺さぶられながら見ていました。
貧困の中でも我が子を守ろうとする母の愛だったり、最近流行りのシスターフッドだったり、タマエ役のどこから見ても格闘家?という迫力だったり。
(最初、本物の女子プロレスラーの人が役者をやったのかと思った)
最近血の流れる映画が多いなぁと目を閉じてやり過ごすこともありました。
たとえ映画の中であっても、たとえ職業としての格闘であっても、血や暴力は苦手。
でも、それを上回る、自分は地の底へ落ちようとも子供達にはそれなりの生活をと望む夏希の気持ちが、その行動は間違ってるんだけれども、正しいとか間違ってるとか何様がジャッジするんだよという親の気持ちが伝わってとても切なくなりました。
犯罪によって得たお金であっても、それによって子供たちにきちんとした食事や生活を与えることができた喜び。夏希の満ち足りた笑顔を外野が裁けるのか。
・・・としんみり考えていましたが!が!!
あのラストは何?あの銃声は何?ボコボコにされたタマエが元気に旅行に加わるのは?
っと、感動の余韻は消し飛んで「???」だけを抱えて映画館を後にしました。
鑑賞後、みなさんの考察も読みました。
それで出した私なりの結末は、タマエはボコボコの末に死に、あの銃声で子供たちも死に、海くんは死んで山に捨てられ(純愛報われてほしかった!)、夏希だけ生き残って十字架を背負って生きていく。
みんな笑顔での旅支度は夏希の妄想の中の出来事。なぜならナイトフラワーは夜に咲く花、ラストで昼間に咲いていたのはこれは妄想である示唆なのよ、という悲しい悲しい結末??
冒頭での飲み屋のトイレは現在の夏希でうたた寝して「行ってはだめ!」というのは過去を思い出して出たセリフ、それ以後は過去をさかのぼって描いている、か??
やっぱり、犯罪でお金を得といて何の罰も与えずみんなハッピーエンドというのは収まりが悪いんでしょうかね。
それならそれでいいんですけれど(だいぶ悲しいが)、もうちょっとヒントをちりばめるサービスがほしい。でないと、鑑賞後もモヤモヤします。
推理力が乏しいわりにははっきりさせたい性分の私にはやや不向きだったかも。
みなさんの考察を読まなかったら正直なーんにも分かりませんでした笑
3つの質問も教えてくれよー。
それにしても、最近は貧困を扱う作品が多いですね。
社会全体が貧困に傾いた現代では、ぱーっと景気のいい作品はもう作られることも見ることもないんでしょうかね。寂しい。
森田望智の演技に脱帽
正義がわからない
月下美人?
北川景子と森田望智のスッピン演技の迫力に終始押されました。貧しさが故にドラッグの売人になる事は許されないですが、貧困から抜け出すのは並大抵ではないという事を伝えたかったんでしょうね。地球儀のオッチャンひつこいしwwこういう映画を見ると役所ではない弁護士事務所でもないもっと敷居の低い無料相談所とかあればいいのにと思ってしまう。体裁上どこにも相談出来ずに胡散臭い元刑事の探偵に調査依頼する母親も娘を失い精神を保てず銃を手に入れたりと...
そもそもあの探偵銃を持ってきて「変なことに使わないですよね?」って変なもの(銃)持ってきといて何言ってんだか?ww
みんな正しい方向に向かってー頼むーって感じで見てました。
ラストは?でしたが、
ひっそりと花咲いてましたね。キレイでした。
ダークサイドに堕ちたら、それは幸せと呼ばない。だが、生きるためにはやむなし。
もし、現実のお話だとしなら、少しリアルさに欠ける印象です。
渋川清彦、あんなもの用意して田中麗奈に渡したら、◯◯するのは目に見えてわかるでしょう、そうなったら✕✕から足がついて、自分がやばいことくらいわかるでしょう。
でも冒頭のトイレで寝ているシーンとラストシーンのシンクロから、この映画で展開されていることはすべて夢物語だったとしたら納得ですが(夜にしか咲かないナイトフラワーが昼間咲いてるのもおかしな話ですし)・・・・
どっちともとれる結末は内田作品としては、よくありますが、本作のポスターに【ふたつの孤独、ひとつの運命】とあるのでリアルなんだろうなと解釈しています。
あと、森田望智さん、凄いですね演技。全裸監督と対局に居ます。
衝撃の連続!キャスト陣の演技力が高評価へ!
サスペンス、バイオレンス、ドッキリ、
ホラー、格闘技、いじめ、薬物、事故、
お金、グロテクスな描写の連続
また相反して家族愛、友情、優しさ、音楽、
食と優しさが混ざりに混ざった映画。
キャストがVシネマの反社的な役者さんなら
B級映画に思った内容かも。
メインキャストの方々はもちろんのこと
メインキャスト以外の方々の演技力で
見応えは増している。
映画の中でわかりやすくエンディングを
伝えて欲しかったけど、脚本・監督の力なのか
見終わってからも謎を解かずにいらるなくなる。
結果、今も楽しんでるからコスパが良いと思う。
作中の登場人物のようにはなりたくないから
鑑賞中に思ったのは
「こんな風になりたくないから頑張る」と決めた。
価値観によって捉え方は人それぞれ
とは言え正しい道を進みたいから
SUPER BEAVERの正攻法を聞いて寝よう♪
考えさせられますね
ストーリー王道だったけど涙出る
あらすじだけでほぅほぅこんな感じかとおおまなに読めたストーリーではあったが、描き方がとてもリアルで本当にこうゆう状況は存在しているだろうなと感じると心がギュッとした。
売人がダメなことは当たり前だけど、その代案を出してあげられない。でも簡単にまとまって稼ぐ方法も残念ながら正当法では難しいし、なにか奇跡が起こらないと無理でしょう。
全員がいい人で、だからこそこうなってしまう結果にもやもやとして、そして辛く涙なしでは無理だった。
本当に頑張っていて、本当に苦しい人をどう線引きするかが難しいのは承知だが、こうゆう人には是非税金をちゃんと使ってもらってほしい。
映画というストーリーを楽しむというよりは、強いメッセージを感じて私にもなにかできることはないんだろうかと考えさせられた。
想像通りでしたー 笑
映画紹介の文章読んで大体想像は付いたのだが、、、
シングルマザーの生活困窮 才能ある子供(お金がかかる 身に襲いかかる不幸 生活費を稼がないといけない ドラッグ 格闘技 など。それらの因子で作ったドラマ。一から十までほぼ想像通りの展開だった。もう少し驚きがあった方が良かったと思われ
天使のような子役の演奏シーンと森田望智に救われる
内田英治監督や吉田恵輔監督の不幸のつるべうちというか、キャストが泣き叫ぶ演技というかシビアなドラマはあんまり好きでないのだけど、やっぱり観て良かった。『ミッドナイトスワン』も似たところがあって、あれもイヤーな話を女の子のバレエが浄化するように、今回も不幸のどん底シチュエーションの中、バイオリンの女の子が画面を浄化する。子役選びがうまいのかもしれない。
更に使い方としてはより泣ける状況でもあり、そこに加えて森田望智のいったいどうしちゃったのという体当たりのフィジカルも加わって、いじましく涙が溢れて応援したくもなる。森田望智は、あの歩き方、コケ方だけでももう何をやってきたのかわかるのでそれだけで涙がでる。あと、ダンボールの帽子をかぶっていても目の奥で喜んでるときの輝き、バイオリンの演奏会でピントがあってもいないところでの目の輝きだけで泣ける。北川景子も石原さとみの『ミッシング』にくらべて全然いやらしさがなくブチ切れ芝居もどうにいっている。ただどうしてもこれだけの美人さんなら他に食ってく道はあるだろうと思ってしまうマイナスはずっとある。
結果ミッドナイトスワンの姉妹版みたいな雰囲気もあるのだけど、ラスト、この監督は人が悪いかどうなのか、と思って見ていたらなるほど、そこを選んだか、といういいところを選んでホッとはしたけど、そもそもメロドラマで観客を引っ張ろうという姿勢はやはりあまり好みではない。けれどメロドラマです、と言われてみると、配役もいいし、充実した何かが観れるので観てよかった。と思ったがアレか、あのラストはひょっとしてファンタジーエンディングか?やっぱり目線が上にいるのがあまり好きではないな。
しかし『愚か者の身分』もそうだったけど、生きづらい、というかどん詰まりの社会が映画にたくさん描かれてそれが作り話でもなくなってきたように感じる。
悪ながら共感する
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逃げたダメ夫のせいで景子は借金を背負いつつ二児の育児中。
望智は実力ある格闘家だが無名で、体を売って生活してた。
そして悪夢のように、次々に金が必要な出来事が起こる。
この貧しい2人が偶然出会い、金のためにヤクの売人になる。
おかげで少しは豊かになり、景子の子供たちも望智になつき、
4人は家族のように信頼し合った関係を築いていく。
ところが彼女らの客が警察の職質を受け逃走、事故死。
そこからヤバい展開となるが、何故か全員無事安泰。
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ストーリーは今一つというか、分からんことが多過ぎる。
でも女優2人の演技が最高、まさに引き込まれる。
確かにやってることは犯罪で、誰かを不幸にしてる。
でも2人とも純粋な心は失っておらず味方には利他的で、
苦境の中で懸命に生きる姿に好感が持て、共感できる。
ただこのテの犯罪作品では、主人公は無事では済まない。
ほぼ確定で不幸な結末が待ってる。
1.警察に逮捕
2.組織の裏切りや洗礼
3.被害者やその関係者からの報復
大体このどれかで悲惨な結末となる。
しかも彼女らは家族みたいな良好な関係を築き上げ、
家族で旅行に出かけよう、なんて計画までし始めてる。
完全なる死亡フラグやん、これ。
この時点で、もう全部見たことにして館を出たかった。
やっと得た小さな幸せの崩壊シーンなんて見たくない。
で望智の友人が組織に拉致され、おそらく殺される。
そして望智も組織に襲撃されボコられて拘束される。
さらに事故死女性の母親が拳銃を持って景子に迫る。
アカン、2と3の合わせ技やん・・・終わった・・・・
・・・・・と思ったら、何事もありませんでしたあ!
景子も望智も子供たちも、みーんな無事でしたあ!
結局何でそうなったの?あまりにも曖昧なことが多い。
鑑賞者が考えて下さい的な、時々あるやつやなこれ。
森田望智って朝ドラ主演で初めて知った名前やけど、
この人の総合格闘技のシーンの迫力がスゴかったわ。
経験者なんやろなと思ったら、違うんやって。
半年間トレーニングして体を作ったらしい。
ホンマの選手にしか見えんかった、あれはスゴいで。
凄かった
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