「受け手に委ねる、監督の心意気」ナイトフラワー 豆腐ティラミスさんの映画レビュー(感想・評価)
受け手に委ねる、監督の心意気
映画、小説などの創作物は基本的に受け手のものだと思う。
同じ映画作品を観ても、年齢性別、国境などなど、個々で持つバックグラウンドが違えば当然違った感想を持つ。
創作者自身のメッセージを正しく推察するだけが、受け手の役割ではつまらない。
“こんな考えがあるんだ〜!”、でも私は全く共感出来ない!なんて違う価値観を知るのも創作物を楽しむ醍醐味でもある。
この映画では“説明し過ぎない”という特徴がある。
小説で言う行間を読ませる、ある意味で受け手を選ぶ映画だ。
もちろん会話は多くを付け足さない。
昨今の説明過多、爽快感を求めた映画に疲れた方におすすめです。日常に地続きの、非日常を存分に味わえます。
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