「大切なものを守るためなら」ナイトフラワー ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
大切なものを守るためなら
あなたは罪を犯しますか?
いや、大切なものを守りたければ、絶対に罪を犯してはいけません。
好き系〜のテーマなのに心動かず無念。
泣く気満々で行ったのになぁ〜
何なら「兄」の方が泣けたわ。
(それはあんたの弟のせいだって?w)
コレ、個人的に脚本、演出がダメでした。
内田監督のメッセージ、分かりにくかったorz
登場人物の思考、行動、ストーリー展開全てが何で何で??ばかりでアンド、シリアスな
シーンの数々も終始笑ってしまった自分の感覚を疑う程に。。
余計だと感じてしまうパートも多く、反対に絞って深掘りして欲しい所が中途半端だった。
あ。
ここからはディスってしまうので、本作に胸打たれた方は読まないで下さいませ。
はい、お断りを入れましたよ行きますよ。
冒頭のトイレ。
寝落ちしそうなのにしっかり喋ってる夏希がまず無理で(こ〜ゆう演出キライなんです。。でもラストに関係してたのかな??
分かりずらいズラ)
その後のカラオケはびっくり苦笑。
(意外性があるって意味ではまぁまぁまぁ)
格闘家たまちゃんのバイトがデリヘル嬢なのもえーーって感じで。
(お顔が腫れた嬢はイヤだなぁー)
凄いおぱいのお姉さんもいた控え室。
ご指名が入り皆次々とご出勤。
たまちゃんお声掛からず1人ぽっち。。。
なのかと思ったらすぐ呼ばれたw
人気者なんか!w
クライマックスの試合。
ボコボコにされるたまちゃんが何度も夏希を見るシーンも。。
ごめん笑っちゃった。
直前で小春が良い事言ってたのにごめん。
地球儀屋の男はぶっ飛ばしても良いけども、シール貼りだって確かにボコボコだったし、
あれじゃ売り物にならないわ。
そもそも借金を背負う理由もリアリティ無いし、でもお金を稼がなきゃならもっと効率的に働く術はある。
海君も謎にボコられてきっと埋められちゃうのよね?カワイソ。
みゆきも元刑事も何がしたいのかわからんし、全てのパートが納得させてくれない。
(田中麗奈がアバターに見えて困惑)
全部わかんねーって感じだけど、アイラブ
みつけんさんはあんな役ぴったりのクズで、
そこはあ〜あ〜あ〜やっぱりかwって思って観てた。
そんな中、良かった所は子供達と接する母親としての夏希の描き方。
確かに子供想いの、愛情がある母親だったのは伝わってきた。
上手くいかない事で子に八つ当たりしてしまい、でもすぐにそれに気付いて謝るなんて実際は中々出来ない。
餃子息子はちょいうるさいが可愛かったし、お姉ちゃんは頑張っているママを助けようと健気で泣ける。
2人は愛おしい大切な存在で
「未来を見せてあげたいねん」なのは伝わって来たんだけど、その方法がコレではね。。
残念で辛い。
裕福でも心が無いみゆき家族。
金がなく、他人だけど本物の絆と愛情が芽生え家族になっていく夏希達。
たまえの変化も見所だ。
みゆきん家の描き方はちょっと極端だったけど、この2つの家族の対比も大きなテーマなのかと思った。
ラストの解釈。
私はあのジムの時点でたまちゃんは殺されていると思う。
(サトウ。。どうかな〜?見逃すかなぁ〜??)
そして団地前でみゆきに遭遇した小春はあの銃声で、その後息子も夏希も部屋を訪れたみゆきに殺されたんだと思う。
バッド過ぎるエンドなんだと思うけど、それをどちらにも解釈できる様、観客に委ねるのは内田監督らしいと思った。
演者はみなさん良かったです。
内田慈さんが好き。
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