「けっこうよかった」ナイトフラワー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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森田望智の動きがキレキレで本当の格闘家のようだ。冒頭で負かした相手選手に「ありがとうございました」とお礼を言っている場面でこれはいい映画かもしれないと期待が高まる。 ところが、雑でベタな場面が目立つ。
森田望智がもっと上で戦いたいと言うが、シュートなどのランキングには入っていないのだろうか。入っていてもジムの都合でなかなか試合が組まれないなどあるかもしれないが、不明だ。
娘のストリートバイオリンはとてもいいのでどんどんさせるべきだ。森田望智の練習シーンのBGMで掛かって、いいセンスだなと思ったらその場で練習している。それはそれでとてもいい場面だ。
子どもがお友達の目を怪我させるが、相手親が責任を問うのは保育園ではないだろうか。
田中麗奈がヤクの売人を恨むのは完全な逆恨みで、彼女らから買えなかったら他で買うに決まっている。娘をヤクの泥沼に引きずり込んだ友達か、ヤクの元締め組織を狙うべきだ。また予告でやっていた『アバター』にそっくりで、顔を青くしてほしい。
北川景子にストレスを与えて苦しめる必要がドラマの構成上にあるのだろうけど、無理くりだ。最後は警察かヤクザに締められると思っていたら、現実かどうか不明なラストになる。ヤクザの親分の3つの質問も不明なままだし、すっきりしないし面白くもない。下手くそだ。
不幸が訪れずしれっと4人で旅立つラストだったらよかった。
先日見返した『フローズンリバー』がシングルマザーと独身女性が組んで違法行為を行う映画で、とても地に足がついていて面白かったので、参考にして欲しい。
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