ストロベリームーン 余命半年の恋のレビュー・感想・評価
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生きてたら16歳
評価高いなぁ。
またアイドルの男の子が出てるんだろうな。
あれ、カラオケ行こ、の聡美くんや。
泣きました。
泣かせようという予告編を観て
泣きにいこうと観に来た観客を
しっかりと泣かせてくれる。
これでええ(七人の侍の爺さま風)
コメディだと思わせて笑えなかったり、
すれ違いすれ違いの末に結局会えなかったり、
結局すべて作り話でした、だったり、
そんな映画よりも
泣きたい人を泣かせてくれる。
それでいいんです。
リアリティなんかなくても、
観たいものを観せてくれれば、
主人公の女の子が魅力的だったら、
そんなものなんだっていいんです。
當間あみちゃん、かわいかったな。
病人に見えたり見えなかったり、
儚さも華やかさもあって、
小学1年生も演じられたんじゃないかな。
親友の女の子もよかったな。人気出るだろうな。
當間あみちゃんと斎藤潤くんのふたりで、百恵ちゃんと三浦友和みたいに純愛物シリーズで作ってくれないかな。伊豆の踊り子、潮騒、、、。
心が洗われるような純愛物語、このふたりならこれからも見ていきたい。
伊藤健太郎と黒島結菜あれだけ。意外と豪華キャスト。
娘が入るお墓の抽選に当たる。つらい。
ユースケ・サンタマリアと田中麗奈のあのシーン。
子を持つ親の気持ち。号泣。
最後、もうひと泣かせあるかと思ってたら、「ありがとう」
あぁ、いい終わり方だな。
だったのに、歌要らない。
綺麗な映画
映画の始まりが、大人になった日向と麗なんですよね。
で、その様子を観ていたら麗の恋を応援したくなりそうだったの。
予想されるストーリー的に、麗の恋心を応援したくなるのは辛いかななんて、思いながら見始めたんです。
だけど、気付いたら麗は良い子だなって思っても、麗の恋心を応援しようって気持ちは消えてたの。
なんでかなと考えたら、麗の恋心がほとんど描かれていないんですよね。時々、表情に出るくらいで。
仮に、麗は萌の事が好きな設定だよと言われても信じちゃうかも。
話としては麗の恋心を描いた方が面白くなるのかもしれないけど、描かない事でより綺麗な映画になったと思います。
それともう一つ綺麗な映画に感じた要因が、病気に苦しむ様子をあまり描かなかった事だと思うんです。
賛否両論有ると思うけど、闘病生活を観たいわけではないので、私はこの映画くらいの表現が好きかな。
『10万分の1』みたいに病気としっかり向き合った青春恋愛映画も好きではあるのですが。
逆にやりすぎなシーンも有るんだけど、病院のひまわりのシーンなんかは映画的で凄く好き。
さすがに湖で水に入るシーンは心配になっちゃったけど。
そんな感じで、割り切って描かない所と、やりすぎなところのバランスが私好みの綺麗な映画でした。
既視感ありあり
當真あみのファンでレビュー評価が高いので見てきました
既視感ありありで設定も粗すぎて全く感情移入できず
①余命半年の人間があんなに元気に学校に通えるわけがない
②小学校の先生と掛け持ち?教師の重労働をなめ過ぎ
③向日葵あんなに持ってこれる訳ないし病院も大迷惑。勝手に盗んできたの?
④病気の主人公が恋人に「またね」と言ったら急変するのお約束
⑤死ぬ間際なのに酸素投与してないの?そもそも急変を見舞いに来た家族が発見するなんて普通ない
感動できるのは大学生くらいまででしょうね
似たコンセプトなら君膵の方が100倍泣けました
それでも涙は流れていました
ちはやぶる めぐり が 大変面白く好きでして
その主演の2人が出てるので楽しんで観たんです
ストーリーは ツッコミどころ満載ですが
泣かせのモノローグでは まんまと泣きました
余命僅かと言われて あんな風に振る舞う姿は 理想的です 悲しむのはもったいないから 笑っていたい そう思えれば最高です
萌は強い だからこそ悲しい
講堂でのシーンは 良かった 意外とコメディエンヌもイケるんじゃなかろうか
ユースケの衣裳がよかったなぁ 少女漫画の父親って感じ
日向の友達役の黒崎煌代さん いいね 見た瞬間 山根ーって思っちゃった(今日の空が〜も好き)
まだしばらくトウマアミブームは 僕の中で続きそうです
高校生の切ない恋に泣くとき
高校生の切ない恋に思わず涙ぐんでしまいました。萌役の當間あみさんの切なさが伝わってくる演技が、とても良かったです。日向役の斎藤潤さんの頼りなさそうな役柄もはまってました。(2人の初デートはカラオケに行くと思ってましたが...😅)
萌の両親役のユースケ・サンタマリアさん、田中麗奈さんの娘をいたわる気持ちがヒシヒシと伝わってきて、特に高架下での麗奈さんの号泣シーンは私もグッスンしてしまいました。
中学、高校生時代の麗役を演じた池畑杏慈さんの萌を応援する姿にも心うたれました。
作品全体を通して嫌な人物が誰一人いませんでしたし、日向の友達たちも良い性格の子たちで気持ち良かったです。
私は、黒島結菜さんが出ているシーンが分からなかったのも😢でした。(←郵便局?)
主人公のラブストーリーだけでなく、友人・父母も魅力
予告編を見る限り、余命半年を宣言をされた當真あみのラブストーリーくらいの印象でしかありませんでしたが、親友・父母の人物像もとても素敵な良い作品でした。
もえ(當真あみ)とひなたくん(齋藤潤)の恋愛初心者の2人の日常が甘酸っぱくもあり、余命半年宣言を受けてるからの話のテンポの早さも観ていて心地よかったです。
またそれに関連する親友の恋の応援。
こういったラブストーリーものには大体悪いやつが登場するものですが、この映画は親友が皆良い人すぎます。笑
それぞれの脇役キャラにもちゃんと意思を持っていて、観ていてかっこいいキャラが揃ってます。
日向くんの恋を応援するのに、理由なく付き合ってくれるこれぞ男の友情となる友人達。
もえの一番の親友で、もえの考えが違っていると叱責してくれる女友達。
とても良いキャラクターとして描かれてます。
最後にもえの余命を知ってるがゆえに、もえのやることを全面的に応援している父母。
「彼氏と出かける為に嘘つくようになっちゃったか、、」というユースケサンタマリアのシーンが自分は一番泣けました。
こういった持病を抱える娘がいる物語は、父母は箱入り娘とさせようと話が展開しがちですが、ストロベリームーンは娘のしたい事を優先、娘の一番を願う事を考える父母で、とても素晴らしい家庭でした。
願わくば、夏前に見たかった映画かな。笑
とても良き作品です!⭐︎5!
元気ハツラツ余命半年~ 最初の恋・最後の恋!
6月の満月の夜 ストロベリームーン。恋を叶えてくれる月とも言われているらしい、好きな人と一緒に見ると その人と永遠に結ばれると・・・。
今日は 早速「ストロベリームーン 余命半年の恋」見ましたよ。
元気な病人で余命半年の桜井萌の話。彼女の初恋の彼氏が佐藤日向。
生きてる時間に限りがある彼女は積極的に彼に猛アタックして告白する。
戸惑う彼。そりゃ当たり前で、理由を言ったとしても恋は実っては行かない。
何故 貴方の事が気になるのか、ソコなんだよね。
やっぱり お互いが良いと思える相手のところを伝えないと そりゃ無理矢理くっつけても 空振りでしょう。
余命的な話展開モノは色々と多いが、こんなに元気な病人は過去居なかったのでは無いでしょうか。そう感じます。
主役:桜井萌(役:當真あみさん)、佐藤日向(役:齋藤潤さん)も良かったけど、 友達の高遠麗(役:池端杏慈さん)に目が行きっぱなしで この子は良いなと凄く感じた次第。今後の活躍に大いに期待したいですね。
ちょっと 高校生の甘酸っぱい初恋感は大いにしたのですが、死に直結させるにはあの元気そうな笑顔では そうは簡単に死になさそう(笑)
客席お隣辺りの40代位の女性は、鼻をすすってまして多分泣いてるんだなと分かったのですが、向こう席の端にいた女子高生らしき二人は ずっと何かバリバリ食ってて全く映画の話に興味無さそう。エンディングに入るやいなやさっさと出て行きましたね。
高校生向け内容かと思いましたが、案外今の若い子には受けない気がしました。
終始 良い子ちゃんLOVEですもんね。
ご興味御座います方は
どうぞ劇場へ!!
笑いあり涙あり……
久々にいい映画に出会えました。原作はまだ途中までしか読めていませんが、出会い方が違いました。でも素敵にまとまっていて、クスっと笑えるシーンや思わず涙が溢れ止まらなくて号泣しちゃうシーンまで……小説で美少女と書かれていて、キャストどうするのかなって思ったけど、映画の女の子も本当に可愛くて、男の子も素敵な子で、最高のキャスティングでした。
遠距離家族と未来郵便
余命ものはあまり好みではないが、當真あみと齋藤潤を目当てに。
完全に當真あみの可愛さで成り立っていた。
病名は明言されないが、走ったり飛んだり普通にするし、余命わずかにはとても見えず。
学校では一度も体調崩さないし、そもそも学校に通わせるのにサポート体制ゼロってのが考えられん。
また、ストロベリームーンや恋愛への憧れが先にあるため、主人公をあまり応援できず…
途中で惚れ直すような描写でもあれば別だが。
麗に対し「悲しい顔にしかできない」と思っていながら日向にはグイグイ行くのね。
それでいて最後は唐突な方向転換で、麗にツッコまれてはいたが「自己中」は冗談で済まんよ。
最後の手紙も一見感動的だが、13年越しはサスガに遅すぎでは。
萌の両親がやたらとお洒落なのも違和感があり、萌に全振りで自分たちは質素、の方が自然。
湖デートまで2カ月足らずというのには目を瞑るが…
日向くんは大量の向日葵をどこから調達してきたんでしょうね。
麗→日向は萌の生前に絡まないのなら要らなかったような。(友人A→麗も)
當真あみはずっと可愛いし、齋藤潤の朴訥さや他の演者も悪くない。
高架下での田中麗奈の慟哭には少し涙腺が緩んだ。
ユースケ・サンタマリアの「何時だと思ってるんだ」の練習など、クスリとする要素もある。
日向の友人の気持ちよさなど、全体を覆う雰囲気も素晴らしい。
その分、根幹の病弱設定の杜撰さやストロベリームーンの作り物臭さなどが勿体なかった。
あと、日向の自転車古すぎ。笑
タイトルから予想されるストーリーに心惹かれる方への作品
タイトルからして、大筋の結末は予想できる作品ではあると思いますので、そういうストーリーこそ見たい、という方向けの作品だと思います。
ですので、「意外性が少なかった」「さすがにそれは出来すぎでは」となりそうな方には、無理に鑑賞されずに、最初から自分好みの別作品を探すことをお勧めします。
前置き長くなってしまいましたが、出演キャスト皆さん、配役も演技も大変良かったです。萌さん役の主演の當真あみさん、日向役の齋藤潤さん・麗役の池端杏慈さんは特に良かったです。そして、出演キャストさんの演技をひき立てる映像・音楽も感動的でした。
辛いストーリーながら、最初から最後まで嫌な人物を1人も登場させないことで、鑑賞後に後味悪くならず「見て良かった」と思えるバランスを実現できたように思います。
また、萌さんたちと同世代のお子さんがいる親御さんにも見てもらいたいと思います。
もしお子さんが深刻な病気になってしまったとき、親としてどのようにその子に向き合っていくか、支えていくか、と考えさせられたからです。萌さんのご両親役の田中麗奈さん、ユースケ・サンタマリアさんの名演技も相まって、いっそうそのような思いにさせられました。
現実にそのようなご病気のあるお子さんの親御さんには、この作品は辛すぎて見られないかもしれませんが、そうでないならば、自分には関係ないと思わず、見て考えてほしいと思います。
優しい思い出
初めて見た余命ヒロイン作品。
幼少期から体の弱いヒロインが、優しい父母に育てられて友だち・恋人と残りの余生を過ごすというもの。
リアリティはあまり感じられないが、残された恋人の回想なのだと考えれば周囲の人間が優しすぎるのもご都合主義的な要素も納得できてしまう。
この作品では、ヒロインが亡くなることよりも、ヒロインが亡くなるまでの周囲の人たちの心遣いのようなものに感動することが多い。
特に、ヒロインの父母が、娘の希望する霊園を抽選で当てるシーンは、親の複雑な心境が伝わるようなシーンとなっている。
(着実に娘の死が近づいていること、霊園の抽選が当たることで娘の死が確定的になってしまっていることなど…)
恋愛ものとして見ようとすると、少し違ったイメージになる気がする。
「学校で勉強したい」「友だちが欲しい」とヒロインの願いごとの延長で「恋人がほしい」が出てきているため、恋愛ものとして見るよりも、残された時間でどう過ごしたいのかにフォーカスが当たっているように思えた。
余命少ないヒロインが残りの余生で後悔しないよう、めいいっぱい思った通りに生きようとするストーリーなのだなというのが総じての感想である。
もう一捻り
あって欲しかった。
その分、ー⭐︎1つ。
私は字幕版があるうちにホラーを観たかったのだが、妻が絶対いやっ!と言うのでこちらを。
死なせて泣かせるって言う安易な展開にはウンザリ。
でも、予告編で大人になってから何かあるのは気になっていた。
結果的にはほとんどが高校時代。
それでも結構泣かされてしまった。
やっぱり私って単純で簡単な男だよ、と我ながら少々呆れた。
泣きポイントNo.1は両親の姿。
娘のために明るく振る舞おうとするものの隠しきれない悲痛な想い、
子を持つ親として涙なしにはいられない。
特に、田中麗奈の号泣シーンには嗚咽が漏れそうになってしまった。
ユースケにも泣かされるとは想定外だった。
次いで印象に残ったのは親友の麗。
私にはヒロインよりも輝いて見えた。
大人になって何らかの形で報われて欲しかったが、
手紙も展開に大きな影響を及ぼすものではなく、描いていた期待が萎んだ。
原作通りなのだろうか。
さらに特典映像があるというので胸弾ませて観たが、
単なるイメージビデオで期待外れ感が増幅しただけだった。
関係ないけど、限られた医療資源は若い世代に注入すべきだよね。
ジジババはもういいよ。
純愛作品ですが、、、
原作未読です。
余命のある主人公の作品ということで、ラストに向けて感動させにくるのかと思っていたが、序盤から終盤までポイントポイントで泣いてしまった。
二人の想いが痛いくらいに分かって泣いてしまうところはもちろんながら、ディアファミリーのような家族愛の方でも涙できた😭
自分が恋をしていると他の人からの気持ちに気付かないところの見せ方も上手かった。
一周忌のタイミングで日向が萌ちゃんと同じような話をしていて、すごく考えが似ているんだと思っていたら、まさか日向の方が先に萌ちゃんを知っていて、だから初めの告白への返しがあんな風になったのかと納得いった。
ラストの手紙で終わり、あの手紙から日向が含めてみんなの止まっていた時が動き出すんだろうなと考えると、胸が熱くなった。
麗がすごくいい子で本当に良かった❗️
原作も読んでみようと思うし、続きのコールドムーンも気になる✨
現実を諦めた者たちの純愛賛歌
2025年にもなって、白いワンピースに麦わら帽子をかぶった病弱な美少女がスクリーンを駆けるとは思わなかった。『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、あらゆる意味で時代錯誤な作品であり、そしてそれゆえに奇跡的に成立している。
本作は「リアリティなんてクソ喰らえ」という態度を隠そうともしない。限界まで磨かれた嘘、整えられた痛み、作り物の純愛。それらを堂々と提示しながら、観客の涙腺だけを正確に撃ち抜いてくる。もはや“リアルな青春”など描く気は最初からない。これは、映画という虚構の形式そのものに対する、純粋で頑固な信仰告白なのだ。
主人公・萌は余命半年を宣告された少女。にもかかわらず、彼女には病の匂いがまるでない。血色がよく、声に張りがあり、全身が“健康的な死者”として演出されている。その違和感を「演出の失敗」と捉えるのは浅い。むしろ萌の病気は、肉体の病ではなく時間の病だ。“限られた時間”を意識することそのものが物語の主題であり、病は単なるメタファーに過ぎない。つまりこれは“死をどう生きるか”ではなく、“死を前提に生を選ぶ”物語。
現実的な描写を徹底的に排除することで、監督は「死のリアリズム」ではなく「死の記号化」に挑んでいる。この潔さが、かえって神話的な純度を映画にもたらした。
だが、その“純度”が保たれるのは、登場人物が全員聖人であるからだ。本作には悪人がいない。萌を苛める同級生も、すれ違う友人も、無理解な教師も登場しない。誰もが優しく、全員が正しく、世界は慈悲によって滑らかに回っている。この“悪意の不在”は、作品を奇妙な静けさに包みこむ。葛藤も衝突もない。そこにあるのは「理解」と「受容」だけだ。つまりこの映画の“痛み”は、現実的な苦悩ではなく、「すべてが優しすぎること」の不気味さなのだ。観客は、こんなに清潔な世界を見せられると逆に息苦しくなる。それでも泣いてしまうのは、人が「本当はこうありたい」と願う姿がここにあるからだ。本作の優しさは欺瞞ではなく、現実に対する祈りの代替物なのだ。
この完全な非現実のなかで、唯一“地上の重力”を持つのが両親役の田中麗奈とユースケ・サンタマリア。ふたりの演技は圧倒的に現実的で、観る者を一瞬で現場に引き戻す。特に、ユースケが娘のために墓地の抽選に当選する場面は、滑稽さと悲しみが同時に存在する傑作シーンだ。娘の死を前提に「居場所を確保できた」喜びを噛みしめる父の姿。そこには“生きる者の現実”が確かにあった。この“重さ”と、萌と日向の“夢の軽さ”が同じ映画の中で並列されていることが、作品を不安定なジェットコースターにしている。観客は現実と虚構のあいだを強制的に往復させられ、泣いた直後に冷め、また泣く。その振り幅の激しさが、この映画の中毒性でもある。
そして、何より象徴的なのは、萌の“痛いほど幼い”ノートや手紙だ。高校生にしてはあまりに稚拙で、まるで中学生の日記のような文体。だが監督は明らかにその“幼さ”を理解したうえで、そのまま撮っている。まるでタバコをくわえながら、「いーんだよ、こういう感じで」と言っていたかのようだ。リアリティよりも“心の純度”を優先する確信犯的な演出。それは、恥ずかしさすら美学に変える勇気の証拠だ。「痛くても、嘘でも、これが人を泣かせるんだ」と信じきる現場の潔さ。その古風な職人気質こそ、この映画最大のチャームである。
要するに『ストロベリームーン』は、“リアルな恋愛映画”ではなく、“リアルを諦めた恋愛映画”だ。現実の再現ではなく、現実の願望を描く。その意味で、本作は社会や時代への反抗ではなく、現実の敗北宣言に近い。だが、人は敗北のなかでしか夢を見られない。だからこの映画は、笑われても、泣かれても、確かに「映画」なのだ。
病気でも、健康でも、彼女はただ“恋を信じる少女”として死ぬ。
そして我々は、それを見て、もう一度“信じること”の力を思い出す。
2025年、ここまで徹底して現実を拒否した映画が作られたこと自体が、奇跡のようだ。この作品は時代遅れではなく、時代の裏側に残された“最後の純粋さ”の記録である。
「いーんだよ。こんな感じで。」
その言葉にすべてが詰まっている。
未来郵便
へえ、そんなことができるんだ🎵
もっと自分もそれ使ってたらよかったなあと思いました。
途中、ところどころ都合の良い展開もありましたが、
主演2人による真っ直ぐな青春の演技にただただ魅入ってしまいました。
つい先週、秒速5センチを観たばかりで、
それぞれ初恋の呪い?呪縛に似たものを感じたけど、
あの未来郵便がそれを救ったことはほんとに良かった
エンディングが、オレンジレンジだから
今、会いに行きます!とクロスする演出に見えました。
わかってる展開だけど
いっぱい泣いちゃいました😢
観客に涙を強要する不自然な脚本・演出に無理がある
ヒロインが不治の病で若くして亡くなる映画は、これまでにも長澤まさみ主演の"世界の中心で、愛をさけぶ"、小松菜奈主演の"余命10年"、広瀬すず主演の"四月は君の嘘"、浜辺美波主演の"君の肝臓をたべたい"など、涙が溢れる名作が多々ある。本作もそれらの名作に匹敵するかと期待して観させて頂いたが、残念な印象に終わった。その理由は、例えばストロベリームーンを見に行ったシチュエーションで唐突に湖に入水したり、大量の向日葵を病室の下に持って来て見せたり、余りにも強引に"涙を流して下さい的"な脚本や演出が不自然で無理がある。観る前からストーリーの大筋は察しが付く作品だからこそ、死に至るまでのエピソードの中には萌の自分らしく生きようとする力強さと病の宿命を背負っている悲しみが複雑に交錯する心情をもっと深く繊細に表現するセリフや映像ができないものかと思ってしまった。それが不充分だから、ラストで日向が萌から届いた手紙を読み涙するラストシーンでもイマイチ感情移入することが出来なかった。
切ない恋と親ごころ
ユースケサンタマリアさんと田中麗奈さんの夫婦役、かなり良かった。
ユースケサンタマリアさんのちょっとおちゃらけた感じと真面目な感じが絶妙に合わさっていたかんじでかなり良かった。
田中麗奈さんの高架下で慟哭するシーンは、感情が全て伝わってきた。電話越しのユースケサンタマリアさんも悔しさが伝わってきてすごかった。
ストーリーは、仲良し五人組がそのうちの2人を応援するって感じになっていた。テンポよく進んでいくが時間があまり経っていないことに驚いた。カレンダーや時計をもう少し出して時間が濃密な時間やタイムリミット感を出しても良かったのではないかと思った。
麗さん役の2人は仕草、雰囲気とかも完璧だったのですごいなと思った。
當真あみに★★★★★😍😍😍😍😍
話が噓っぽくてもツッコミどころだらけでもなぜか好きになってしまう
映画というのがある。今作もそんな1本。
當真あみを愛でる映画としてだったら満点。
噓っぽさの最たるものはヒロインが余命わずかの病人に見えないこと。
努めて明るく振舞おうとしているにしても、説明されなかったらどこから
見ても普通の女子生徒だ。
中学校に通えないほど病弱で自宅療養していたんじゃなかったっけ?
本人が希望して高校生活を送るにしても、急に症状が悪化したりとか
そんな心配があるから周囲には知らせておいて緊急時に備えるのが
普通ではないだろうか。親友だけが知っている秘密というのは不自然。
基本設定がそんな感じなので、現実感は期待せずに”恋に憧れる少女が
王子様みたいな男子と恋に落ちる”おとぎ話と割り切って観るしかない。
多分製作する側としては若年層の観客が観てフィクションを楽しんで、
ちょっと悲しい場面で泣いてくれればそれで良いのだろう。
それを青春時代なんて遥か昔の爺・婆(病気じゃなくても”いつか死ぬ”が
割と現実的で終活適齢期)が観てああだこうだと言うのは筋違いという
ものだ。だから爺の自分はこれ以上言うまい。
良かったのは當真あみが演じるヒロイン桜井萌の積極性。普通の高校生なら
自然と経験するであろうことが、機を逃すともうできないかもしれない。
だからせっかちになってしまう。後悔しないように全力疾走するみたいで
とても良い。
高校に通えるというだけでワクワク。親友ができる・恋に落ちる・付き合う・
手をつなぐ。叶えたかった夢が一つ一つ現実化する。その度に胸が高鳴ったり
(もちろん病気のせいではなく)、喜びを感じる。
そんな萌を、顔の表情だけでなく全身で表現する當真あみ。萌の嬉しがり方
を見てこちらも笑顔になってしまう。
萌自身が、辛い・悲しい顔を見せない努力をして両親やみんなにもそれを
要求しているのが救われる。そればかりかお茶目すぎるところもあって
和ませてくれる。
悪い人間が出てこない話で、両親(ユースケ・サンタマリア、田中麗奈)が
すごく良い人。親友・恋人・その友人たちもみんな良い人。
劇中で描かれる出来事それぞれに両親の無償の愛や厚い友情、人としての
誠実さが感じられて心地良い空気感があった。
長く生きられなかったのは残念だが全力疾走で生き抜いて、最後はちゃんと
愛の告白もして、萌は後悔のない人生だったに違いない。
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余談
最近観たあの映画もそうだけど、男はアラサーになっても10代の時に好き
だった女子のことをいつまでも思い続けて、というか引きずっているのが
痛々しい。「もうあんなに素敵な女性とは出会わないだろう」とまで思わせる
相手だったというのは確かにそうで、これは女優がそれだけ魅力的だった
のと演出の良さによるものだろう。
まあ、映画の最後には新たな一歩を踏み出すきっかけができて良かった。
あと、この映画も未成年者の男女が親の心配をよそに夜のロマンチック・
デートをする。映像的に映えるのはやっぱり夜なんだな。ま、いいか。
親友の13年後を中条あやみが演じた。彼女が主演した「雪の華」(2019年製作)
のヒロインも今作と似たような境遇だった。しかし有り得ない設定・脚本・
演出・相手役(一応ダブル主演という体裁だけどプロの俳優レベルではなかった)
すべてがダメダメで共感できるところがなかった。
ダブル主演と言えば當真あみの前作「おいしくて泣くとき」は実質ダブル主演
なのだが相手が大手芸能事務所のアイドルだからか彼の単独主演という扱い。
それが不満だったけれど、作品がいまいちだったからどうでも良くなった。
今回が堂々の長編映画初主演で、良い印象の映画だったことに満足。
エンドロールは 『いま、会いに ゆきます』と スゴく 似てて 懐かしく 思い出しました。テーマとか 季節や ヒマワリ畑も。。似てましたね。
純粋で 温かく 前向きで 美しい 内容でした。「余命宣告」 1日でも 長く 生きてほしい。両親、その事を 知らされた 親友、彼氏。の 切実な想い。当事者 萌ちゃんは 青春 真っ只中。やり残すことなく 青春を 楽しもう。と。。やりたい事は 全て やりきったんじゃないのかな。。「余命」を 宣告される辛い想い。諦めと 前向きな 姿勢で 活発で とても 明るく 振る舞ってましたけど。とても 強い精神力でしたね。最期の 息を 引き取る 瞬間は 両親、親友、彼氏に 見送られました。。悲しんだけど とても 美しく 描かれていました。日向くん。。実母の死。 それから間もなく 萌との 出逢いから 短かった 彼女の死と。。壮絶でしたね。彼女の為に やってあげられる事は 全て やってあげたんじゃないのかな。。真っ直ぐで とても いい奴でしたね。萌ちゃんも 天国から 応援してくれた みんなに 幸せを 送り届けて いるんじゃないのかな。友達も 親友も 彼氏も。。夢を叶えていて。実は。。日向くんの ほうが先に。。って そこは 何か すでに 2人には 『赤い糸』で 結ばれて いた気が しましたね。そういう 運命 宿命 だったのかな。この 映画は なんか 沖縄県人会。。って そんな 繋がりが あるのかな。。って。主人公の あみちゃんや 郵便局員の 黒島結菜ちゃん そして 主題歌担当の ORANGE RANGE。 そして エンドロールは。。何か 大ヒットした 竹内結子と 中村獅童 主演の 『いま、会いに ゆきます』の映画の エンドロールを 観てるようでした。どちらも ORANGE RANGEの 主題歌と 絵コンテの 映像が とても 似てて。。あと 作中の 6月の季節とか。ヒマワリ畑とか テーマも よく似てたので。ふと 思い出しました。懐かしいですね。。ストロベリームーン。美しい心、みんな 真面目で 汚れた心や 気持ちも 一切なく 全て キレイな 内容で いい作品でした。涙が 溢れ出ました。
全56件中、21~40件目を表示
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