ストロベリームーン 余命半年の恋のレビュー・感想・評価
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高校1年の清らかな愛に感涙!
脚本家や監督が女性だからか、とてもスマートに仕上がっていて素晴らしい映画でした。どんでん返しや回収が鮮やかで思わず唸りました。何回か泣ける場面があるのですが、やはりつれなく彼との連絡をたったヒロインのために、ひまわり畑を再現するところでは、抑えきれないほど涙がほと走ったような気がしました。ストーリーの中でヒロインが身を引くシーンがありますが、それは逆にエゴであると親友が断じるのですが、こういう考え方は大好きです(そんな恋愛小説を書いた事があります)。たとえ残された人に迷惑をかけると言っても、生きている以上誰もが迷惑かけるのだから、自由に生きていいんだと私は思います(人間は全て縁によって生かされているのですから)。また、魂は肉体が滅びても生き続けるのだから、今世でやるべき事は悔い残さないで果たすべきでしょう。ヒロインがラストには願望を実現した時はホットしました。そしてそのあたたかな眼差しが愛おしく思えました。あと、未来への手紙で私は勝手な想像をしてしまいました。残された杉野と中条がカップルになる事をヒロインが望むのではないかと。しかし、これについては残念ながら実現しません。それでもきっと2人はいずれ結ばれるのではないかと期待満々笑笑。あと、病気で亡くなって行くストーリーの映画が多いせいか、ヒロインの正確な病名は最後までわからなかったと言う設定も、ある意味カッコイイのかも知れません笑。
追記 今の高校生もこんな純粋な感情があること強く信じたいです。
美しい作品でした
誰が泣くねん(*´-Д-)ハァ=3
⭐︎4.4 / 5.0
とにかく泣きたい人、集まれ~!!
超問題作の「爆弾」(もうすぐ公開ですね)と続編の「法廷占拠 爆弾2」を読んで心身ともにへとへとになっていたので、心の浄化作用だけを求めて、本作を鑑賞。
期待以上に、泣かせる設定満載で大いに癒されました。
病名が明かされないので調べようもないのですが、やせ細ることも顔色が青白くなることもなく、運命の〝その日〟が来るまで、咲いたばかりのひまわりのような生気にあふれた笑顔のままでいられる病気があるのだろうか、というリアリティーに関わる疑問を持つことを封印することができれば、きっと没入して大泣きできる、大丈夫な映画です。
大丈夫、というのはどの役者さんも、各キャラクターに期待される人物造形を完璧に演じ切っているという意味です。
涙で心が洗われる
若手俳優陣に感じる確かな手応え
■ 作品情報
芥川なおの純愛小説「ストロベリームーン」を原作とした映画化作品。監督は酒井麻衣。脚本は岡田惠和。主要キャストは、桜井萌役に當真あみ、佐藤日向役に齋藤潤。その他、杉野遥亮(佐藤日向(13年後))、中条あやみ(高遠麗(13年後))、池端杏慈(高遠麗)、黒崎煌代、吉澤要人、伊藤健太郎、泉澤祐希、池津祥子、橋本じゅん、田中麗奈、ユースケ・サンタマリアらが出演。
■ ストーリー
幼い頃から病弱で、家の中で過ごしてきた桜井萌は、15歳の冬、医師から余命半年の宣告を受け、残された時間を全力で生きようと決意し、念願だった高校へ通い始める。高校で萌はクラスメイトの佐藤日向と出会い、彼に突然告白する。戸惑いながらもそれを受け入れた日向と萌は、恋人として少しずつ距離を縮めていく。二人は、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという満月「ストロベリームーン」を、萌の誕生日に共に眺めることを夢見ていた。しかし、その日を境に萌は日向の前から突然姿を消してしまう。物語は、余命という運命に直面しながらも「一生分の恋」を求める萌と、彼女の消失に戸惑いながらもその真意を追い求める日向、そして日向の幼なじみである高遠麗らの複雑な感情が交錯し、展開していく。
■ 感想
萌と日向の二人が織りなす切なくも美しい初恋の物語に、がっつりと心を奪われます。とにかく主演の二人の演技が素晴らしく、観る者を引き込んで離しません。特に、テレビドラマ「ちはやふる -めぐり-」で共演された二人が、全く異なる役柄を見事に演じ分け、新たな魅力を開花させている姿に感激です。改めて、その将来が本当に楽しみな若手俳優だと感じます。
互いを深く思い合う二人の純粋な気持ちがひしひしと伝わってきて、何度も涙が溢れます。二人の周りにいる人々も皆、優しい人ばかりで、物語全体が温かい光に包まれているようです。つい親目線で彼らの成長を見守ってしまい、ユースケ・サンタマリアさんと田中麗奈さんの演技にも、胸が張り裂けそうに引き込まれます。
余談ですが、コロッケ屋、豊橋動植物公園、医療センター、郵便局、居酒屋など、作中に見慣れた地元の風景がいくつも映し出されてびっくりです!映画の情景と現実の場所がリンクすると、よりいっそう高揚してしまいます。これはもう、すぐにでも聖地巡礼に出かけたくなります。近年、地元のフィルムコミッションが本当にロケ地誘致に力を入れており、感謝しかないです。
大人も楽しめる、涙
王道のど真ん中です。
中学生から高校生の恋愛映画としても王道。見てるこっちが恥ずかしくなる。きさに初々しい。
余命ものとしても王道。本人や友達、そして家族目線で泣けます。
展開には少し少女漫画っぽさもあり、リアリティが無いかもしれませんが、
自分だったら、、、という所がリアルかもしれない。
子役たちはみな可愛い。そして自然。
大人たちも素晴らしい。
原作ありの王道ど真ん中ストーリーなので、そのままセリフにしたりリアルな人間が演じれば、小っ恥ずかしいと思うような展開ですが、役者陣が見事。監督さんの演出が素晴らしいのでしょう。
ラスト15分までは王道ですが、最後は予想を超えてきてとても良かった。
あらすじだけみて、オッサンが観るのは恥ずかしいかも、と見るか迷っていましたが、大人も泣ける良い映画でした。今年1番泣けるかは分かりませんが。
今一つ、余命半年の女子高生感が乏しかった。
ストロベリームーン 余命半年の恋 ツッコミ無用で
萌と日向と麗 と仲間たち
もう一捻り
あって欲しかった。
その分、ー⭐︎1つ。
私は字幕版があるうちにホラーを観たかったのだが、妻が絶対いやっ!と言うのでこちらを。
死なせて泣かせるって言う安易な展開にはウンザリ。
でも、予告編で大人になってから何かあるのは気になっていた。
結果的にはほとんどが高校時代。
それでも結構泣かされてしまった。
やっぱり私って単純で簡単な男だよ、と我ながら少々呆れた。
泣きポイントNo.1は両親の姿。
娘のために明るく振る舞おうとするものの隠しきれない悲痛な想い、
子を持つ親として涙なしにはいられない。
特に、田中麗奈の号泣シーンには嗚咽が漏れそうになってしまった。
ユースケにも泣かされるとは想定外だった。
次いで印象に残ったのは親友の麗。
私にはヒロインよりも輝いて見えた。
大人になって何らかの形で報われて欲しかったが、
手紙も展開に大きな影響を及ぼすものではなく、描いていた期待が萎んだ。
原作通りなのだろうか。
さらに特典映像があるというので胸弾ませて観たが、
単なるイメージビデオで期待外れ感が増幅しただけだった。
関係ないけど、限られた医療資源は若い世代に注入すべきだよね。
ジジババはもういいよ。
純愛作品ですが、、、
原作未読です。
余命のある主人公の作品ということで、ラストに向けて感動させにくるのかと思っていたが、序盤から終盤までポイントポイントで泣いてしまった。
二人の想いが痛いくらいに分かって泣いてしまうところはもちろんながら、ディアファミリーのような家族愛の方でも涙できた😭
自分が恋をしていると他の人からの気持ちに気付かないところの見せ方も上手かった。
一周忌のタイミングで日向が萌ちゃんと同じような話をしていて、すごく考えが似ているんだと思っていたら、まさか日向の方が先に萌ちゃんを知っていて、だから初めの告白への返しがあんな風になったのかと納得いった。
ラストの手紙で終わり、あの手紙から日向が含めてみんなの止まっていた時が動き出すんだろうなと考えると、胸が熱くなった。
麗がすごくいい子で本当に良かった❗️
原作も読んでみようと思うし、続きのコールドムーンも気になる✨
ヤバいくらいに日テレの圧勝🤣
前日に観た同一ジャンルのフジテレビ協賛の作品があまりにも退屈だったのはあれど、もはやそんなの関係なく日テレ協賛の本作品の圧勝でした😂
最近観たのだと、例えば、ディアファミリーみたいにクライマックスに涙が止まらなくなるのはありましたが、本作品はもう序盤からエンドロールが出るまで、しかも140分の長尺なのにずっと涙が止まりませんでした🥹🥲😭
隣に1人で観に来ていた70歳ぐらいの年輩のおじいちゃんも、ずっとグズっていたしで、ホントにもう言うことありません😆
まあ、強いて言うなら、皆、ピュア過ぎるのが逆にあり得なさそうで引くって、チャチャを入れる人がいるかもしれませんが、そんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ、はい、オッパッピーですわい😁
前に内山某監督作品(また出た😝)にマイナス5点したいくらいって言いましたが、本作品は更にプラス5点してもいいですわい☺️
後、當真あみは透明感無双していますね🥳
気のせいか、中条あやみさんはお疲れなのか、お肌の荒れが気になったのは自分だけかな?🤔
現実を諦めた者たちの純愛賛歌
2025年にもなって、白いワンピースに麦わら帽子をかぶった病弱な美少女がスクリーンを駆けるとは思わなかった。『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、あらゆる意味で時代錯誤な作品であり、そしてそれゆえに奇跡的に成立している。
本作は「リアリティなんてクソ喰らえ」という態度を隠そうともしない。限界まで磨かれた嘘、整えられた痛み、作り物の純愛。それらを堂々と提示しながら、観客の涙腺だけを正確に撃ち抜いてくる。もはや“リアルな青春”など描く気は最初からない。これは、映画という虚構の形式そのものに対する、純粋で頑固な信仰告白なのだ。
主人公・萌は余命半年を宣告された少女。にもかかわらず、彼女には病の匂いがまるでない。血色がよく、声に張りがあり、全身が“健康的な死者”として演出されている。その違和感を「演出の失敗」と捉えるのは浅い。むしろ萌の病気は、肉体の病ではなく時間の病だ。“限られた時間”を意識することそのものが物語の主題であり、病は単なるメタファーに過ぎない。つまりこれは“死をどう生きるか”ではなく、“死を前提に生を選ぶ”物語。
現実的な描写を徹底的に排除することで、監督は「死のリアリズム」ではなく「死の記号化」に挑んでいる。この潔さが、かえって神話的な純度を映画にもたらした。
だが、その“純度”が保たれるのは、登場人物が全員聖人であるからだ。本作には悪人がいない。萌を苛める同級生も、すれ違う友人も、無理解な教師も登場しない。誰もが優しく、全員が正しく、世界は慈悲によって滑らかに回っている。この“悪意の不在”は、作品を奇妙な静けさに包みこむ。葛藤も衝突もない。そこにあるのは「理解」と「受容」だけだ。つまりこの映画の“痛み”は、現実的な苦悩ではなく、「すべてが優しすぎること」の不気味さなのだ。観客は、こんなに清潔な世界を見せられると逆に息苦しくなる。それでも泣いてしまうのは、人が「本当はこうありたい」と願う姿がここにあるからだ。本作の優しさは欺瞞ではなく、現実に対する祈りの代替物なのだ。
この完全な非現実のなかで、唯一“地上の重力”を持つのが両親役の田中麗奈とユースケ・サンタマリア。ふたりの演技は圧倒的に現実的で、観る者を一瞬で現場に引き戻す。特に、ユースケが娘のために墓地の抽選に当選する場面は、滑稽さと悲しみが同時に存在する傑作シーンだ。娘の死を前提に「居場所を確保できた」喜びを噛みしめる父の姿。そこには“生きる者の現実”が確かにあった。この“重さ”と、萌と日向の“夢の軽さ”が同じ映画の中で並列されていることが、作品を不安定なジェットコースターにしている。観客は現実と虚構のあいだを強制的に往復させられ、泣いた直後に冷め、また泣く。その振り幅の激しさが、この映画の中毒性でもある。
そして、何より象徴的なのは、萌の“痛いほど幼い”ノートや手紙だ。高校生にしてはあまりに稚拙で、まるで中学生の日記のような文体。だが監督は明らかにその“幼さ”を理解したうえで、そのまま撮っている。まるでタバコをくわえながら、「いーんだよ、こういう感じで」と言っていたかのようだ。リアリティよりも“心の純度”を優先する確信犯的な演出。それは、恥ずかしさすら美学に変える勇気の証拠だ。「痛くても、嘘でも、これが人を泣かせるんだ」と信じきる現場の潔さ。その古風な職人気質こそ、この映画最大のチャームである。
要するに『ストロベリームーン』は、“リアルな恋愛映画”ではなく、“リアルを諦めた恋愛映画”だ。現実の再現ではなく、現実の願望を描く。その意味で、本作は社会や時代への反抗ではなく、現実の敗北宣言に近い。だが、人は敗北のなかでしか夢を見られない。だからこの映画は、笑われても、泣かれても、確かに「映画」なのだ。
病気でも、健康でも、彼女はただ“恋を信じる少女”として死ぬ。
そして我々は、それを見て、もう一度“信じること”の力を思い出す。
2025年、ここまで徹底して現実を拒否した映画が作られたこと自体が、奇跡のようだ。この作品は時代遅れではなく、時代の裏側に残された“最後の純粋さ”の記録である。
「いーんだよ。こんな感じで。」
その言葉にすべてが詰まっている。
未来郵便
へえ、そんなことができるんだ🎵
もっと自分もそれ使ってたらよかったなあと思いました。
途中、ところどころ都合の良い展開もありましたが、
主演2人による真っ直ぐな青春の演技にただただ魅入ってしまいました。
つい先週、秒速5センチを観たばかりで、
それぞれ初恋の呪い?呪縛に似たものを感じたけど、
あの未来郵便がそれを救ったことはほんとに良かった
エンディングが、オレンジレンジだから
今、会いに行きます!とクロスする演出に見えました。
わかってる展開だけど
いっぱい泣いちゃいました😢
透明感
6月の満月がイチゴの色に?
當真あみ演じる桜井萌は体調が悪いため長く自宅にいたが、惚れた奴に会いたくて高校に通う事にした。あら、ちらっとしか見てないのに惚れちゃうなんてあるの?その相手は斎藤潤演じる佐藤日向、とても爽やかな印象だったわ。13年後には当時の夢を叶えて働く杉野遥亮演じる先生、良かったよ。病院から余命半年と宣告されていた萌、本人としてはかなりのストレスだったろうね。でも告白しちゃうなんて、かなり勇気がいるよね。何より厳しかったのは両親だよね。ユースケ・サンタマリア演じる父親、とてもよかったです。ずっとモヤモヤしたのが、萌が元気だった事。もしかしたら健康に戻って別れちゃうんじゃないかと思っちゃった。いろいろなやり取りの連続で楽しかったが、ラストは想像以上に泣けちゃった、とても良かったです。
全172件中、81~100件目を表示
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