「キュンキュン」ストロベリームーン 余命半年の恋 sazanamiさんの映画レビュー(感想・評価)
キュンキュン
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原作小説は未読です。
昭和生まれのおっさんが見ていいのか迷いましたが勇気を出して映画館へ。
案の定他の観客は20代以下と思われる男女ばかりでした(苦笑)
この作品は主演の當真あみさんのために用意されたと言っていいでしょう。
この時期でしか演じられないであろうその姿はとにかく魅力的でした。
主人公の桜井萌は時に突拍子もないことを言い出すのだが、これは病弱のため学校に通えなかったため友人とのコミュニケーションの取り方が上手くないと考えれば理解できる。
その分すべての言葉、行動に裏がなく純粋なのである。
初めて手を繋ぐためにどうしようかと策略を練る姿にはキュンキュンしてしまった。
「えっいきなり恋人繋ぎかい!」とツッコミを入れつつ(笑)
ストーリーは予告編で感じたイメージ通りで派手さもなくどんでん返しがあるわけでもない。それでも不満もなく感情移入出来てしまうのは何故なんだろうか。
萌以外の登場人物である親、友人達、その他がみんないい人ばかりだからか?
だとすると話が出来過ぎだろ!となるところだが全然許せる。
ここまで良い人ばかり集めるのに徹底しているならそれはそれでありだろう。
話はずれるが日向が青春時代の恋愛を引きずる姿は「秒速5センチメートル」の貴樹がだぶってしまった。
13年後の手紙にすべてを委ねてしまうのは強引かなとも感じたがそのおかげで日向が前を向けたのなら良しとしたい。
本作では當真さん以外の若手の俳優も良かった。
日向を演じた齋藤潤君、高遠麗を演じた池端杏慈さん今後も期待でそうです。
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