「綺麗な映画」ストロベリームーン 余命半年の恋 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗な映画
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映画の始まりが、大人になった日向と麗なんですよね。
で、その様子を観ていたら麗の恋を応援したくなりそうだったの。
予想されるストーリー的に、麗の恋心を応援したくなるのは辛いかななんて、思いながら見始めたんです。
だけど、気付いたら麗は良い子だなって思っても、麗の恋心を応援しようって気持ちは消えてたの。
なんでかなと考えたら、麗の恋心がほとんど描かれていないんですよね。時々、表情に出るくらいで。
仮に、麗は萌の事が好きな設定だよと言われても信じちゃうかも。
話としては麗の恋心を描いた方が面白くなるのかもしれないけど、描かない事でより綺麗な映画になったと思います。
それともう一つ綺麗な映画に感じた要因が、病気に苦しむ様子をあまり描かなかった事だと思うんです。
賛否両論有ると思うけど、闘病生活を観たいわけではないので、私はこの映画くらいの表現が好きかな。
『10万分の1』みたいに病気としっかり向き合った青春恋愛映画も好きではあるのですが。
逆にやりすぎなシーンも有るんだけど、病院のひまわりのシーンなんかは映画的で凄く好き。
さすがに湖で水に入るシーンは心配になっちゃったけど。
そんな感じで、割り切って描かない所と、やりすぎなところのバランスが私好みの綺麗な映画でした。
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