「優しい思い出」ストロベリームーン 余命半年の恋 愛を求めてさんの映画レビュー(感想・評価)
優しい思い出
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初めて見た余命ヒロイン作品。
幼少期から体の弱いヒロインが、優しい父母に育てられて友だち・恋人と残りの余生を過ごすというもの。
リアリティはあまり感じられないが、残された恋人の回想なのだと考えれば周囲の人間が優しすぎるのもご都合主義的な要素も納得できてしまう。
この作品では、ヒロインが亡くなることよりも、ヒロインが亡くなるまでの周囲の人たちの心遣いのようなものに感動することが多い。
特に、ヒロインの父母が、娘の希望する霊園を抽選で当てるシーンは、親の複雑な心境が伝わるようなシーンとなっている。
(着実に娘の死が近づいていること、霊園の抽選が当たることで娘の死が確定的になってしまっていることなど…)
恋愛ものとして見ようとすると、少し違ったイメージになる気がする。
「学校で勉強したい」「友だちが欲しい」とヒロインの願いごとの延長で「恋人がほしい」が出てきているため、恋愛ものとして見るよりも、残された時間でどう過ごしたいのかにフォーカスが当たっているように思えた。
余命少ないヒロインが残りの余生で後悔しないよう、めいいっぱい思った通りに生きようとするストーリーなのだなというのが総じての感想である。
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