「王道、されど王道」ストロベリームーン 余命半年の恋 はまちのおすしさんの映画レビュー(感想・評価)
王道、されど王道
ベタベタな王道ラブストーリー。
でも、それがいい。これを見たくてこの映画を見たまであるので満足度は非常に高いです。
ベタなラブストーリーながらも上映時間2時間を感じさせない構成。テンポがとても良い。
ストーリーはぜひ映画を見て欲しいと思いますが、「君の膵臓をたべたい」や「四月は君の嘘」、「今夜、この世界から恋が消えても」などの系統が好きな方には言わずもがな刺さると思います。
特にこの作品で素晴らしいと思ったのはキャスト陣のお芝居だと思いました。
まずは主演の2人。直近でも「ちはやふる~めぐり~」で共演があった2人です。
ちはやふるの役柄よりは2人とも幼さがあり、学生のピュアさがとても引き立っていました。
日向役の斎藤潤くんが畑の中で感情を抑えきれなくなるシーンはとても良かったと思います。
主人公の萌を演じた當真あみさんも悲しさを表に出さない強さをもつ萌の役柄にはぴったりだったと思います。
脇を固めるキャスト陣も豪華で、大人になった主人公の周りを演じていた方々が豪華で驚きました。出てくるシーンはあまり多くないのにすごい...
黒島結菜さんなんてこれだけでは勿体無いくらい登場シーンは少なかったです。(とても意味のある配役でしたが。)
主演の2人を含め、豪華なキャスト陣でしたがその中でも萌のお母さん役の田中麗奈さんの演技にとても引き込まれました。ボクは多分この方にこの映画で泣かされたと思います。本当に素晴らしかったです。高架下のシーンは涙を拭くことを忘れて見入っていました。
作品全体的にとても好みの作品であり、星5をつけたいところではあるのですが本当に細かく少しだけ気になってしまった点が...
作中のゲームセンターのシーン、2012年設定でしたがここ最近のゲーム機器や最新型の自動販売機が写っており少しだけ世界観から逸脱してしまったと思いました。
その部分を差し引いて星4.5で。
とても良い作品であることは間違いないです。
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