「唐揚げと向日葵と月と好きの過去と未来の横断歩道」ストロベリームーン 余命半年の恋 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
唐揚げと向日葵と月と好きの過去と未来の横断歩道
冒頭、時は2025年現代、佐藤日向(杉野遥亮)は自宅で醬油を作りながら小学校の教師もしています。
序盤、実家が唐揚げ屋である婦警の麗(中条あやみ)が、日向を横断歩道で過去に2度助けたことがあると言及します。
小学生の桜井萌が登場し、この子に焦点を絞ります。萌の自宅が、色の統一感が目に心地よく、カメラワークもBGMもオシャレで、明るく爽やかでテンポがよくて、掴みはオーケーです。
実家が唐揚げ屋である中学生時代の麗(池端杏慈)が、萌(當真あみ)と出会い、女の友情物語が始まります。
萌と麗が、部屋着と制服を交換するシーンが感動的で好きです。
クルマの後部座席から萌が、横断歩道で少女を宥める日向(齋藤潤)を見るシーンもエモーショナルです。
萌を乗せたクルマが過ぎ去った後、その横断歩道で、あとから駆け付けた麗が日向を助けるのでした。
2012年、萌(當真あみ)と麗(池端杏慈)と日向(齋藤潤)が高校に入学します。萌の真剣に全力で生きようとする意氣込みと初々しさに好感が持てました。
日向とフーヤンとカワケン(の三人組と)、萌と麗(の二人)は、まるでスーパー戦隊シリーズの定番メンバー(合わせて五人)のようです。五人で楽しそうに遊ぶ姿が美しく描かれています。
2012年6月の二人で湖で見たストロベリームーンは、幻想的で印象に残ります。
萌の家族は、悲しい顔をしたらポイントが付き、ポイントがたまるとペナルティが科されるというユニークな決まりがありました。
萌の両親(ユースケ・サンタマリアと田中麗奈)が、普段から悲しい顔を見せないようにしているため、よけいに嗚咽シーンに見ごたえを感じました。お母さんがクルマで一人で泣き叫ぶ場面の時、電車が大音量で通り過ぎてガタンゴトン、ガタンゴトン、オトンオカン、ガタンゴトン。間髪入れず雨の日の葬式の場面になります。日向の母が亡くなった時のエピソードで、萌じゃなくて安心というのも変なのですが、意表を突かれました。
面白いタイミングで沖縄風のBGMが流れるという愉快なシーンもありました。
五人で見た向日葵も印象的でした。
終盤、萌が描いた絵の最後のページ、キスの絵が見えて涙が出ました。
郵便局員(黒島結菜)を見て29歳と決めた萌が、13年後の未来へ手紙を送ります。
麗宛の中に日向宛も同封します。
日向の感謝の言葉は、萌に向けたものか、自分の母か、ストロベリームーンか....。
萌の父にも感謝、麗にも感謝ですね...。
エンディングで流れる主題歌「トワノヒカリ」(ORANGE RANGE)が、どことなく懐かさを感じさせる雰囲氣があって好きです。
笑わせてくれたり泣かせてくれたりと、感情を揺さぶる映画でした。
監督カワユシ😍 プラトニック&清純 納得です✨✨✨‼️
プラトニックすぎて 😵💫😵💫 クラクラに痺れました😵💫。 カワユシ😍監督だからこその奇跡を見ました。
でも 有料パンフ🈶写真は ものすごい写真写りが良い🙆‼️
辿り着けました。完読です。何気に高架下 お母さん なぜか納得でした。
掴みはOKでしたが あまりに小綺麗😍で 引き離されました。オレンジ🍊さんの曲はイントロ最初はどうかと思いましたが 途中から良かったです。イイねありがとうございました😊
初めまして。コメント失礼致します。大変分かりやすい粗筋をありがとうございました。公式よりもっと分かりやすいです。
あなた様のおかげでとてもよく理解する事が出来ました。
私は事前情報無しで試写会を観たせいか過去と現代の頻繁な入れ替わり、年代による萌や麗の俳優の違いに混乱してしまいました。よく知る黒島結菜さんが郵便局員であった事すら分かっていませんでした。
それをあなた様は的確に理解しそれ非常に解り易く文章に表す力量に感心致しました。
お陰さまで心がスッキリ致しました。重ねて御礼申し上げます。
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