「恋愛以外を捨象し過ぎて、只管長く感じた💤」ストロベリームーン 余命半年の恋 𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞さんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛以外を捨象し過ぎて、只管長く感じた💤
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初めに女子2人がお互い可愛い可愛い言って、友達になるシーンは良かったです。申し訳程度に具合が悪くなるシーンはあるものの、基本的に元気で顔色が良く、余命半年の人物の描写はこれで良いのか良く分かりませんでした。告白シーンの長いリアクション台詞は、當真さんは長い台詞を良く覚えたなあと思いましたが、具合が悪い人間には到底無理です。恋愛以外の要素を捨象してしまい、薄く長い恋愛模様だけで127分は只管長く感じました。具体的な病名や症状は全く分からず、実体験で無ければこのような話は安易に書くべきではないと感じました。父親が墓の当選を電話で告げて泣くシーンは必要なのか疑問でしたし、他にもこの家族に生まれて幸せだという気はしませんでした。心臓が止まっていからも耳は少しの間聞こえているので、ワーワー喚くのではなく。感謝の言葉を伝えて欲しかったです。冒頭の園児達が一斉に返事するのは示し合わせた感じが強く、またヒナタ君が喚くシーン(2回)は、ヒナタ君の冷静で落ち着いたキャラクターからは何か違う様に感じました。醤油工場とはありますがどこの地方でどう特色があって舞台設定が不明で、何となく決めた印象でした。天文学書で見たストロベリームーンを、死ぬ前に好きな人と見に行くというプロット自体は美しいですが、結論としては、20年前に流行った携帯小説の映画化から、何も進歩していないと感じました。女子が安易に泣ける映画と言う事は、日本女性の知性がいつまでもこの程度だと見られていると言う事だと思います。
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