俺ではない炎上のレビュー・感想・評価
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「自分は悪くない」ほんとに?
予告から気になってた映画で鑑賞しました!
大手ハウスメーカーに務める山縣泰介は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる。家族も仕事も大切にしてきた彼にとって身に覚えのない事態に無実を訴えるも、瞬く間にネットは燃え上がり、“炎上”状態に。匿名の群衆がこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回されることになる。そこに彼を追う謎の大学生・サクラ、大学生インフルエンサー・初羽馬、取引先企業の若手社員・青江、泰介の妻・芙由子といった様々な人物が絡み合い、事態は予測不能な展開に。
無実を証明するため、そして真犯人を見つけるため、決死の逃亡劇が始まる――。
というのがあらすじ!
犯人はなんとなくわかってましたけど叙述トリックに見事に騙された〜笑
青江が山縣への態度を見る感じ何かあるっぽい感じでしたもんね
それに犯人ではないことを知ってるって言ったし笑
そして子どもが炎上中に家に帰るなんてしかも死体があった場所なのに帰れるのかと疑問に思った時点で気づくべきでした…笑
山縣は最初は恨まれそうにない感じで描かれてましたけど言動がところどころ嫌われそうな感じが出てましたね
塩見の言葉がきっかけで嫌われてることに気づくのです…
自分を恨む人はいないと思っていたのに実は嫌われていたと知るのはなかなかショックですよね
この映画の中ではいろんな人が自分は悪くはないと言っていて加害者になってることに気づいてなかったですね
警察官も言ったのが衝撃…笑
歪んだ正義で犯行を行ったりSNSに投稿してる人たちがいっぱいいました
怖いです…
あんな炎上して特定とかされたら周りが怖くなるし逃げたくなるよなと思いました
自分が悪かったと認めたのは山縣家の人たちと住吉とWi-Fiのことに気づいた刑事だけでしたね
もしかしたら自分が悪かったかもしれないと気づけて謝れる人間になりたいものです
それに知らないうちに自分も嫌われてるのかなと思ったりもしました…
最近はこの手の映画やドラマをよく観る気がします
相手を思いやる気持ちや想像力があればいい世の中になるのにと観てると思いますね
SNSを投稿するときは投稿する前に一度考えてからしてほしいものです
いろいろ考えさせられる映画でクスッと笑えるところもあり観やすい映画だと思いました!
ポストにネギが入れられてたのは何で?と思ったし笑えました!
面白い映画をありがとうございました😊
そこそこ楽しめたが・・・
素性を隠した正義感は厄介
まずは、警察に
うーん、実際にこの事件が起きて自分が容疑者になったとして、身に覚えがなければ、まずは100%、警察に出頭します。
そこから、この映画に対してリアリティーを感じなくなってしまい、期待していた分ガッカリでした。
それと、最後は犯人が善き人だったってのがブラックショーマンにかぶってしまい、それも残念。
ただ、芦田愛菜ちゃんが娘だったのは、なかなか奇抜でグッドだと思います。
SNSの怖さ
うまく騙されました
面白かったです。
現在と過去がリンクしているのは最後まで気づけませんでした。
自分は本当に他の人から良く思われているのか不安になりました。
自分はSNSであまり発信しませんが、一方的に被害者になる可能性もあると知り、SNSの怖さを改めて感じました。
スリルもあり、ハラハラもあり、考えさせられるシーンもありバランスのとれた良作だと思います。
最後までわからなかった
見せ方はとても良かった とにかく最後まで犯人分からない
途中??????が結構あった
結構考えたしあーあー見たい何時で最後はやっぱりねってとこだった
犯人が犯罪に手を染めたのもわかったし
???は回収できて
最後家族がきちんとよくなって良かったな
結局家族物のストーリーだったのね
ひろしもまなもりみもとてもよくて 良い映画でした
ちなみに初めての映画館で 同じチェーン?の映画館は行くけどそこは初めてでイズがやわくてなにか安っぽくかんじた
犯人の人も怪しげな感じがとても良かったかと
SNSの恐ろしさを実感
予告の段階から気になっていた作品。
ハラハラドキドキ少しクスッとする場面もあり最後まで私は楽しめました!
情報が行き交う現代社会だからこそ刺さる作品な気がします。
不確かな情報に踊らされ勝手に騒ぎ立てる人たちその人たちに取ったら正義のつもりかもしれないが間違った情報であった時にその正義は正義ではなくなることを分かって欲しい。
自分は悪くないじゃなくて一緒に騒ぎ立てた段階で貴方たちも共犯になるという事理解しないまま情報の取捨選択が出来ない現代の人たちにこそ届いて欲しい作品。SNSの使い方ちゃんとしようと改めて思いました。
最近の若者VS自分中心中年
SNS世代の若者や熟年夫婦に刺さる内容です。
結婚できない男の阿部寛、夏川結衣コンビで
この作品も同様、阿部寛の鈍さ鈍感さの演技が
いかんなく発揮されています。
阿部ちゃんの肉体美も拝めます。
原作を知っている人はどのように
映像表現されているか楽しむのもいいと思います。
原作を知らない人はところどころ
違和感を持つところがチラホラあるので
仕掛けに気づくと思います。
自分は最後の方で答え合わせができました。
愛菜ちゃんがキーポイントになるので
愛菜ちゃんの行動を軸に見るのがいいです。
今の若い人は劇中の愛菜ちゃんの説教に
耳を傾けてくれるのかなぁ。
ミスリードさせまくるので見ていて楽しいです。
撮影賞、編集賞ものでしょう。
「スマホ落としただけなのに」系統の
身近に起こる恐怖を描いているが
こちらはドラマ性を重視していて
どの世代の視点で見るかで見方が
変わるので家族で見ても楽しめると思います。
ストーリー展開が練られていて
相当よくできた原作で脱帽です。
シメかたもどちらかの肩を持つのではなく
お互いの足りない部分
泰介
(自分本位で周りに気を遣っていない)
芙由子
(そういう夫の性格に甘え、
言い訳の材料にしていた)
なつみ
(過去に起きた出来事をなあなあにして、
いま大事件の片棒を担いでしまっている)
を反省するので前向きな終わり方でよかった。
犯人がだいぶ知能犯すぎて、デスノートの
夜神月が現実世界にいたらこんな感じかな
と思わせる。でもこの犯人像でないと
ストーリーが成立しないわけで。
過去と現代がごっちゃになるので
過去パートなのか、現代パートなのか
頭の整理が追いつかない。
すっきりしたい方は原作を読むことおすすめします。
俯瞰して見ている視聴者目線を巧みに利用しているので
サクラの犯行なのか、他に犯人がいるのか
どっちがどっちだかわからない工夫がされてある。
見終わった後、そういう仕掛けだったのねとなるが
細かい事を気にしだすとあれとあれは
どうつながっているのとか
これはあの延長線上の話なのかと
もう一度見直したい仕掛けになっている。
劇中内の一般人目線
泰介が出会い系で女子大生を3人殺し、最後は自殺。
泰介目線
サクラの過去からのうらみによる計画で府に落ち死を覚悟。
芙由子目線
サクラが作った「たいすけアカウント」で犯行を示す。
サクラが犯人ではないか。
すみしょー目線
公園で殺された友達思いのサクラ。泰介に復讐するため手伝う。
警察目線
捜査状況が進むにつれ、犯人への行動に疑問感じる。
視聴目線
真実はどこに?
えばたん
すべては計画通り。
時系列
子ども時代
出会い系で知り合った人となつみが会おうする。
泰介が阻止、なつみを物置に閉じ込める。
出会い系での騒動後?なつみが学校にいかず祖母の家にいる。
えばたんが祖母の家にいるサクラを見つける。
えばたんとなつみが公園に向かい、おじいちゃん
が拾ったという「からにえにくさ」のメモをなつみに見せる。
手助けしたいとえばたんがなつみの家のPCを
使えないかとお願いする。
なつみの家の鍵の在りか、PCのパスワードを知る。
なつみが「からにえにくさ」のメモは出会い系で会った人と
遊ぶために書いたものと告白する。
えばたん 「からにえにくさ」の意味を知る。
えばたん 父親みたいな警察官になる。
正しい大人になる宣言、泰介に復讐を誓う。
子ども時代(時期不明、出会い系騒動後?)
なつみが泰介のためにSNSアカウントを作成。
芙由子がなんで作ったのと聞くと
ゴルフ仲間を作るために。すぐに更新しなくなる。
現代(映画の冒頭)
えばたんが最近になってそのアカウントを
乗っ取り、計画をはじめる。
出会い系で誘い出した女子大生を殺し
SNSに画像を投稿。
すみしょーがリツイートして、拡散。
泰介 部下とコンテナハウスへ打ち合わせ。
相手はえばたん。えばたんにダメ出し。
ファミレスで昼食。「最近の若い者は・・・。」
他の客が泰介の写真を撮る。
特定され始める。
会社に戻る。社内でも噂になっている。
会社から自宅待機命令。
自宅に戻る。野次馬待ち伏せ。
ホテルに避難。妻に連絡。
テレビで取り上げ始める。
芙由子は実家に避難。
ホテルに潜伏しているとSNSで書き込み。
自宅に戻る。
倉庫開ける。死体の入った袋。
通行人に写真を撮られる。
車で逃走。釣具店で車を乗り捨て
着替えて逃走。茶封筒の手紙を見る。
スナックに逃げ込む。
サクラ(なつみ)登場。すみしょー頼る。
サクラ曰く公園で殺されたのは友達。泰介探し。
包丁がチラッと見え、すみしょーはサクラを疑う。
ネット配信者に見つかりそうになる。
部下の家に行き、スマホを借りる。
自分をエゴサーチ。いろんな人からうらみを買っていることを知る。
警察 美人局に絡んだ事件、SNS投稿は自宅のWIFI。
芙由子 泰介に対してなにも思わない。
コンテナハウスに逃げ込む。
えばたんに見つかる。
座標の場所を見て、「からにえにくさ」の意味がわかる。
サクラ すみしょーに諸悪の根源はお前だと告げる。
座標の位置へ
空き家に向かう。中に死体が。机の上に置き手紙。
泰介は子ども時代の出会い系騒動のことで
サクラからうらみをかっていると
思い込み、茶封筒の先出人を
サクラと決めつけ(実際はえばたん)
「からにえにくさ」の意味を知っているのは
芙由子となつみだけだから。
泰介 自分が全て悪かった、なつみよごめん。
死を受け入れる。えばたんの全て計画通り
SNSの恐さ
冒頭に出てきた長尾君怪しさ満載でしたが最後の方まで、あら?このままいい人で終っわっちゃう???と騙されました。犯人の動機もいまいちわからなかったし。
でも最後でようやくつながるという。
ちょっと時系列がわかりにくくもう少しわかりやすいよう匂わせてくれたらよかったかな。って私だけかな・・
あの素直そうな男の子が刑事さんが言うように歪みまくった正義になってしまったのね。
年配刑事さんの俺は悪くない・・からの私が悪かった合戦は考えさせられます。
色々と自分も反省した映画でした。
リツイートの意味がいまいち理解していなくて娘に聞いて、
なるほど!
逃走劇はなかなか面白いところもありました。
大炎上御礼舞台挨拶
10月8日 新宿ピカデリー スクリーン1にて
登壇者:阿部寛 夏川結衣 藤原大祐(ふじわらたいゆ)
※自分の記憶に頼っての報告。ここに書くことがすべてではないこと、
発言内容に微妙な違いがあるかも知れないことをご了承いただきたい。
上映終了後に行われネタバレOKの舞台挨拶。司会進行の出題に答える
形で各自の私的な面がうかがえた。
「実生活で”自分ではない”と思ったことや経験談」を振られて
藤原大祐は自分の名前が正しく読まれなかったり文字が違って
書かれていたりすることを挙げた。ちゃんと名前を覚えてあげよう。
阿部寛と夏川結衣の共演が夫婦役を含め今まで7回もあったこと、
お互いのことを信頼しあっているという話も聞けた。
映画が公開されてからの周囲の反響を聞かれて阿部寛は「この映画を
学校の教材にしたら良い」という意見があったとのこと。
(感想)
この映画はSNSに潜む恐ろしさや「自分は正しい」と信じ込むことの
危うさを描いており、思い込みや間違った正義感によって人の人生が
狂わされる、無実の人間が”でっちあげ”によって犯罪者の汚名を着せられる
という現代的な問題点を突いた作品だ。決して他人ごとではない。
自分が被害に遭わない、そして加害者にもならないためにこの映画を
教材にして認識を深めることは良いことだと思う。パスワードの管理を
厳重にするとか、フェイクニュースや成りすましのアカウントを警戒する
とか、トラブルに巻き込まれないために必要なことがたくさんある。
舞台挨拶の終盤、藤原大祐が役名の住吉初羽馬として書いた手紙が
朗読された。彼は主人公山縣泰介が”殺人犯”と決めつけられSNSで
拡散されるきっかけを作った張本人だ(殺人犯は別にいる)。
彼のうかつな行動が人の人生を狂わせてしまった。劇中では泰介に
直接謝罪していないので、この場を借りてお詫びしますという内容。
(感想)
事の重大さに気付いた初羽馬はもう二度と同じ過ちをしないだろう。
過去の過ちは取り消すことができないが、これからの人生をより良く
生きてくれると信じたい。
証拠もないのに自分が知り得た真偽不明な情報を信じ、誤った正義感で
拡散する阿呆。無実の人間の個人情報を世間に曝す阿呆。知りもしない
相手に対して攻撃的な発言をする阿呆。私人逮捕について誤った認識を持ち
”犯人逮捕”で自分のチャンネルの視聴数を上げようと息まく阿呆YouTuber。
炎上に加担していたくせに手のひら返しで味方のふりをする阿呆。
こういう輩が架空の話の中だけでなく現実社会にもいるから困ったものだ。
※私人逮捕が認められるのは現行犯の場合だけである。また、過度な
暴行や拘束は認められない。
彼らのやっていることは人道的に許されないが、多くの場合晒し者にされた
人が無実だと分かっても謝罪しない。罪悪感もほとんどないのだろう。
名誉毀損での立件は難しそうだが何とかならないだろうか。
真犯人も誤った正義感を持っていた。どんな悪人でも法に従って裁かれる
べきであり、私刑を行って良いはずがない。犯罪を犯していない人物に
汚名を着せることも許されない。動機ややることがもう理解不能。
社会になじめず自分の殻に閉じ籠って歪んだ人間になるとそうなって
しまうのだろうか。
理解不能な犯人と言えば「ブラック・ショーマン」とか「新幹線大爆破」
とか「金子差入店」とか、頭大丈夫か?という動機や行動の犯人が最近
増えた印象。これが現実世界の反映でなく絵空事であってほしい。
特定・不特定の困った連中が登場したが、山縣家の親子3人がこの件で
新たな信頼関係を築けたのは良かった。終盤、この3人が「私が悪かった」
「いや俺が悪かった」「一番悪かったのは私」と反省の言葉を言い合う。
思えばこの映画の中では登場人物誰もが「自分は正しい」と信じていた。
あるいは「自分は悪くない」と思い込んでいた。
何をもって正しい言えるのか。間違っていたらどうしたら良いか。それを
問いかける今作はコミカルな場面やミステリー要素を含んだエンタメに
仕上がっているが現代社会に警鐘を鳴らす良作だと感じた。
阿部寛・夏川結衣の夫婦役に加えて娘役の芦田愛菜もとても良かった。
小学生時代と現在を別の役者が演じていても同一人物だと察しは付いたが
自分は頭が悪いので物語の全体像は最後まで観ないと分からなかった。
”10年前”と”現在”の違いが映像で分かる工夫がしてあるとのこと。植栽
だったか時計だったか詳細はちょっと聞き逃した。よし、もう一回観て
確かめることにしよう。
自分が正しいと思うことをしよう
................................................................................
阿部の名前のアカウントでSNSに死体の画像が上がる。
すぐにネット民が阿部を特定し、顔や家を晒し始める。
やがて死体が画像の公園や阿部の家から発見される。
阿部は全くの無実で、SNSさえやってなかった。
なのにネット民や警察から逃げざるを得なかった。
そうなるともう逃げ続けるしかなくなり、悲惨な状態に。
結局犯人は娘の幼馴染の男だった。
................................................................................
推理小説でいうところの叙述トリックのような形で、
描写の一部だけ実は時系列が違うことに気付かんかった。
それにより、犯人もその動機も全く分からんかったわ。
でも最後にそれらがつながり、ああなるほどってなる。
芦田愛菜が怪しく一見悪役なのかなとも思ったけど、
ああなるほどそういうことやったのか、ってなったな。
自分は悪くない、自分の価値感は間違ってない・・・
世の中にはそういう主張ばっかしてる人間が多い。
そんなのが一番ダメってことが、全編通じて伝わる。
正しいかどうかなんてそんなに重要じゃないと思うよ。
他人に賛同されることだって大した意味なんてない。
自分が正しいと信じることをしてればそれでいい。
そういうことを改めて思う映画やったな。
うまく映画化されていた
Google口コミで キズついた私
SNSはいっさいやってない。カキコミしてるのは唯一このサイトしかない。
Google mapに自身の経営するサイトを載せてるため、
頼みもしない口コミで 汚される事が9月にあった。(以前から時々アル)。
人は、それぞれ思い込みで生きてるのだと、わかっているけど腹が立つ。
他の同業者が Google口コミ上で、見苦しいバトルを展開してると、スタッフも言う。
もちろん 返信なんか一度もしたことない、 あげ足をとる奴 は 必ずいるものだから。
中傷評価書き込んだヤツに、 弁護士から内容証明送らせてやろうとかとも思ったが、
そんな 若い女を、ちょっと、おどしたところで、こちらは、なんの徳もない。。
そんなアホスケと 早くエンガチョできない事の方がストレスである。
食べログでは、★1つの、きびしいカキコミ行うと、運営サイトから訂正してくれ、とメールが来る。
以前 白金のシノワ という店 「看板のない事」を売りにしてる隠れ家レストラン、
6万以上も取ってショッパイだけの中華だった、客層も下品で落ち着かない、
と書いたら 訂正しないと載せられない、とメールきた。
しかしながらGoogleでは一方的に悪い評価が公表されてしまう。書き込んだ者勝ち。
度々その事で頭を悩ませている同業者が
Google訴訟を起こそうとしてる。
そんな悶々とした気分で 見た映画。
私におきた事と、この映画のストーリーは全く違うが、
あべちゃんの体を張った熱演で救われた気がした。
見終わった後で、 少し人に優しくなれる気がした。
人をおとしめるような表現をするのは やめようと思った。
真実は神のみぞ知るなのだろう。
俺ではない炎上
この物語は、ネット炎上の恐怖だけでなく、人間の多面性や、都合よく事実を解釈してしまう心理を描いているのが特徴です。
「六人の嘘つきな大学生」で知られる作家・浅倉秋成の同名小説を、阿部寛主演で映画化。
ある日突然、ネット上で身に覚えのない事件の犯人だと名指しされた主人公の姿を通し、SNS上で根拠の乏しい情報が「真実」となり大きな事件へと発展していくという、現代社会ならではの冤罪の恐怖を描く。浅倉秋成原作の同名小説(2023年発表)の映画化[2]。阿部寛、芦田愛菜らが出演。
ある日突然、ネット上で身に覚えのない事件の犯人だと名指しされた主人公の姿を通し、SNS上で根拠の乏しい情報が“真実”となり大きな事件へと発展していくという、現代社会ならではの冤罪の恐怖を描いた。
●ストーリー
大手ハウスメーカー勤務の山縣泰介(阿部寛)は、会社ではバリバリ仕事をし、部下にも家族からも信頼されている毎日を過ごしていました。ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯としてネット上で名指しされてしまいます。
死体となった女子大生の身元が判明し、マッチングアプリで‟たいすけ”と名乗る人物と頻繁に連絡を取っていたことも判明したことで、山縣への犯人疑惑はますます募ります。家族を愛し、誠実に働いてきた山縣にとって、実の覚えのない事態に無実を訴えるも、またたく間にネットで情報が拡散され、‟炎上状態”になってしまうのです。
匿名のユーチューバーに次々と泰介の個人情報を暴露され、日本中から追いかけかけ回されることになってしまうのです。
さらにビジネスホテルに潜伏していた山縣が車と荷物を取りにこっそりと自宅に戻った時、物置で別の女性の死体が入ったビニール袋を見つけます。すると驚いて退いた山縣をフラッシュが捉えます。自宅を見張っていた‟私人逮捕系ユーチューバー”が、死体の入ったビニール袋と山縣を写真に撮ったのです。
山縣は一目散に自分の車に乗って、自宅を後にします。車はすぐに発見されるので、車内にあったスポーツウェアに着替えて、車を捨てて逃げることにしました。
一方、警察の調べで、山縣の自宅で発見された死体は女性で、一人目の女性と同じマッチングアプリを利用していたことがわかりました。彼女たちは知り合った男性たちを脅してお金を巻き上げていたようでした。
彼女たちと一緒に悪どいことをしていた女性がもう1人いたのですが、彼女も今は行方不明となっていました。
その頃、最初にこうすけのアカウントでアップされた死体写真をSNSで拡散した大学生の住吉初羽馬(藤原大祐)は、アカウント名・サクラ(芦田愛菜)と名乗る女子大生に話しかけられます。
なんでも、たいすけの殺人事件で犠牲となった女子大生は自分の親友だから、山縣を一緒に探して欲しいと言うのです。最初は断った住吉ですが、結局車にサクラを乗せて山縣探しに付き合うこととなりました。
週に2日はランニングをしていた山縣は、早朝ランニングのふりをして逃亡を続けます。逃亡中の泰介は、「これまで自分は周りから尊敬される人生を歩んできた。だから、みんなが助けてくれる」と思い、親身に世話をし仲良くしていた元部下の家を目指すことにします。
元部下の家についたのですが、「帰ってください」と言われます。しかも「気づいてないようだが、お前はみなから嫌われている」とも……。
ショックを受ける泰介。そのまま部下の家から立ち去りますが、時間が経つにつれて自分の会社での所業を思い出し、自分が嫌われても仕方がないと思いました。
取引先企業の若手社員・青江(長尾謙杜)、泰介の妻・芙由子(夏川結衣)ら、さまざまな人物の思惑が絡み合い、事態はさらに混迷していきます。泰介は必死の逃亡劇を繰り広げながら、無実を証明し、自分を陥れた真犯人を見つけようと奔走するのでした。
●解説
ある日突然、ネット上で身に覚えのない事件の犯人だと名指しされた主人公・山縣泰介。見えない追跡者の手から逃れようとする山縣の姿を通し、SNS上で根拠の乏しい情報が“真実”となり大きな事件へと発展していく冤罪の恐怖を描かれます。
物語は、彼が家族や仕事を守るために真犯人を探す様子を描いていきますが、物語の終盤で衝撃の事実が明かされます。
本作で大きなデーマになっているのは、「歪んだ正義感」です。主人公の山縣も、自分では部下や家庭を大切している善良な人物だと思い込んでいましたが、自己中な男性でした。 信頼する部下や、家族から指摘されるまでは、自分を憎む奴はいないと思っていたのに、実は自分は周囲の人から憎まれていたと知り、奈落の底へ落ちた気分になるのです。
またネタバレに触れずに語れば、この事件の犯人も小学生の頃の記憶が、「歪んだ正義感」を育んで行ったと思われます。
そして最大の「歪んだ正義感」を感じさせられるのが、間違った情報に踊らされて、特定人物が犯人であるかのような投稿をするSNSでの不特定の投稿者や拡散する人たちです。この人たちは、自分もまた加害者になっていることに気が付きません。「俺は悪くない」と唱える現代の若者たちが、今でもSNS上において、‟歪んだ正義”を投稿し続けているという現実に恐怖を覚えます。
このような「歪んだ正義感」をテーマに、ネット上で身に覚えのない事件の犯人だと名指しされ、逃げ続ける山縣を通じて、SNS上で根拠の乏しい情報が“真実”となり大きな事件へと発展していくという、現代社会ならではのえん罪の恐怖を描いた作品でした。
SNSは上手に利用すればこんなに便利なツールはありませんが、誤った考えのもとで使っていると、えん罪事件の加害者になる場合もあるのです。
次なる悲劇や事件を招き来かねない社会におけるSNSの使い方に警鐘を鳴らしている本作は、一人一人のSNS利用者に向けて、「俺は悪くない」という「歪んだ正義感」の自覚を促している作品だと思います。
この物語は、ネット炎上の恐怖だけでなく、人間の多面性や、都合よく事実を解釈してしまう心理を描いているのが特徴です。観客は「俺ではない」と信じていた泰介が、実は「炎上するに足る理由」を持っていたことに気づかされ、衝撃を受けることになります。
●感想
本作でなくても、一度SNSで炎上されれば、人生は終わったも同然。しかしネットやパソコンに疎かった山縣は、当初は意味もわからず、逃げ回ります。
逃げまくって疲労骨折までする山縣を、文字通り体当たりで演じた阿部寛。恐怖にひきつる顔、皆から憎まれていると知って落ち込む様子、疲れ切って倒れ込むシーンまで、迫真の演技を披露してくれました。この世代を代表するかのような、どこにでもいそうなパワハラなオヤジっぷりなのです。
そして本作では重要なカギを握るキーマンが、芦田愛菜演じるサクラです。彼女は初羽馬とともに山縣を探し出して、山縣を陥れた犯人探しに乗り出す役を見事に演じていました。普段のテレビのバラエティなどで見せるかわいさを封印して、グッと知性の光るシャープな女性に大きくイメチェンしているところに注目です。ぱっと見では芦田愛菜が演じていることに気付きませんでした。
彼女の役柄には、時系列トリックが潜んでいます。過去と現在とをうまくかみ合わせて映像化された一連の出来事は、ラストにならないとこのトリックは融けないようになっていて、驚くべきどんでん返しが待っていることだけ明かしておきましょう。
映画『遠い山なみの光』同様におおっ!となりましたが、わかりにくいですね。
役者さんの力
阿部さん、こんな愚作に出るのはあきまへん。
考えてみるもんじゃないのか
「六人の嘘つきな大学生」もそうだったけど
もし自分だったら?からは、ことごとく外れる
犯人の歪んだ正義も、歪んでるからか理解できないし
ちっとも納得できるような説明もしてくれない
考えるな、この物語はこういうもんだ
もっと違うところを楽しんで!という感じがして★3
というか、ただの好みだな
「わかるわかる、そんな奴いるよね」「いるだろね」
作中のSNSコメントや、同僚、刑事(年配)、義母
まじで軸のないくだらない好ましくない人物ばかり
昭和アナログおじさんの典型としてはこんなもん
みたいな感じにもみせてきてる気がするし
刑事(若者)だけは好ましく見えたけど
本当に軽蔑したくなるような人間ばかりが登場
阿部さん脱がせたらテルマエロマエじゃん
そりゃ当然面白いっちゃ面白いけど
つまらなくさせないためなのか
いろんな人をコミカル?シニカル?
にみせ過ぎてないかな?
本当に素敵な人がいなさ過ぎて、
とにかく人間を馬鹿にしがちな人の作品
なんじゃないのか?とか思えてきたし
あー、なんか腹たってきた
脱いだら服着るよね
なんで阿部さんサイズの服あんのよ
細かなディテール気にするな!ってこと?
観てる人まで馬鹿にしてない?説明してよ。
「無責任な社会」を揶揄した作品なんじゃないの?
もう少しなんかないと、
私は悪くないもんって、
ただ文句言ってるだけの作品なんじゃないの?
と、こんなエンタメつくれる凄い人達に
今後たくさん素敵な作品をみせてほしいと
超絶期待をこめまくってレビューです
私はまた映画館にお金を払いに行きます
よろしくお願いします
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