「優しい空気は良いけどなあ・・・。」か「」く「」し「」ご「」と「 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5優しい空気は良いけどなあ・・・。

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

カワイイ

周囲の人の感情等が「断片的にビジュアル化」できる能力を持つ主人公の、高校時代の青春群像劇?です。

この必要か必要じゃないかって言われたら、面倒くさいので要りません・・・って回答しそうな微妙な超能力について主人公京くんの場合は、ほぼマイナス要素でしかなく内気な性格に拍車がかかってる状況。

それ以降、そこかしこ?で発現する「シン能力」も正直微妙感は拭えず、自己の利益に限定して考えるなら逆に人間関係を一歩踏み込む際に枷になったり、自らを傷つけることになったりと活用の場所がありません。

ストーリー上、下手に能力を持ったがために厳しい現実を目にして臆病になって殻にこもる、そして自己の欲求を発現すべきタイミングでも一歩引いて他者との調整役を優先したりする様が延々と繰り返されます。

そういった脚本含め、優しい思いやりに溢れた作品は基本好物なんですけど、いくら超能力の影響があったとしても他者優先思考が過ぎるのは妙に綺麗過ぎて、多感な高校生の本質というものがつけてないんじゃないかと思わざるを得ません。

また能力の発現が映画の主要人物の感情のネタバレにも繋がってしまうので演出上使い所が難しく、その簡易的な紹介後、重要なシーンではほぼ使われてません。まあ、あの表現だと安っぽさがでちゃいますしね・・・。原作未読ですがそもそも映像化が困難な原作だったのかな、とも思いました。

では。

やまちょう
トミーさんのコメント
2025年6月6日

共感ありがとうございます。
他のレビュアーの方も書いてましたが、イマドキの子は基本優しいですね、パラの苦悩、京の自虐共に自分に向かうし。コントロール出来ずに周囲を傷付けるのがありがちなんでしょうが。

トミー
uzさんのコメント
2025年6月2日

一番有用そうなエルの能力も、複数の矢印が出てる人も少なくなさそうで…笑
気持ちによって矢印の太さが違えばまだいいですが。

uz
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