「期待以上、というか、名作だった…」か「」く「」し「」ご「」と「 まるさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0期待以上、というか、名作だった…

2025年5月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

期待以上、というか、名作だった…
青春映画というと、部活に燃えるスポ魂だったり、キラキララブコメだったり、
もしくは辛い過ちを犯す尖っていて重い系だったりするが
これはどれにも当てはまらないのに間違いなく「青春」で、
誰もが悩んでいてあたたかくて
曲がっててまっすぐで、、グッとくるものがある。
下駄箱、始業前の雑談、何気ない帰り道、夕方の体育館、修学旅行の夜・・・どれもリアルであり、すごく画が綺麗で「ああ~青春!」と叫びたくなる。
住野よる氏の小説では「きみの膵臓を食べたい」が有名だが、
あの驚かされ方は個人的にはあまり好きではなかったし、
実写化はさらに何かいろいろ違ってキャストはいいのにもったいなかった(笑)
今作は小説でもキャラクターごとに章を区切ってそれぞれの視点から描かれているが、
それを実写化でキャストが演じることで、
それぞれのキャラクターの魅力が何十倍にも増したのと、
小説では言葉で説明せざるを得ない「記号」や
表情、気持ちを
映像と音楽と上記キャストの力で
非常にエモーショナルに、しかし大袈裟すぎずに描いていて、
すごくしっくり来たし
鑑賞後感がすごく良かった。

配信を待ってもいいかと思ったが、
自分やあの子はどのタイプか?
いつも友達に囲まれてて太陽のようなあの子にも
実はあんな悩みがあるのかな??
映画館で誰かと観て、必ず語りたくなるし、
気まずいシーンも一切ないので
思春期、中二病に突入し始めた子供と
親子で観てみてもいいかも知れないと思った。
こんな悩み自分だけかと思ったら
意外とみんなそんなこと考えてるんだ!って
ほっとするし、
なんか世界がちょっと好きになるから。

まる
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。