TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価
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タクシー料金いくらだったんだろう
自分がタクシードライバーなのでやはり興味があり観に行ってきた。カミさんが「パリタクシー」観に行ってたのでストーリー聞いたらほぼ一緒だった。
自宅を引き払って施設に入ることになった高齢の御婦人を客として乗せたタクシードライバーが、道中身の上話を聞きながら思い出の地を巡り、施設に送ったが料金を取りそびれてしまう。後日料金を受け取りに施設を訪れるが婦人は亡くなっており、その後お通夜(?)に行った際に司法書士から生前婦人から託された遺言としての手紙と小切手を受け取る。ざっくりした話はそんな感じ。
キムタクの家族は、娘が音大の付属高の推薦を受けることになったが入学金諸々100万円必要で捻出するのに頭を抱えている。
倍賞千恵子は若い頃在日二世と恋仲になり子供をもうけるが夫は帰国、再婚した二番目の夫は連れの息子にDVをはたらくが、ある日熱湯を性器にかけ重傷を負わせ殺人未遂の罪で服役、その後フローレスジョイナーにヒントを得てネイリストになり成功し財をなす。
倍賞千恵子が道中キムタクの身の上話を聞いて自分の遺産をキムタクに譲ることを決意、司法書士に託す。
小切手の額面がよく見えなかったんだけど多分1億円じゃないかな?もうびっくりだよね。
倍賞千恵子、年の割には滑舌がしっかりしてて流石だなと思った。キムタクはぶっきらぼうでまさにキムタクって感じ。
タクシードライバーの視点として、最初ある日の日報で売上30,270円と記入していたが、恐らく夜日勤と思われる。
それと、ほぼ一日乗り回していて料金いくらだったんだろうって思った。
まあいい話だったね、チャンチャン。
納豆・・・。
私、木村拓哉のTVとかあまり観た事ないので勘違いしてたらごめんなさい。
映画とっばしめ
木村拓哉が納豆をこねます。
木村拓哉と納豆
これを実現するためには
納豆を食わせたい「映画会社」側と止めてほしい「事務所」側では大きく攻めぎあいがあったのでは。
結果、こねて「ネギらしきものを一本口に入れる」ところに落ち着いたのでは・・・。
と「アイドル映画」「スタア映画」の夢を追い続けているこちらとしては考えてしまいます。
となれは倍賞千恵子がトイレに行くのも「バーター」「痛み分け」なのかと。
また、余談ですが
山田監督の前々作「キネマの神様」では当初の予定では主演はバカ殿様(志村けん)の予定でしたが
(代役は志村けんの「鏡コント」の相棒 沢田研二)
今回、木村拓哉の奥さんはバカ姫(優香)だったのは
いろいろ考えさせられました。
笑いと泣きが交互に押し寄せる、幸せを存分に感じることができる作品
山田洋次の作品を、劇場で観たのは今回が初めてです。
木村拓哉が主演の山田作品と言えば、武士の一分。
この武士の一分が個人的に大好きだったので、今回初めて劇場で観ました。
ちなみに、木村拓哉主演作品を劇場で観たのも今回が初めて。
そんな初めてづくしで観たTOKYOタクシー。
観賞後は涙と幸福感で、しばらく立つことができませんでした。
もっと、この幸福感を味わっていたい・・・そう強く思いました。
さて内容ですが、映画ならではの物語、そう感じる人は少なくないでしょう。
でも、こういうラスト・・・実際にあります。
私にはとてもリアリティな物語に観えました。
だから余計に涙と「よかったね」と素直に思える幸福感が強かったのだと思う。
日々の生活や仕事で疲弊してしまっている50代以上のお父さん!
家族の事や自分の本当の気持ちを今一度心で感じてみたい人におすすめします。
キムタクが「俺は間違っていた」というようなセリフを吐くシーンがありますが、
余裕が無い時は、人間こうなってしまうんですよね。
でも、この余裕が無い自分に気づけないのも人間らしいじゃないですか。
私は、このキムタクのセリフが作品の中で一番刺さってしまいました。
倍賞千恵子・・・やはり好きだなぁ・・・引き込まれます。
先述の、キムタクが後悔の気持ちを吐露したきっかけになったシーンの倍賞さんが・・・あまりにも辛くて見ていられませんでした。
葉山のスタッフの事務的な淡々とした対応。
尚且つ寄り添うよりも、自分たちの大変さを憂慮してほしい感じのセリフや演技・・・
人によっては不快に感じるかもしれませんが、これもまたリアル。
そして、この葉山の淡々としたスタッフの存在が無ければ、ここまでの感動は無かったと思いました。
辛い事や悲しいことがあるから、喜びや笑いを心底感じることができる。
辛い事や悲しいことがあるから、人生を喜び楽しむ事ができる。
この両方が無いと、人情もないだろうし、生きる喜びを感じることも無いだろうし。
そんなことを、あらためて心で感じる事ができました。
本当に良い作品に出合えました。
キャストやスタッフの皆さんに感謝です。
まぁねぇ
そりゃキムタクカッコいいよね!
結末はなんとなく想像できた…内容としても良かったんだけど、映画館じゃなくても良かったのかもです。
あんな対応最悪な施設には絶対入りたくない。うちの施設より酷い(笑)
どうしてもシュークリーム食べたくなったので買って帰ります。
東京&横浜view
「パリタクシー」のリメイク版。
本家の方は映画ドットコム登録前の公開時にミニシアターで鑑賞したが、いかにもタクシー運転手だったし、老婦人の壮絶な過去も驚いた。
右ハンドルだから「パリタクシー」と座り位置が逆で面白い。
ついでに同じ映画館で見れたらもっと楽しかったのだが、叶わなかった😅
今回は筋を知ってる上で見たので、驚きなどがなかったが、これはこれで良かった。
山田洋次監督らしいTOKYOだ。
一度しか会った事のない人に財産譲るかね、とも思うストーリーだがそういう事じゃないんだよね。でもやっぱりキムタクはかっこよすぎるなあ。
あと、さんまさん。バラエティーでは大好きですが、「教場」(ドラマの方)といいカメオ出演がどうもなあ。映画から現実に引き戻されてしまうんだよな…。出るなら「男女7人」みたいなものにしてほしい。
ストーリーは普通ですが、泣けるのは泣けます
ストーリーは普通で、倍賞さんが木村拓哉さんに信頼を寄せていく要素がそこまでは感じられないのに、死後に1億円をあげる流れなど、しっくりこないものもいくつかありました。
ただ、登場人物が死ぬのは、人間である以上やはり悲しいので、泣けるのは泣けます、という感じです。
タクシー運転手とマダムの不思議な1日
タクシー運転手が乗せたマダムが高齢者施設に行く途中、見納めとして東京の周辺を走り続ける事でマダムの過去が蘇って来ます。
過去にDV夫の結婚そして傷害罪で刑務所行きと壮絶な人生を送ったんだなと感じました。そして横浜に向かってきて夕飯や買い物も二人で過ごすことになってやっと高齢者施設に着いてこれで終わりかなと思いました。
でも、数日後にやってきた時にはもう心臓の病で亡くなったときは衝撃でした。
だが、マダムからの手紙と小切手でこんなにも素敵なマダムがいるのだろうかと思うと涙が出そうでした。
夕凪
オリジナルの「パリタクシー」がめちゃめちゃ好きだったので、日本でのリメイクってそのままなぞってもいけるか…?と懐疑的な目で観ていましたが、蓋を開けてみれば忠実なリメイクで、東京という街を巡るにしっかり置き換えられていて良かったです。
娘の学校の入学費用に悩む個人タクシーの運転手の浩二が、急遽入った仕事で老人ホームに移る予定のすみれさんをタクシーに乗っけて過去を振り返り、今を憂うというほぼ2人での会話劇がメインですが、観やすさというかバランスが絶妙で心地よかったです。
最初はお互い無関心だったのに、徐々に心境を打ち明けてたくさん話すようになり、お互いのことを名前呼びしたり、すみれさんが立ち上がる時に腕を差し出す浩二には優しさが滲み出ていて惚れちゃいましたね。
2人で楽しく会話しているだけでも面白くなるってやっぱ素晴らしいわ〜ってなりました。
一緒に飲み物を飲んだりお菓子を食べたり、初恋の話をしてみたり、夜ご飯も食べたりと、とっても幸せな空間が流れていて微笑ましかったです。
同時にすみれさんの激動の過去が語られ、朝鮮人と恋に落ち、子供ができ、再婚するも旦那がDVをはたらくクソ野郎というのも明かされたりしながら進んでいき、オリジナルと同じような形での進行になります。
子供のその後だけ少しいじられていますが、パリと日本ではやはり事情が違うのでこの変更はしゃーなしかなと思いました。
オリジナルを観た時にもひゃ〜ってなったんですが、今作でも男性の肝が冷えるような展開がスタンバイしていて、熱々の熱湯をオティンティンにぶっかけて生殖機能にトドメを刺す容赦のない行動、それまでの旦那のDVっぷりを観ていればこんくらいやらないと気が済まないんだなとは思いますが、自分がもしこれをやられたらと思うとゾッとします。
日本風に解釈するとここは熱湯なんだという衝撃込み込みで一番印象的なシーンでした。
終盤の老人ホームでのくだりは悩ましいながらも、どうしても人の目ってのは気にしてしまいますし、とっても良い人面白い人だからこそつい言葉に出して怒ってしまったんだなと思う場面もありました。
その後の展開もオリジナルをなぞり、棚ぼたな感じはしますが、一つの善い行いが大きく恩になって帰ってくると思うとそれはそれで良いのかなと思いました。
もう少し余韻をもたせて終わってくれてもとは思いましたが、変なことをせずに終わったので良しです。
キムタクはいつものキリッとした役回りとは違う、地に足ついたイケオジになっていて、最初はあのおじんをキムタクがやるのかと思っていましたが、終わってみればキムタクで良かったと思えました。
倍賞さんの品もあるけどユーモアもあるお婆ちゃんがとってもキュートで、オリジナル元とはまた違う良さがこれまたありました。
王道のリメイクではあったので満足度も結構高めです。
東京ってやっぱり色々入り乱れている不思議な街なんだなと再認識しました。
鑑賞日 12/3
鑑賞時間 13:20〜15:15
柴又帝釈天から始まる
タクシーでの旅
倍賞千恵子さんといえば私の中では男はつらいよシリーズのさくら役。それ以前の作品は生まれてないので知らない笑笑
山田洋次監督も倍賞千恵子さんも94才、85才という。凄いとしか言えない。
木村拓哉さん、優香さん、中島瑠奈さん家族の話と倍賞千恵子さんの人生を振り返りながら物語は進んでいくが、ストーリーもわかりやすく良かった😎蒼井優さんの演技も良かった。生きていくのはなかなか思い通りには行かないけれど、皆精一杯生きているのだなと。
まあなんといってもこの作品は、倍賞千恵子さん(木村拓哉)かな。観に来ていた観客もその年代が多かったし、皆楽しそうに観ていたのが印象的でした。
基本、原作は観たり読んだりしないのでパリタクシーは観ていないが、1度観てみたいとは思った。山田洋次監督がパリタクシーを観たところからTOKYOタクシーが生まれて行ったわけだから興味が湧いた笑笑
パンフレットも良かったです😎
無縁坂?
御年94歳の老人が作れるような作品ではない 凄過ぎる
若輩ながら、リスペクトを込めて拍手を贈らせて頂きます
パリタクシーでは25年だった刑期を7年に縮めたことや
すみれが、超お金持ちになった原因がストンと納得出来たのは
大きな違いで良かったです
しかも、「ネイルサロン」という看板が最初から伏線として出ていたこともにくい
ただ、先に『パリタクシー』を見ていたので、感動や驚きは最小限にとどまった
前作を超える作品だったとしても、リメイク版の限界がそこにある
新鮮味は限りなく「0」に近づいてしまうからだ
タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)が一時停止しないで停められた際
見過ごしてもらうためにすみれ(倍賞美津子)がうった一芝居・・・
あのシーンは、もっと迫真に迫るシナリオであって欲しかったな
あっけなかった あれで警官が許してくれるとは、到底思えないもんね
復讐に燃えるすみれの狙ったモノが、予想外!!
相手がレイプ犯なら分かるんだけどww
すみれ(蒼井優)が愛したキム・ヨンギ(イ・ジュニョン)が、
なんともぎこちなくて、とてもイケメンに感じなかったことや
結婚した小川毅(迫田孝也)も冴えない感じで、しかもDV夫だったことが切ない
♬さだまさし
「運がいいとか、悪いとか、人は時々口にするけど、
そういうことって確かにあると、貴方を見ててそう思う」
息子にも先立たれ、男運はかなり残念なすみれだったけれど
事業で大成功を納めたことは何よりの救い♥
そして最後の最後に掴んだ男運は、全財産を託すことで、更に輝きを増す
自分が生きた証を、未来へとつなげることが出来たのだから
「終わりよければすべてよし」きっと満足のいく人生になったことでしょう
PS タクシーの窓から眺める東京の紅葉や景色は美しく、
是非大きなスクリーンで堪能してほしい映画です
原作を見ていない人なら、ハンカチ必須ですよ
映画の話は出来過ぎくらいで丁度良い
最近知人でタクシー運転手やる人が増えた。
世の中運転手が不足してるのはよく聞くが、
BARのママが転職したのは驚いた。
何でも日本の某大スターを乗せるのが夢だと。
あ、キムタクではないです😅
所謂終活の話だが、
「Plan75」の倍賞さんの方がリアリティある。
でもアレは、話が破綻してるので、
こちらのまとめ方の方が好きです。
でも贈与税かかるから大変だよ😱
人生は一日にして成る
真に心が通い合う人と出会い、時間を共有できたなら、人生を肯定的に捉えることが一日にしてできてしまう。まさに魔法のような映画でした。
山田監督の作品を映画館で観られただけで幸せでした。主役の2人は言うに及ばず、個人的には優香が素晴らしいと思いました。どんな役でもこなす。昔から好きだけど、もっと好きになりました。
ハウルコンビ、お疲れ様でした!
さくらさんとは対照的な役の倍賞さん、あっぱれ!山田監督、次回作も期待してます!!
各時代のトレンドを押さえた脚本が巧い
山田洋次監督91作目。御年94歳、流石にこれが遺作になるかも知れませんね。昭和臭漂う映画でしたが、観ている側も大半が昭和世代でした(自分も含め)w
2022年のフランス映画「パリタクシー」に着想を得た作品。舞台を東京に移し、住み慣れた街(東京・柴又)から神奈川の高齢者施設に入居することになった85歳のマダムを送り届ける道中、思い出の地を巡る寄り道に巻き込まれる事になったタクシー運転手との心の交流を描いた作品。最後はベタオチでしたが、優しさに溢れた佳作でした。
女性にとって生きづらい時代であった戦後の昭和から、平成・令和に至るまで激動の人生を歩んできた一人の女性の語り口が本作の見どころ。叶わぬ恋、シングルマザー、再婚、DV、復讐、投獄、渡米、ネイルで一発逆転・・・と、各時代のトレンドをしっかり押さえた脚本が巧いっすね。
女優・倍賞千恵子の花道を飾りたい。そして、大好きな街・東京を舞台に自らの映画人生の集大成を残したい。そんな思いの伝わる映画だったように思います。
本年度の日本アカデミー賞はコレで決まり!?
p.s.
冒頭のシーンで登場する、キムタクの同僚ドライバーの電話の声って、明石家さんまだったんですね。えらくベタな関西弁だなと思って聞いてましたw
ちなみに大竹しのぶもキムタクの姉役で声のみ出演。元夫婦をこんな形で共演させる所も皮肉が効いていて面白いなと。
パリタクシー
そうか、原作はパリタクシーだったのか!
それを東京に置き換えて、東京の風景が見られるのはいいなと思った。
1番良かったのは、倍賞千恵子の声! お齢を重ねられてもとても素敵な声です😊
そして、蒼井優。たおやかな健気な戦後の時代を生活する女性を素敵に演じられていました。いいことばかりではありませんでしたが、、、
キムタク、優香、娘さんも良かったです。
あらすじも知っていたのでどう描くか、気になりました。
残念ながら、さんまさんやしのぶさんはトゥーマッチでした。
あと、お金で始まりお金で終わるのが、残念でしたねー😢
おばあちゃん詐欺師かと思いました
原作見てません
脚本が適当に会話を書いてる
ストーリーへの考え方が甘すぎる
日本の映画やドラマの悪いところが全て出ていた
それは情報を適当に扱うということ
脚本をまともに作れる人は全員アニメにいるから仕方ない
脚本の拙さで監督のひどさ
詐欺師のおばあちゃんをのせたのかと思ったレベル
▶️脚本が適当に会話を書いてる
1まずいらない聞き返し
キムタク 住所ありますか?
ばあちゃん 住所?
見てる側はすでに分かってますから住所なのは
どこに入れたかしらにしてください
作中何回も聞き返しがあります
2そこまでやるか?と思わせた
夫のものを使えなくしたが
そこまでやるか?と思わせました
▶️血の繋がりのない子を大切にするという約束を反故にされた
これ確かに酷いです
しかし彼は元は残酷ではなかった
そしてそれを認識してるからこそ
貴方の好きだった男を思い出せるから憎いというんです
変わってしまった自分に悩んでなきゃ
理由なんか考えないでしょ?
何かを残酷に裁くときは
相手も残酷でなければならない
貴方の好きだった男を思い出せるから憎い人は
子供を作らず死ねやという価値観はおかしいです
彼は自分の子なら可愛がれる人ですから
▶️想像力が貧困なやつは残酷をかくな
まず虐待された子供は親を恐れます
怖いんです
部屋に入って何かを触ったりしません
貴方はクマがいるといわれるスーパーに
買い物に行きたいですか?って話
そして虐待されてなくても
人の部屋に入り人のものを触るのは
よくないことでしょ
旦那の芯に残酷性がない
残酷性とは理由なき加虐です
息子が大切なものを捨てるとか壊すとか
ご飯を食べる間も大きな音を出して圧をかけ続けるとか
母親を遅いといって殴るとかやらなきゃだめです
生きてるだけでお前らは憎い責められつづける
そういう環境を作ってよ
▶️彼女の追い詰めが足らん
彼女には逃げられるという選択肢があったのでは?と私は感じてしまったんです
だから彼女はお母さんに逃げたいと
相談するがお母さんにも他の女性にも
止められるシーンが必要
➕むしろいい旦那じゃないかあ〜と言うやつを出してください
それにより誰も助けてくれない環境がわかります
旦那の残酷は誰も気づかない
時代の変化とは何か?
男性が女性を殴らなくなるんじゃなく
男性が女性を殴ると責められるということ
なんも考えずに適当に
善悪と時代の変化に触れられると
すごくムカつきます
▶️うそつきばあさん現る
キムタクが警察官に止められて
おばあちゃんが嘘でキムタクを助けてくれました
心臓にペースメーカーが入ってるとか
のちにおばあちゃんの
息子は実は死んでいたことがわかります
そしておばあちゃんは私は死にたかった
でも刑務所ではそれは許されないと泣きました
私は戸惑います
刑務所でてから死ねばいいじゃん?
何ペースメーカーつけて生きようとしてんのや
うそつきだなあ
もしかして全てが嘘でキムタクは長野の家とられんじゃねーの?ってレベルの矛盾
子供の死と
死にたいを軽く捉えてる
これは息子に憎まれてたけど
あとあと日記がでてきて
実は恨んでなかったみたいなことがあり
生きて行こうとした的な何かがないと
子供が親を憎む状態で
死なせたなら死んだ方が良い
お前が旦那の子供ができないようにしたように
お前は精神虐待したんだから
お前も死ねと感じた
なんで暴力と精神に違いをつけるんだ?
貴方を救うためなら何をしてもいいと?
でもその悪は貴方が連れてきた
自分には甘い自分にはとことん甘い
▶️キムタク 金を忘れる
うわっ!え?
キムタク詐欺られちゃうの?
数日後 会いに行ったら
死んでいました
ああ、よかったと思いました
印象に残ったシーン
1.タクシーの座席で若き日の自分と手を繋ぐシーン
すみれが運転手浩二に自分の犯した罪を話すことで懺悔し罪が償われたのだと思う。若き日の自分とようやく向き合えたことが手を繋ぐシーンなのだと思う。
2.夜になり施設に到着した2人が、ガラス1枚隔てて話しているシーン
わずかガラス1枚だけなのに、1日を一緒に過ごした2人が別々の世界にいることになってしまった切なさを感じた。
3.部屋の窓から満月が見えているシーン
浩二との出会いですみれの清々しい気持ちへの変化を表していると思った。
4.最後に浩二がタクシーを運転しながら涙を流すシーン
浩二自身もすみれと出会うことによって自分のいる場所、人との出会いの大切さ、別れの大切さを感じ、成長したのだと思った。
『高野すみれ』という映画
ザ・ヒューマンドラマ!
個人タクシーしてる宇佐美浩二と奥さん、その娘が高校で音楽学校に行くのに私立でバカ高くて
その上車検とか家賃の更新とかもあってお金が無い、となる。
とある日、高野すみれというおばあさん(85歳)をタクシーに乗せるが
その人が東京から神奈川のめっちゃ海沿いまで行きたいとか言うて、実はその海沿いが介護施設で
そこに行くまでに1日、色々その宇佐美とすみれが東京や神奈川を色々回って
すみれが自身の過去を語りつつ、最終的に親切にしてくれた宇佐美へお金を遺す話。
映画を、見た、という感じ。
ショーシャンクの空に、に近い終わりかも。それよか切ないですが。
すみれの過去は壮絶で
・東京空襲から始まり、父を失う
・飲食店を経営している母で暮らしてた
・北朝鮮人と恋に落ちたけど、その人は復興で北朝鮮戻らなきゃで お互い好きあってはいたけど結局国に戻っちゃって、でも実はお腹に赤ちゃんいました!北朝鮮人のその男とは二度と会うことがありませんでした。
・しばらくしてその赤ちゃん(勇くん)育てながらまた普通に恋愛して、結婚した
・しかしその男がとんでもなくクズで外面いいけど家庭内暴力、結婚前は勇くんを自分の子供のように育てるって言ったのに、実際はすみれが給食費とか足らないからもうちょっとお家にお金入れてほしいって言ったらあいつ俺の子供じゃねーし、お前の金でやれ。ってめっちゃ冷たく当たってる(なんなら普通にすみれのことも殴ってた)
・そのくせ「俺との子供作ろう」って何度も何度も迫ってて、二人きりになりたいってしつこいから、勇はおばあちゃんのところあずけて旅行へ
・旅行から帰ってきたらおばあちゃんが「勇の体にとんでもない跡がある、問い詰めたらあの男にめっちゃ殴られてる、でもお母さんには言わないでって泣きながら言ってた」って聞いてしまう
・その夜、勇をおばあちゃんのところに預けてすみれは睡眠薬を男に盛る
・「勇はずっとおばあちゃんの家に預けておこうよ」と男は言いつつ、すみれに迫る
・事後、火にかけてた煮え湯を男の股間にザッパーン!
・すみれが言うには「あの昭和の時代は家庭内暴力は普通だった」「旦那が妻や子供に暴力を振るうのは多々ある話だった」とのこと
・時代が時代だから(これは時代関係あるのか?とは思いましたが)殺人未遂で刑務所に9年入ってて、やっぱり「家庭内暴力で男の股間に煮え湯をかけた女」として大々的にニュースにもなった
・勇くんも後ろ指刺されて、グレちゃって仲間たちとバイク乗ってて事故って亡くなった
・すみれは出所して、美容室で働いてたときにネイルのきれいな海外のアスリートをテレビで見てネイル、これは流行る!って一人でアメリカ行ってネイル技術学ぶ
・日本帰ってきてネイルサロン経営して生きてきた。
強い女すぎる。
最終的に、老人ホームに着いて 「私、やっぱりまだこの1日を終わらせたくない。どこかホテルに泊まりたい」とすみれが言うんだけど
宇佐美が「わがまま言わないでください」って怒ってしまい。
そのまま別れるが、閉まった自動ドア越しに「あっ!タクシー代払うの忘れてた!」ってすみれが思い出し
「俺また来ます、今度は妻も連れて!」ってお別れしたあと、1週間後にその施設へついたら、もうすみれさんが亡くなっていると発覚。
葬式行ったらお手紙預かってますと言われ……
最初のシーン、介護施設に行く前に家を引き払うシーンがあるのですが
ネイルサロン経営や家を売ったお金、私にはもう必要ないから、親切な運転手さんありがとう、って言う感じの遺書と共に大金の小切手が同封されていた。
葬式帰り、家族を乗せた宇佐美がタクシーを運転しながら涙を流して…のシーンで終わる。
北朝鮮人との恋。後ろ指刺されるだろうに。
子供を抱いた日。そも、昭和のあの時代にシンママをするという気概。
DVに立ち向かった夜。やっぱり女は男に直接は勝てないから自分が殺されたって仕方ないのに。
煮え湯をぶっかけた瞬間。息子を守るという母の心。
息子を失い刑務所を生き抜いた9年間。看守さんには監視の目がつくけど葬式に行ける、と言われたけど行けるわけない、自殺も考えたけど刑務所内では簡単に死ねない、トイレで声を上げて泣いた、としっかり「人としての覚悟」を持ってる。
アメリカ行きを決めた瞬間。普通これを学ぼう!って思ったときに海外の片道切符だけ取って実際に行っちゃう探究心・行動力。
最期の遺書。それを人に分け与えることが出来る優しさ。
高野すみれ、最高にロックです。
ただ☆5にしたかったんですけど、☆4にした理由としては
個人的にこの作品における他の女が好きではなかったです。
その描写、必要ある?と思ってしまったのもあります。
高野すみれを上げるために、宇佐美浩二の妻と姉を落とした感じがしちゃって。
最初、宇佐美の妻が「ねえ、お義姉さんにお金借りられない?」「もう私の実家売るしかないわね、もう私の妹にも話つけてきたから。あーあ、妹も悲しんでたわ」って言ってたり
宇佐美の姉も「私も育ち盛りのが二人もいてそんなに金貸せるわけないでしょ!?(それは本当にそう)」とか
それを狙っているのであればうまい作り方してるけど、それをする必要があったのかな?とも。
どうしても宇佐美が「お金がないです!!」っていう描写をするならもっとあったのでは…?
そんなことしなくても、高野すみれという人物は十分に魅力的だったし、この映画のスポットライトを浴びてる主人公のひとりだったと思います。
旅は道ずれ世は情け
東京・柴又から神奈川県・葉山までのタクシー運転手とその乗客の老女の織りなすロードムービー。
過行く時間と通り過ぎる景色のリズムが重なり映画ならではの魅力が横溢する。
主題は老女の辛く厳しい人生行路がメインである。
私はこの老女と同年配なので色々思い当たる事がありました。
特に老女の恋人が北朝鮮出身で彼が祖国の建設にわが身を捧げたいと「北朝鮮帰還船」にのって北朝鮮に行ってしまう場面に心がゆれました。
その当時のニュース映画が出てきましたが私も何度もそのフィルムをみました。
実は私は「北朝鮮帰還船」で北朝鮮へ行ってしまった人達のその後に興味があり色々な情報を集めていました。
そこで知ったのは祖国の建設に希望を抱いて帰還した人々を待っていた苛酷な現実でした。
理想と現実の残酷な齟齬に翻弄された人たちが本当に可哀想でなりませんでした。
さらに老女が彼との間に出来た子供を守るために罪を犯したのにその子が服役中にバイクの事故で死んでしまったあまりに酷い運命。
でも彼女は強い性格とバイタリティーで生き抜いてきました。
今彼女は最後の時を過ごす為に葉山の施設に向かう。
そこで人生を振り返ってみれば幸せとは言えないがこれが私の人生と感慨深い物が有ったでしょう。
倍賞千恵子と木村拓哉はそれぞれ好演。
ラストの宝くじに当たったような奇跡が微笑ましい。
山田洋二監督は現在日本映画の至宝とも言うべき名監督で本作でもその実力を見せてくれました。
本年掉尾を飾る佳作です。
山田洋次監督94歳いまもなお衰え知らず
2025年映画館鑑賞116作品目
11月29日(土)イオンシネマ石巻
ワタシアタースペシャルクーポン1200円
監督と脚本は『小さいおうち』『家族はつらいよ』『男はつらいよ お帰り 寅さん』『キネマの神様』『こんにちは、母さん』の山田洋次
脚本は他に『釣りバカ日誌20 ファイナル』『武士の献立』『男はつらいよ お帰り 寅さん』『キネマの神様』『こんにちは、母さん』の朝原雄三
ロケ地
東京都葛飾区
柴又帝釈天
東京都墨田区
鳩の街通り商店街
言門橋
東京都足立区
千住
東京都台東区
上野恩賜公園
東京都目黒区
カトリック碑文谷教会
元ネタは2023年公開のフランス映画『パリタクシー』
柴又から葉山の老人ホームまで乗客の老婆すみれの身の上話を聞く個人タクシーのドライバー宇佐美浩二の話
すみれは若い頃に朝鮮人キム・ヨンギと恋をして孕った
それを知らずにすみれと別れ出来たばかりの北朝鮮に渡った元恋人
すみれは男の子を産み勇と名付けた
やがてすみれは日本人の小川と結婚したが夫は妻子に日常的に暴力を振るい勇を愛することはなかった
たまりかねたすみれは煮えたぎった油を小川の股間に注ぎ込み殺人未遂で9年の服役をする羽目に
服役中に勇はバイクを運転中に事故で亡くなってしまう
最愛の息子を失い死にたかったが刑務所ではなかなか自殺はできなかった
刑期を終え美容院で働き始めネイルの仕事に目覚め起業し成功した
予定時間の17時を大幅に遅れたもののすみれを無事に老人ホームに届けた宇佐美
後日タクシー代を取りに行くついでに妻を連れて老人ホームに見舞いに行った宇佐美ではあったがすみれは数日前に持病の心臓発作で亡くなったという
ショックを受け後悔する宇佐美
すみれをサポートしてきた司法書士から宇佐美宛の遺書を渡された
感謝の言葉と一緒に1億の小切手が同封されていた
彼女の遺産を宇佐美が受け取ることになった
年寄りの話を長々と聞いただけで1億円も貰えるなんてありえないがまあそこは作り話だから文句を言うのは野暮である
とはいえ遠野の老婆から昔話を聞くにはお金を取られるのになあブツブツ
明石屋さんまの声から大竹しのぶの声という豪華リレー
それにしてもさんまの声は汚い
多額の遺産相続だが相続税で半分は取られる
残りの人生を働かずに遊んで暮らす額ではない
家賃や車検や学費は助かるだろうし実家を売ることもない
司法書士の言動を総合すると彼女に親類がいるように思えないのでそういうトラブルはなさそう
強いて心配されるのは代役を頼んで遺産をもらい損ねた同僚のでんがんまんがなの出っ歯である
紹介料としてどれくらい要求することやら
シュークリームを食べて鼻にクリームをつけたのは山田洋次の演出だろう
巡査の1人として和田光沙が出演
タクシーを見逃したあとに相棒相手に口論を始めるところで場面が変わる
山田洋次は芸が細かい
山田洋次94歳にして衰え知らず
黒澤明とか大林宣彦とかどんな巨匠も晩年は「は?」と言いたくなるような映画をドヤ顔で制作していた
しかし山田監督は老若男女隔てなく楽しめる娯楽映画を撮り続ける
山田洋次あなたは素晴らしい
いつまでも長生きして面白い映画作ってねお爺ちゃん
配役
柴又の自宅から神奈川の高齢者施設に引っ越す裕福な老婦人の高野すみれ/小川すみれに倍賞千恵子
すみれの若年期に蒼井優
車検や家賃や娘の教育費の支払いを控え火の車の個人タクシー運転手の宇佐美浩二に木村拓哉
すみれの初恋の相手ですみれの別れて北朝鮮に渡ってしまうキム・ヨンギ/金城栄基にイ・ジュニョン
すみれとキム・ヨンギの息子の勇に木村優来
すみれの夫で妻や勇に対し度々暴力を振るう小川毅に迫田孝也
小川との結婚に反対していたすみれの母の高野信子に神野三鈴
スーパーマーケットでパートをしている浩二の妻に宇佐美薫に優香
浩二の娘で音大志望の中学生の宇佐美奈菜に中島瑠菜
すみれに雇われた司法書士の阿部誠一郎に笹野高史
すみれの裁判を仕切る裁判長にマキタスポーツ
葉山の老人ホームの施設長の東に北山雅康
レストランで家族に誕生日を祝ってもらう老人に小林稔侍
ぎっくり腰になってしまい代わりに仕事を頼む浩二の同僚の声に明石家さんま
弟の借金を断る浩二の姉の声に大竹しのぶ
一時停止を取り締まる巡査に大塚ヒロタ
一時停止を取り締まる巡査に和田光沙
老人ホームの施設スタッフに笠兼三
老人ホームの施設スタッフに小野瀬侑子
「パリタクシー」が素晴らしいと改めて教えてくれます。
山田洋次監督の「パリタクシー」を題材にした理由として
「内容は重いのに何故ここまで軽快かつユーモラスに観られるのか。どんなところにその秘密があるのだろうかと考えさせられた」
「こんな時代だからこそ軽やかに 楽しく観られる作品を観たいという気持ちが僕にもあるし、この素材はそのような作品になりえるのではないかと思う」とコメント。
そのコメントどおり、「パリタクシー」のベースをしっかりと踏まえています。
金の工面に頭を悩ませて、労働環境の不満、社会に対する苛立ちなど、とにかくイライラしている運転手という設定、おばあちゃんとの出会いによって、冒頭しかめっ面だった運転手の顔が徐々に紳士の表情を見せていく過程はそのままです。フランスではなく、東京という特有の雰囲気を合わせていますが、ここは「男はつらいょ」で培った表現力が発揮されています。おばあちやんの過去についても刑務所生活や息子との別れも網羅されています。こちらの方が大げさではなくむしろリアルに感じました。
冒頭のすごく着飾った装いでいかにも金持ちマダムとして登場、大企業の社長夫人設定と思ったら、単身アメリカに渡ってネイルアートを学び、日本でネイルサロンの先駆け的存在として成功していたとは中々の発想です。
ラストはいい感じでフェイドアウトではなく、ここは山田監督。ガッツリと描き切ってちょっとした出会いにより一人の男とその家族の未来までも変えてしまう奇跡の物語としています。
そして、本作での見どころに木村拓哉の出演です。誰が言ったか「何を演じてもキムタク」といいにつけ、悪いにつけ評価されました。しかし、それが封じられてしまいました。
基本倍賞千恵子の話を聞く立場にあるので、普段受け手の芝居なので「キムタク」が発揮できません。これはこれでありでした。
しかし、絶妙な目配せをする、もう一度仮眠を取ろうとアイマスクを着用しようとするもうまくはめられず、結果外して布団被って寝る小芝居、車から降りた後、車のキーリモコンを使う仕草など、細かいところはキムタクです。
サービスシーンでは、優香です。シュークリームを食べるシーンです。監督の演出ではなく、志村けんから培った表現力です。
パリタクシー鑑賞者としては、うまくリメークしていますが、やはりオリジナルが素晴らしいからと再確認しました。
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