TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価
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若輩者ですが山田洋次監督のファンです
フランス映画「パリタクシー」の公開当時、劇場で鑑賞しました。山田洋次監督によってリメイクされると知ったときは嬉しさに心が舞い上がり、どんな仕上がりになるのだろうと公開を心待ちにしておりました。客層は中高年の方が多く、大きめのスクリーンで座席も結構埋まっていました。監督ファンの方、出演俳優のファンの方、物語のあらすじを知って気になったなど、観たいと思えるきっかけが誰にとってもひとつはあるような作品なのかもしれません。前置きが長くなりました、そろそろ感想をば。
すみれは一言で言えば壮絶な人生を歩んできた人物でした。とてもエネルギッシュで行動派。彼女のように生きられたらどんな人生も拓けるだろうな。物語の舞台が日本になったからかもしれませんが、物語が心に入ってくる度合いがパリに比べてまるで違いました。当時よりも年齢を重ねているということもあるでしょうけれど。倍賞千恵子さんがとても美しく輝きを放っていて役にぴったりでした。
浩二は木村拓哉さんが演じていて、山田洋次監督の作品すべてを観てきたわけではありませんが群を抜いて二枚目だな…と思っていたのですが、違和感はありませんでした。ふふって笑えるシーンもあって(85歳と言って嫁に電話切られるところとか)好きでした。でももしかすると、大泉洋さんあたりだと、より作品にしっくりきたかも?と思ったりもしました。
僕にはまだ死ぬ前にもう一度見ておきたい景色や、巡っておきたい土地というものがありません。すべてが現在進行形で、過去になっていないからなのでしょう。今が過去になった何十年後かに巡れたら素敵です。それまでは、すみれさんのような逞しさに憧れながら生きようと思います。
[パリタクシー]を観ていない人にとってはある程度の感動モノでしょう...
いろいろと考えさせられる映画 世代的には私の母と同じくらい。 昔の...
昭和を感じて
『好き嫌いがわかれるであろう映画』
私は好きです。
昭和の時代を生きてきた方にはおすすめします。
感想を聞かれるたびそう答えています。
まず驚かされたのは、倍賞千恵子さんの持ち物や服飾品の数々、ネイルやメイクでした。
そしてそれらに全く引けを取らない倍賞さん自身のオーラ。
あれいくらだっけ!?あれ何カラット!?と少し下世話なことを考えつつも、気難しくもかわいらしく品のあるおばあさんにとても惹きつけられました。
映し出される東京や横浜の風景も非常に魅力的で、おしゃれでありながらどこか情緒を感じさせる独特の映り方がとても素敵。
予告でよくある“想像できない展開”系の作品は大体筋が読めてしまいますが、すみれさんに関しては途中思わず「そうきたか…!」とうなってしまいました。
(後ろに座っていたご夫婦のご主人は小さく「ひっ…」と声を上げていました)
したたかで、きれいでかわいい女性が好きな自分にとって、この映画は刺さる映画でした。正直「キムタク映画でしょ」と侮っていた部分が大きかったのですが、いい意味で裏切られました。スタイリッシュさと人間味が絶妙に混ざり合っていて、見終わった後にじんわり余韻が残る一本でした。
昭和の街並みや、ダンスホール、音楽、服装。
すみれさんと同世代の祖父母を誘ってもう一度見に行くのもいいかなと思っています。
一緒に観光している気分で…
東京観光
イマイチかな〜
「人生はまさに一期一会」
個人タクシーの運転手、宇佐美浩二(木村拓哉)は夜勤明けで疲れ切っていました。娘の進学、車の車検と当面のお金に苦しむ状況でありました。朝方寝ていた浩二に同僚の運転手から電話が入り、東京柴又から高齢のマダム(倍賞千恵子)を老人ホームのある葉山まで乗せることになりました。
タクシーに乗ったマダムは東京の街をめぐりながら、浩二に話しかけます。戦争での東京大空襲、初恋、不遇な結婚、事件、そして意を決した行動。マダムの話の内容はまさに昭和史であり、昭和生まれの私にすれば、理解しやすく、ぐっとくるものがありました。
マダムはある提案をします。自分のことをすみれと運転手のことを浩二さんと呼び合いましょうと。そこから二人の心の距離感はぐっと近くなります。マダムは自分のことだけでなく、浩二の初恋や結婚の相手を聞き、奥さんのことを素直に愛していると言えない浩二にダメだしします。浩二もすみれさんの話を聞き、自分の妻に対する態度を深く考えさせる貴重なアドバイスと受け取ります。
二人のつながりは深くなります。横浜で一緒に食事し老人ホームに送り届ける浩二。すみれさんは乗客ではなく、浩二も運転手ではなく、一人の人間同士として深くつながりお互いを思いやります。二人の心の交流が手に取るように伝わってくる山田洋次監督の演出は見事でした。
すみれさんの若い時を蒼井優が好演。気が強く情熱的に演じているからこそ、不遇な結婚での事件もうなずけるような気がします。木村拓哉は、ほぼ受け身の抑えた演技が良かったです。話をよく聞く、じっくり聞く、相手の人生に入って聞く、その姿に倍賞千恵子が心を開いていく、まさに一期一会の素晴らしい出会いと別れがスクリーンに映し出されたのです。
このような静かな映画でありながら、見る者の心を揺さぶる映画を作れるのは、やはり「寅さん」シリーズや人間の優しさを表現してきた山田洋次監督の真骨頂でありましょう。人間は心で動く、この映画を観て改めて感じさせられました。
山田洋次節VSキムタク節
2025年劇場鑑賞327本目。
エンドロール後映像無し。
山田洋次監督の作品に出るとなぜか独特の節回しになってしまう(アニメだと富野由悠季作品に出た声優がそえなる)のですが、キムタクも彼独特の節回しがあり、じゃあそれがぶつかるとどうなるのかとおもったのですが、キムタクが全くブレずにキムタク節で、皮肉でもなんでもなくすげぇと思いました。
地方在住だと距離感が掴めなくて、てっきり1泊するくらいの遠距離をタクシーで旅する話だと思っていて、その距離の運賃だけで100万くらいいくのかなと思いましたが、結構早く着いてしまいなんかさみしく感じてしまいました。
原作のパリタクシーは観ていた気がしていたのですが、レビューしてなかったので観てなかったみたいです。似た映画は観たんだけどなんだっけな。
観ていて優しい気持ちになりましたし、オチはもう誰もが予想できるものなんですが、期待しているオチでもあったので満足です。ちょっとそこまで必要ない気はしますが。
電話の声だけで出演している人が2人いて、片方はスマホに顔の写真があったので分かったのですが、もう1人誰だろと思っていたのが、エンドクレジットでその電話の二人だけが名前セットで出ていてなんというかアレなことするなぁと思いました(笑)
山田洋次監督作品常連の小林稔侍もチラッと出てくるのですが、特殊メイクかと思うくらい老けていらっしゃってちょっとショックでした。
倍賞千恵子さんが可愛い。
なんか色々と書きたい事あったんですが、
まとまらないので箇条書きで。
案外、重い映画だった。
ライトな感覚で観に行ったので最初戸惑った。
兎に角、倍賞千恵子さんが可愛かった。
木村拓哉さんを落としに行く演技、振る舞い、
佇まいは流石と感じた。
最後、自分だったら別の選択をえらんでたかもw
それ位、過去を払拭して、新しくも儚い恋をする
乙女な女性を演じていました。
優香さんの演技が、演技というか、
あの雰囲気には驚いた。メイクのなせる技も
あるのだろうが、それを跳ね返す様な
疲れた主婦の演技は素晴らしかった。
蒼井優さんの色気が強烈でした。
昭和のポルノちっくな生肌の露出、下着姿、
時代背景に翻弄されて行く役を見事に
演技きっていた。
こんな強烈な印象を残す女優陣の
木村拓哉さんへの忖度なしの熱演が
木村拓哉さんを凌駕しているのか?
それとも、
木村拓哉さんが敢えて個性を押し殺し、
女性が主役のこの映画を熱演したのだろうか?
と、勘ぐってしまう位、
木村拓哉さんは黒子に徹する演技だった。
プロモーションの前面に出ているので
主演に思っていたが、助演ですね。
木村拓哉さんの事でしょう。
わきまえた演技だと思う。良かったです。
色々書きましたが、
この俳優陣をまとめ上げる
山田洋次監督が素晴らしいんだろう。
って事で落ち着きました。
マイナスだったのは、街並みの背景が
思ったより少なく、
ロードムービーとは言いませんが
東京の空気感が感じられなかったから。
柴又〜言問橋〜千住〜上野〜神宮の銀杏並木
渋谷〜 で、何で又、秋葉原?って思った。
方向方向!w
お正月映画で観たいと思ってましたが、
銀杏並木が映える切ない秋に観てぴったりだった。
別の方向にチャレンジしてほしかった
色々と語りかけてくる
素直に楽しめた
じんわりと心を揺さぶられました。
東京タクシー
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