TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価
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ノスタルジーではなく…
原作未見
東京の景色や観光名所の映像が
すみれと宇佐美の会話に合わせて流れる
関東在住の人には見慣れた景色でノスタルジックな気持ちになるのかもしれないけれど
地方民は特に想いを馳せる事も出来ず…
ノスタルジーと言うよりも昭和感そのもので
良くも悪くも山田洋次作品という印象
良かったのは
ハイスペ、特殊な職業役ではなく
普通のタクシードライバーなおじさんの木村拓哉が観れた事と
倍賞千恵子さんと木村拓哉の掛け合い
そして若き日のすみれ役の蒼井優さんの演技が素晴らしかった!
クズ夫役の迫田さんにかなり吐き気が…
最後の落ちは容易に想像できたし
こんな夢物語現実にはあり得ないと思ったけれど
宇佐美の「間違ってた」の言葉に
人生は長いようで短い
生まれる時もひとり
死ぬ時もひとり
そんな事を思い浮かべ
年老いた両親と過ごす時間について改めて考えさせられた
残念だったのは
鑑賞年齢層が高いからなのか
隣の老婆達が上映中にお喋り&鞄からガサゴソとお菓子か何かを取り出し分け合って食べるなどしており
かなり迷惑だった
高齢化が進み仕方ないのかもしれないけれど
老害が増えるのは困る
自分は将来ああならない様にしようと改めて思った
素敵にリメイク
東京タクシー追憶巡りコースお一人様
二年前に観た『パリタクシー』は、フランス映画らしい人情ものだったけど、日本版リメイクもオリジナルをリスペクトしながら山田洋次らしい丁寧な仕上がりです。施設に向かう老齢の女性と、丸一日かけて彼女の思い出の場所巡りをするタクシー運転手のお話しは原作通りだし、戦争の悲劇、女性の地位の低さなどもしっかりと踏襲しています。それでいて、この作品に惹かれるのは、老女と中年の運転手との会話がなんとも暖かく心地良いことにあると思います。これだけはどうしようもないけど、パリと違って東京は昔を偲ぶ場所があまりないので、ノスタルジーがあまり感じられないのが残念。役者では、倍賞千恵子のチャーミングでありながら落ちついたトーンの台詞回しが自然に耳に入ってくるようです。木村拓哉も原作のような気難しい感じではなく、フツーの中年男を肩の力が抜いて自然に演じているのがよかったです。
溶接用ガスバーナーの代わりは·····
予告編を観るたびに、
パリタクシーのパクりだよね〜
山田洋次監督も、もうそんなにネタないだろうしなぁ。倍賞千恵子もプラン75っていう映画じゃ、ほんとに哀れだったから、あんまし観たくないなぁ、キムタクの映画も気がすすまないし·······
それに
溶接用ガスバーナーの代わりはどうするのよ?
パリタクシーへのリスペクト、オマージュに溢れていた。題名もストレートで潔し。
木村タクシーではなく、宇佐美タクシーだったが、高野すみれにとってはキム(金)タクだったわけだ。そんなに背が高くいわけでもないし、足が長いわけでもないが····
優香も志村けんとコントしてた頃にくらべると、普通のおばさんになってたけど、とてもよかった。
キャストでもっとも気になっていたのは
小林稔侍。
ホテルのお誕生日会のおじいちゃん役。
この映画が遺作になりませんように🙏
小さいおうちでの米倉斉加年みたいに。
ワタシにとって、小林稔侍の最高作品は
眠狂四郎円月殺法無惨乙女肌魔性剣三島の巻の臥竜軒役。
小切手の金額は桁が多すぎて、わかんなかった💢
【フローレンス·ジョイナー】
ひょうきん族時代に明石家さんまのジョイナ、ジョイナーってギャグがあった。
ネイルの話しは知らなかった。
1998年に38歳の若さで脳出血で亡くなっていたのも知らなかった。
高速は使わないでって言ってたから、第三京浜経由かなと思ったら、やっぱりベイブリッジ、みなとみらいは外せない。
窓からマリーナのみえる葉山ではなくとも、老ホームに入居していた老親の死に目に会えなかった人も多いだろうから、そういう意味でも、キムタクのおれは間違っていたんだと後悔するシーンはジーンとくること間違いなし😎
天ぷらは当分食べたくない😰
甘い評価ですが、オリジナル版より僕には山田監督版が染みる
(横浜みなとみらい桜木町駅横の映画館へ行く。
ところが場内が巣鴨商店街に迷い込んだような人模様。
パラレルワールドに迷い込んだのだろうか。
僕だって還暦世代だが、もっとシニア世代80代ばかりの観客ほぼ満席。)
オリジナル版『パリタクシー』は(本当は恐ろしいグリム童話)だったが、
山田洋次版はジンとする人情噺にまとめた。
オリジナル版は主人公老婆が傲慢で、トイレをするのでも小路のレストランを借りて渋滞を起こしてもヘッチャラみたいで呆れたが、
山田洋次版は教会(養護施設併設)に寄る、という配慮。
さすが山田監督。
木村拓哉さんは、もちろん昔から(『あすなろ白書』とか映画『シュート!』とか)素敵だが、
カッコつけ、なければならない?キムタクのイメージもあり大変だろう、と同情した。
ここまで長い間スターであること。
カッコつけなければいけないこと。
でも「TOKYOタクシー」のキムタクは生活に疲れている中年役を優しさや可愛げも含め、魅せる。
さすが長い間スターだけある。
(実はプライベートに近い役なのでは?と見た。
きっと木村パパは、家庭でこんな感じなんだろうな、
と。)
僕が子供の頃は町に松竹直営館があり、『男はつらいよ』シリーズは必ず映画館で観ていた。
倍賞千恵子さんをスクリーンで、もう50年ほど観ている。
この役を倍賞千恵子さんが演じられて、柔らかくて、
よかった。
まだまだ魅せてください。
山田監督も。
可もなく不可もなく。最後は良かったかな
回想がメインで話が盛り上がる場面もなく淡々と過ぎていきました。そういう趣旨の映画でしょうから仕方ないかもしれないですが、欲を言えばもう少し心に刺さる言葉が何かあるといいなと思いました。ちょっと退屈。
最後の手紙の場面は良かったかなと思います。ここで啜り泣く声が劇場内のあちこちから聞こえてきました。
きっかけは
母と観に行きました
さんまさんがそのままドライバーしてたらもっと楽しいロードムービーだったかも、を観終わったあと想像してしまった
寅さん大好き、山田洋次作品大好きなので悪い評価になるはずがありません。私の大偏見ですのであしからず。
帝釈天を待ち合わせ場所にスタートする時点でニヤニヤが止まらない。画面のどこかにAI寅さんが映り込んでいないか探してしまう自分w。二人の会話よりも都内のタクシーが巡るコースを頭の中で再現するのを楽しんでいた。言問橋のたもとでタクシーを止めて80年前の戦争の悲劇を語ったあと、タクシーはどういうわけか浅草寺を正面に右折していくのであれ?言問橋にまた向かっていく?とプチパニックw。そこからずっと、タクシーの走行軌跡を頭の中で描き続けてた。いや~、誰かとタクシー走行経路の答え合わせをやってみたいな。
原作のフランス映画「パリタクシー」も見たくなった。物語は王道だから世界中の都市を舞台設定にして作品が作れそう。作品の中に出てくる施設はほぼ実在の施設だったから葉山の老人ホーム(今はそういわない?)の対応がムカついて「撮影協力した老人ホームはマイナスイメージついちゃうんじゃないか」と勝手に心配したが、さすがに本物の老人ホームでのロケじゃないよね。
都内を抜けて神奈川は石川町の元町通りでの二人腕組して歩くシーンだけ、やけにカメラが上下にぶれていて、いいシーンなのにこのシーンでカメラ酔いしそうになった。何故になんなに揺れて撮影したんだろ?
タイトルの通り、賠償千恵子さん演じるスミレさんが、腰を痛めてなければ本来運転手をする予定だったさんまさんとのタクシー旅行をしていたら、もっと楽しいロードムービーになっていただろうことを想像するもの楽しみ方のの一つだったりするw
普通の話
個人的には木村拓哉さんのベストアクト、過去作含め一番好きです
秀作だった『パリタクシー』(2022)のリメイクでストーリーはほぼ同じ、タクシー運転手を木村拓哉さん、乗客の老婦人を倍賞千恵子さんが演じ、舞台をフランスから日本に置き換えた作品です
オリジナルのフランス・パリの街並みに対し本作は東京〜葉山の街並みが描かれ、これはこれでとても楽しめました
特に物語のスタート地点が本作の山田洋次監督と“さくら”こと倍賞さん 両名のゆかりの地、『男はつらいよ』シリーズの舞台でもある葛飾柴又の帝釈天、この始まりからグッときました
始めの方でオリジナルと同じストーリー運びというのが解ったので、この先何が起こるか想像でき、ただ ほのぼのとした内容ではないことを理解、なのでオリジナルを観た時ほど意外な展開に驚きはなく、想定内の顛末を落ち着いて観られました
しかも倍賞さんの若い頃を演じる蒼井優さんもすごく合っていたし、彼女の行う“事”も大筋同じ、でもオリジナルの方がかなりえげつなかったけど(恐)
そして、とにかく本作の木村拓哉さんがすごくいい、山田洋次監督作品には『武士の一分』(2006)以来19年ぶりの出演でしかも今回は現代劇ということで相性がどうかな、“ザ・木村拓哉 映画”になってなきゃいいけど、と思って怖怖 観ましたが、全く問題なく、逆にとてもしっくりきていて素晴らしかったです
等身大の中年男があんなに合うとは正直 予想外でした、歳を重ね とてもいい雰囲気があるので、これからも肩肘はらずにこういった役を演じられたらいいかと思いました
そして木村さんの奥さん役を演っている優香さん、久しぶりに見ましたがとても綺麗で魅力的な女性になりました、出番は少ないものの自分にとってはすごく印象的でした
あと、エンドクレジット見て明石家さんまさん!?・・・気づきませんでしたが、終わってからネットで調べて納得しました
ハウルのコンビの共演
いまを生きているから
「今生きてるから、この景色を見ることができるんです。死ななくて良かったんだ。すみれさんは。」
たまたま頼まれた長距離運転。タクシードライバーの宇佐美浩二(木村拓哉)がピックアップした85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)は面倒くさそうな人だ。注文に応じて東京のあちこちを巡りながら葉山の老人ホームへ向かう2人。すみれの人生も辿りながら。
最初は寝ててくれないかなと思って面倒くさそうにしていた浩二も段々と話に引き込まれていき、自身の生活の話もしながらお互いに共感を深めていく。
すみれの東京での生活は決して良いことばかりでは無かった。悲しい出来事を思い出しながら横浜へやってきたときに浩二は冒頭の台詞をすみれへ告げる。
港町横浜はすみれの人生と今日という日を祝うように美しいイルミネーションを見せる。
この映画の旅は柴又帝釈天から始まる。言わずと知れた山田洋次監督の代表作「男はつらいよ」の舞台だ。倍賞千恵子はさくらとしてこの町で暮らした。山田洋次監督と倍賞千恵子の記憶のオーバーラップ。人生の総括もこの作品には含まれていると思わずにはいられない。
倍賞千恵子の華やかでちょっと意地が悪そうな中から染み出る優しさが素敵。
木村拓哉はお金を稼がないといけないのに長距離の仕事という稼げる案件に何故か張り切らない。どこか人生に保護線を引いている。そんなキムタクを「駄目よ、そんなんじゃ」と叱る倍賞千恵子。「ハウルの動く城」のソフィーとハウルを思い出した。
ぶっきらぼうだけどさりげなく優しい宇佐美浩二を木村拓哉が好演。今作の木村拓哉は本当に良い。自然体でさり気ない。木村拓哉の代表作だと言っていいと思う。
人と人との関係で嬉しいことはなんだろう。
優しくしてもらったり助けてもらったりといろいろあると思う。
でもこの映画のように自分の人生に共感してもらえた時ほど嬉しいことは無いだろう。
そして、自分の気持ちは伝えられるときにまっすぐに伝えないとその機会は永遠に失われてしまうかもしれない。
この映画の最後は悲しくてほんのりくだらない。でも、時にはそんなくだらなさがあったっていい。
すみれは言う。「昔の日本は良かった所だってあったのよ。楽しい音楽が流れてお店だってたくさんあったし。なによりみんな元気だった。」
ちゃんと生きていたら良いこともあるよね。
キムタクだから観ました
パリタクシー(2022年、クリスチャン・カリオン監督)のリメイクだそうです。
優しい時間が流れておりました。
ラストにちょっとだけ盛り上がる感じです。
運転手キムタクをアップでずっとみて居られて幸せ…笑
公開2日目で 年配の方が多かったです。
派手さはないですが こういう映画を年末年始に観たら 良い年越しができそうですよ!
とても良かった。倍賞千恵子さんの深みのある人生がにじむような声。だ...
東京の車窓から
すごく良い映画ではあったけど、角川シネマ有楽町をメインに、小規模の公開だった『パリタクシー』をリメイクに選ぶなんて、なんで?ってのが最初の感想。
山田洋次監督だから、おかしな改悪はないってことは分かるとはいえ、正直なところ「どう変わったか観てやろうじゃないの」的な、少し意地悪な気持ちはあったかな。
慰霊碑のエピソードを東京大空襲に置き換えるとは、なるほどオリジナルを踏襲しつつ、上手く日本映画として落とし込んだなぁと感心。
その時点で、この映画に対する邪な気持ちは無くなった。
内容を知っているから迫田さん登場で、お前がアイツかー!と怒りが先走り。当然ながらやっぱりイヤな奴。
そしてこちらでもやはりザマァな目に遭うワケだけど、『パリタクシー』を観ていない方が、すみれさんの過去のインパクトはあるのかな。
実際、一緒に行った母も驚いていたし。
最後のすみれさんからの贈り物に関しては、娘の進学エピソードを加えたことで、あげる理由としてしっくりくるなと思った。
柴又がスタートだったり、電話出演に大物引っ張ってきたり、遊び心もあって面白かった。
ルートは無茶苦茶だった気がするけど。
二人の会話がとても良い
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