TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価
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ドラマでは完全にありふれた……
まず初めに、
映画開始登場人物にて倍賞千恵子と初めに出た時に、作品の期待度がガッツリ上がりました。
で、本編が始まった訳ですが、
ストーリーはありきたりなドラマ風です。
東京の名所を回りながらタクシーの中で客と運転手の会話がメインとなるほんとありきたりな話、
……ですが、ですがです。
なんだこの話の持っていき方は、(さすがの監督です。)とあの演技は!
木村拓哉さんも倍賞千恵子さん、後他の方も、この映画に完全にハマっていました。すごいです。
特に倍賞千恵子さん、地でやっていると
した思いません。恐れ多いですが、さすがです。
是非、劇場でゆっくりした気持ちでの鑑賞をすすめます。
追伸ですが嫁さんのヤキモチが面白かったです。
キムタクの涙が胸熱
『パリタクシー』は鑑賞していたので、
本作でどのようにアレンジがなされているか
楽しみに鑑賞。
舞台を日本・東京として、すみれさん(倍賞千恵子)の
壮絶な過去が日本ならではとなっていて、
すんなり受け止められるアレンジが施されていた。
在日朝鮮人帰国事業により、
自身の子どもができたと知らずに
すみれのもとを去る恋人。
当時の日本の夫婦では当たり前だった(と描かれる)暴力を振るう夫。
それは子どもに対しても。
すみれによるハードなリベンジは
すみれに同情・共感する人はいれど、夫に共感する人は
現代には不在だろう。
そのすみれの語り口をタクシードライバーとして
受け止める宇佐美浩二(木村拓哉)。
すみれとの関係性が構築されていく中で、
すみれからジェントルマンと評される宇佐美は
確かにすみれへの真摯な振る舞いが紳士である。
他作品では見られないキムタクがそこにいる。
照れながら笑ったり、さりげなくすみれを気遣う宇佐美が
おっさんではあるものの、やはりかっこいい。
ラストは『パリタクシー』と同じだが、
やはり倍賞千恵子と木村拓哉の演技力による表現が
素晴らしく、私は本作のほうが圧倒的に好きだ。
ラストでタクシーを運転しながら涙をこぼし、
その涙をサッと拭う宇佐美に猛烈に共感したし、
私自身も涙を流して感動した。
私としては、過去一キムタクがハマった役だと思った。
パンフレットも購入したので、余韻に浸りたいと思う。
トラさんかなぁ…
はとバスツアー
一桁違ったわ
フランス映画パリタクシーが原作ということですが、これが名匠・山田洋次監督による日本の映画なんだと感じました。
横浜に住んで30年になりますがそれなりに見慣れたTOKYOの街並みが楽しかったです。
柴又帝釈天の参道から始まる旅は山田監督のこの映画への愛情のように受け取りました。
個人的には特に親しみある丸子橋のシーンはうれしかったです。
監督は木村さんに「受け身の役は非常に難しい。立つ、歩く、座るというさり気ない姿を大切に映したい」と伝えたそうです。それを見事に演じられていたと見受けました。
実はキムタクが主役なのかぁと、見るのを躊躇う気持ちがありましたがそんな事は無く見て良かったです。
田舎の母親に東京横浜を案内してやりたくなりました。
やはりお金
を貰わないと感動出来ないと改めて思った。なんかペラペラして、切羽詰まった感のないキムタクが真摯に接客をしたお礼だったのだろうから。
倍賞さんが車中でどんどん華やいでいく感じが凄かった。
パリタクシーではちょん切ったっけ? 天ぷら油は何か考えてたのか、どうだったのか。
素晴らしい👍
しみじみと心に沁みます
こんなに東京ってキレイでしたっけ? もちろん裏のダーティだって当然ありましょうが、美しいところも当然ある。その良きところだけを東京観光風に愛でて、ハートウォーミングにしてくれる。映画って本当にいいですね。
素晴らしい佳作です、ほっこりと心温まり、観て本当によかったと。昨年の今頃の撮影のようで、この晩秋にこそ観る価値絶大です。初日の鑑賞でしたが、随分と観客が入ってまして、山田洋次ブランドの威力を感じました。原作がフランス映画「パリタクシー」2023年 だとか、流れるクレジットを見て初めて知った次第。残念ながら私は観ておらず、ですが本の映画化と同じく、リメイクだろうと原作本(映画)との比較はさして意味がありません。一緒に観た多くの観客にとっても山田洋次の脚本・監督作として観ているわけで、原作をどう料理しようが構わない。ただ、お洒落なファンタジーの要素が非日本的に感じたのは確かでした。
御年94歳ですよ!日本の至宝監督の新作がこうして観られるなんて、有難い限り。実際、次は?次は?でここまで来ましたが、必ず「その時」は来るのですから覚悟は必要でしょう。だからと言って慰労の意味合いで本作を甘やかすのは失礼にあたります。シンプルな小品ですが、しみじみと心の温かさは確かなものです。
タクシーの運転手と客である老婦人の2人っきりの会話劇。基調は映画「ドライビング Miss デイジー」1989年 がヒントと思われます。当然に老婦人が主軸であって、倍賞千恵子が当然のようにキャスティングですが、「男はつらいよ」の印象からして庶民的な化粧っ気のない役から一転バッチリメイク、指先ネイルのテンコ盛りデコレーションのマダム風情に驚きましたが、まるで違和感ありません。ちょいと江戸っ子らしいストレートな物言いを演じ、小気味よい。ほぼ役と同年で殆ど座ったままの演技ってのも、配慮がなされれ、良く練られたものです。
対する運転手役の木村拓哉もいい味わいの役者になったもので。何を演じても「木村拓哉」と言われた時期もありましたが、苦節を感じさせ、老婦人への思い遣りを徐々に解き放つ優しさが秀逸です。音大付属高校への推薦入学とは、金が否応なくかかりますが、「娘があれ程喜んでいるのだから、やるっきゃないでしょ」のセリフは親心全開で、同時にラストに繋がる本作のベクトルとなるわけで。
老婦人の過去が少しずつ語られ、その都度フラッシュバックで描かれます。すっかり監督に気に入られた蒼井優が若き日のすみれに扮しますが、昭和っぽさが妙に似合います。夫役の迫田孝也は本当にクズ男の役が多く、イケメンなのにお気の毒としか言いようがありません。あそこに熱した油を掛けられたら、どんな表情になるのが、演ずる上で相当に悩まれたと思いますね。ただ、この「仕打ち」は浮気三昧のような馬鹿旦那に対する発想行為で、このシチュエーションには少々違和感を感じます。そもそも大陸的な大胆過ぎる行為で、間違えば逆・阿部定ですからね。だから翻訳ものなんだと納得してしまいます。
東京大空襲に始まり、北朝鮮帰国事業、家庭内暴力、男尊女卑など、「昭和」そのものを総括したようなエピソードに、山田監督御自身の総括のようにも感じてしまいました。柴又を出発点とし神奈川の葉山まで、10時間以上に渡るタクシーの料金ってのを聞いてみたかったのに、サッとそこをスルーしてしまうのであれ? でしたがそれを伏線にして1週間後の幻の再会に繋がる作劇が巧妙。都区内の土地と家を売るとなれば、あのくらいの金額は当然でしょうが、妻役の優香が驚き崩れるのもわかります。
監督のインタビュー記事によりますと、巨大で精緻なLEDスクリーンを背景に車内シーンをスタジオで撮影されたとか。まるで違和感なく、アングル替えても自由自在でリアルな撮影が出来るって凄いことです。監督も主演も高齢であればこんなのもアリでしょうね。もっともっとこのタクシーに乗っていたいと思いました。
ホテルへ泊まりたい
※リメイク元の作品は見ていません
正直、思ったのと違いました。
でも見てて楽しかったです。
まさか戦争の話から物語が進むとは思いませんでした(汗)
ちょっと辛い展開で暗くなりそうな昔話でしたが、流石倍賞千恵子さん、爽やかに見せてくれました。聞いてる木村拓哉さんの演技、私の心情を表現してくれてる様に勝手に感じながら見てましたw
すみれさんは何気にお金持ちで、嫁さんの実家を買い取って、浩二の家族と親戚付き合いの様に明るく楽し余生を過ごすんじゃあないの?そんなハッピーエンドを予想しながら見てました。
でもスクリーンに流れてくる物語は予想とは違ってました。
終盤、浩二が会いに行ったら亡くなっていたなんて⋯
置き手紙と小切手、切な過ぎです!
浩二の家族は救われましたが、どーせならすみれさんにも幸せな余生を送って欲しかったです。
それでも、浩二との時間が幸せな濃密な想い出として刻まれたんでしょう。
登場人物の死で物語を彩る(?)なんて、物語として一番ズルい!
でも、良い作品でした!ありがとう御座います、
心に響く素敵な感動物語
フランス映画「パリタクシー」を原作にしてリメイクしたヒューマンドラマ。原作のパリタクシーは鑑賞済でストーリーは知っていましたが、主演の二人・倍賞千恵子と木村拓哉の演技が本当に素晴らしく原作以上の感動で自然と涙が溢れ出ました。
2025-169
元町を歩くお二人、素敵です。
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