「果てしなきキムタクシー」TOKYOタクシー minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
果てしなきキムタクシー
原作「パリタクシー」未見。キムタクシー。言いたかっただけ。
木村拓哉さんが運転する個人タクシーが倍賞千恵子さんを乗せる話。タクシー車内の個室の会話劇と思いきや、倍賞千恵子さんが戦後どのように生きてきたかを自分語りするドラマがしっかり目に入る。
オチは何となく想像したとおりに着地するのだが、途中からきっちり泣かされた。
戦後の時代の波に翻弄され救われることのなかった人生と、平和な現代日本の個人主義が交錯し、お互いに認めあい、慈しむ姿が美しく、切ない。
同じようなシーンを思い出した。「果てしなきスカーレット」。スカーレットが倍賞千恵子、聖(ひじり)が木村拓哉、渋谷スクランブル交差点のタコ踊りが横浜みなとみらいの夜景だ。
現代を生きる我々は、後に続く者たちに、何を残していけるのだろうと考える。
やっぱりお金か。お金なのか。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
