「心残り」TOKYOタクシー 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
心残り
山田洋二監督作の倍賞千恵子主演という事で鑑賞。
タクシーの待ち合わせが柴又の帝釈天前というのが、嬉しかったです。
全体的に落ち着いたトーンで上品な印象の映画でしたが、倍賞千恵子が語る過去の出来事で
ショッキングなシーンがあり、そこが強く印象に残りすぎて、鑑賞中にノイズとして邪魔になりました。
幼い息子に暴力を振るう夫への制裁が、鍋に溶かした睡眠薬を煮詰めて、濃度の高い睡眠薬を飲ませて死なせるのかと思いきや、煮詰めていたのは油(?)で、それを・・・
その元夫は現在も80代の老人としてまだ生きているのか?どんな人生を歩んだのか?復讐は考えなかったのか?とか、頭の中で元夫のスピンオフ映画ができそうなほど考え込んでしまいました。
終盤、倍賞千恵子演じる老婦人のわがままのような願い事、それに対する木村拓哉演じるタクシードライバーの対応が悲しかったですね。いつまでも心残りになりそうです。年老いた母親を思い出し、親のわがままは素直に聞こうと思いました。
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