「さんまさんがそのままドライバーしてたらもっと楽しいロードムービーだったかも、を観終わったあと想像してしまった」TOKYOタクシー 椿六十郎さんの映画レビュー(感想・評価)
さんまさんがそのままドライバーしてたらもっと楽しいロードムービーだったかも、を観終わったあと想像してしまった
寅さん大好き、山田洋次作品大好きなので悪い評価になるはずがありません。私の大偏見ですのであしからず。
帝釈天を待ち合わせ場所にスタートする時点でニヤニヤが止まらない。画面のどこかにAI寅さんが映り込んでいないか探してしまう自分w。二人の会話よりも都内のタクシーが巡るコースを頭の中で再現するのを楽しんでいた。言問橋のたもとでタクシーを止めて80年前の戦争の悲劇を語ったあと、タクシーはどういうわけか浅草寺を正面に右折していくのであれ?言問橋にまた向かっていく?とプチパニックw。そこからずっと、タクシーの走行軌跡を頭の中で描き続けてた。いや~、誰かとタクシー走行経路の答え合わせをやってみたいな。
原作のフランス映画「パリタクシー」も見たくなった。物語は王道だから世界中の都市を舞台設定にして作品が作れそう。作品の中に出てくる施設はほぼ実在の施設だったから葉山の老人ホーム(今はそういわない?)の対応がムカついて「撮影協力した老人ホームはマイナスイメージついちゃうんじゃないか」と勝手に心配したが、さすがに本物の老人ホームでのロケじゃないよね。
都内を抜けて神奈川は石川町の元町通りでの二人腕組して歩くシーンだけ、やけにカメラが上下にぶれていて、いいシーンなのにこのシーンでカメラ酔いしそうになった。何故になんなに揺れて撮影したんだろ?
タイトルの通り、賠償千恵子さん演じるスミレさんが、腰を痛めてなければ本来運転手をする予定だったさんまさんとのタクシー旅行をしていたら、もっと楽しいロードムービーになっていただろうことを想像するもの楽しみ方のの一つだったりするw
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