「東京の車窓から」TOKYOタクシー コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
東京の車窓から
すごく良い映画ではあったけど、角川シネマ有楽町をメインに、小規模の公開だった『パリタクシー』をリメイクに選ぶなんて、なんで?ってのが最初の感想。
山田洋次監督だから、おかしな改悪はないってことは分かるとはいえ、正直なところ「どう変わったか観てやろうじゃないの」的な、少し意地悪な気持ちはあったかな。
慰霊碑のエピソードを東京大空襲に置き換えるとは、なるほどオリジナルを踏襲しつつ、上手く日本映画として落とし込んだなぁと感心。
その時点で、この映画に対する邪な気持ちは無くなった。
内容を知っているから迫田さん登場で、お前がアイツかー!と怒りが先走り。当然ながらやっぱりイヤな奴。
そしてこちらでもやはりザマァな目に遭うワケだけど、『パリタクシー』を観ていない方が、すみれさんの過去のインパクトはあるのかな。
実際、一緒に行った母も驚いていたし。
最後のすみれさんからの贈り物に関しては、娘の進学エピソードを加えたことで、あげる理由としてしっくりくるなと思った。
柴又がスタートだったり、電話出演に大物引っ張ってきたり、遊び心もあって面白かった。
ルートは無茶苦茶だった気がするけど。
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