「女版寅さん(ラヂオドラマ仕立て?)」TOKYOタクシー gottamaさんの映画レビュー(感想・評価)
女版寅さん(ラヂオドラマ仕立て?)
山田洋二監督の久々の一本。
倍賞美津子の圧倒的演技力と押さえた演技の木村拓哉のロードムービーが秀逸。
なんだか途中で、ラジオ劇みたいだなあと妄想した。
脚本が良いからセリフのやり取りがそのまま画面を連想させる。
きっと撮る時は容易にカットが撮れたのでは?
どの人の人生も奇異に溢れ、終末になって初めてその長さと短さに気づいてしまう。
男と女,そして子供。その関係は複雑。しかし愛憎があって成り立っている。その一瞬はただ悲しかったり、嬉しかったりシーソーみたいに振り回される。
私にも覚えがいっぱいあり、
思わず画面とストーリーに自分を重ねてしまった。
1日の永く短いタクシー旅が終わった時、そのエピローグの場面で不覚にも涙が溢れてしまいました。
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